for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

NY市場サマリー(7日)米国株は主要3指数が最高値、ドル上昇

[7日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが2018年3月以来の安値水準から切り返し1週間ぶりの高値を付けた。今後数四半期で経済が回復するとの期待が高まった。一方、ユーロは利益確定売りに押された。

ドル指数は0.53%高の89.785。一時89.979まで上昇した。ユーロは0.43%安の1.2272ドル。

前日にはトランプ大統領の支持者による連邦議会への乱入で米大統領選の選挙人投票集計が中断されたが、その後、民主党のバイデン氏を次期大統領に正式に認定。これを受け、追加の財政刺激策への期待が高まり長期債利回りが上昇した。

米10年債利回りは前日に3月以降で初めて1%を回復し、この日は一時1.088%を付けた。

FXストリート・ドットコムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は「前日と同様に米金利が上昇し始めている。大きな動きではないが、方向性としては正しく、今後の道筋を示している」と指摘。「新型コロナウイルスワクチンが効果を発揮しパンデミック(世界的大流行)が終息するまでどのくらいの時間がかかるのかは議論の余地があるが、終息すれば米経済の回復力は格段に高まり、ドル高につながる」と述べた。

<債券> 米金融・債券市場では長期債利回りがこの日も上昇した。市場では民主党新政権と予想される景気刺激策拡大について織り込みが進んだ。

前日に3月以来初めて1%台を付けた米10年債利回りは、終盤の取引で3.2ベーシスポイント(bp)上昇の1.0744%となった。

USバンク・ウェルス・マネジメントの債券調査部門責任者、ビル・メルツ氏は、民主党が新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を支援するために大規模な景気刺激策を推進するという見通しは、「米連邦準備理事会(FRB)の政策によって短期債が固定化されていることを考えると、可能な範囲で金利市場の正常化」継続を後押しすると述べた。

また、民主党はすでに下院で過半数を占めていることから、「ジョージア州上院選は現在の景気刺激トレンドのさらなる追い風となり、国債利回りに上昇圧力が加わった」と語った。

ナットアライアンスの国際債券部門責任者、アンドリュー・ブレナー氏は、FRBが債券買い入れの削減を視野に入れる中、新政権が当初は国債発行で資金を調達することになると予想。「FRBの追加支援がなくても、より多くの供給が行われるだろう。それにより、金利が押し上げられると考える」と述べた。

<株式> 米国株式市場は上昇し、主要3指数が終値での最高値を更新した。民主党が議会の主導権を握ったことで、追加景気対策の実現に期待が高まった。

連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が乱入する事態が発生してから一夜明けたこの日、議会では民主・共和両党からトランプ氏の罷免を求める声が上がった。民主党のペロシ下院議長は、トランプ氏の即時罷免に向け合衆国憲法修正第25条の発動を求めた。

ブライト・トレーディングのトレーダー、デニス・ディック氏は「市場はトランプ氏の先を見越し、バイデン政権や追加景気対策に期待している」と語った。また「民主党が主導権を握る議会は当然、中小企業や実体経済により配慮するだろう」と指摘した。

業種別では景気に敏感な金融が好調で、工業指数と素材指数もインフラ支出拡大への期待から最高値を更新した。

米10年債利回りが引き続き1%を上回る水準で上昇したことを受け、銀行株は2.6%高となった。

個別銘柄ではテスラが7.9%急伸し最高値を更新。ブルームバーグによると、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はアマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOを抜いて世界一の富豪となった。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安値拾いの買いなどが入り、小反発した。

前日の金塊相場はドル高を背景に2%超下落、この日は値頃感から安値拾いの買いが入った。また、民主党がジョージア州上院選決選投票で2議席とも勝利し、政権と上下両院を制する「ブルーウェーブ」となったことで、大型財政出動への期待が上昇。インフレヘッジとして金の需要が高まった面もある。

ただ、この日の外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される商品の割高感につながり、金塊の上値は重かった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給緩和懸念が後退する中、3日続伸した。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は5日、「われわれは石油市場と石油産業を支える」と表明し、2─3月に自主的に日量100万バレルの追加削減に乗り出す姿勢を明らかにした。これが引き続き材料視され、需給緩和懸念が後退。6日の米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫が市場予想を大きく上回る取り崩しを示したことも投資家心理を支え、相場は堅調に推移した。

この日午前には、バイデン次期政権による大型経済対策への期待を背景に米株価が取引時間中の史上最高値を更新。株式と並んでリスク資産とされる原油相場の支援要因となったもようだ。

ドル/円 NY終値 103.80/103.83

始値 103.67

高値 103.95

安値 103.53

ユーロ/ドル NY終値 1.2270/1.2274

始値 1.2255

高値 1.2282

安値 1.2248

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 94*21.00 1.8590%

前営業日終値 95*16.00 1.8210%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*02.50 1.0812%

前営業日終値 98*14.00 1.0420%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*19.00 0.4576%

前営業日終値 99*23.00 0.4320%

2年債(指標銘柄) 15時36分 99*31.00 0.1408%

前営業日終値 99*30.75 0.1450%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 31041.13 +211.73 +0.69

前営業日終値 30829.40

ナスダック総合 13067.48 +326.69 +2.56

前営業日終値 12740.79

S&P総合500種 3803.79 +55.65 +1.48

前営業日終値 3748.14

COMEX金 2月限 1913.6 +5.0

前営業日終値 1908.6

COMEX銀 3月限 2726.1 +21.9

前営業日終値 2704.2

北海ブレント 3月限 54.38 +0.08

前営業日終値 54.30

米WTI先物 2月限 50.83 +0.20

前営業日終値 50.63

CRB商品指数 172.3120 +0.2054

前営業日終値 172.1066

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up