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NY市場サマリー(17日)ドル上昇、ナスダック続落

[17日 ロイター] - <為替> ドル指数が上昇。底堅い経済指標がドル買いを後押しした。暗号資産(仮想通貨)のビットコインは最高値を更新した。

経済指標では小売売上高や鉱工業生産、卸売物価がそろって予想を上回り、回復の足取りを示す格好となった。

午後に発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、景気回復には時間がかかる可能性があるものの、今後のインフレ上昇局面に備え、どのように下地を整えるかを巡り討議されたことが分かった。

底堅い経済指標にもかかわらず、国債利回りはこの日一時上昇後に低下。ドルは通貨バスケットに対し0.25%高の90.933。ドル/円は105.88円で推移。ユーロ/ドルは0.6%安の1.20ドル。豪ドルは0.05%安の0.78ドル。

ビットコインは一時5万2338.85ドルと最高値を更新。その後は6.1%高の5万2202ドル付近で推移した。

<債券> 長期債利回りが1年ぶり高水準から反転した。経済指標で米経済の堅調さが示され、20年債入札が低調だったものの、売り圧力が弱まった。

10年債利回りは一時、昨年2月27日以来となる1.333%まで上昇したが、終盤の取引では1ベーシスポイント(bp)弱低下の1.2922%。

30年債利回りも1年ぶり高水準の2.112%を付けた後、2.9bp低下の2.0608%。

アナリストによると、270億ドルの20年債入札の需要は弱く、最高落札利回りは1.920%と高水準になった。応札倍率は2.15倍で、昨年5月の入札再開以降で最低。20年債利回りは入札直後に1.956%の日中最高水準を付けたが、終盤は1.1bp低下の1.9081%となった。

米国の向こう10年間の平均年間インフレ率の見通しを示す10年物米物価連動債(TIPS)のブレークイーブン・インフレ率(BEI)は2.246%と、2014年以来の高水準に上げた後、2.226%に戻した。

2年債利回りは1.4bp低下して0.1089%と、先週付けた過去最低の0.105%に接近した。

2年債と10年債の利回り格差は17年以来の大きさとなる121bpまで拡大。終盤は1bp弱低下の118.16bp。

5年債と30年債利回り格差は149.97bpで、約1.5bp低下。

<株式> ナスダック総合が続落し、S&P総合500種がほぼ横ばいで取引を終えた。IT(情報技術)株への売りやインフレを巡る警戒感が重し。

一方、ダウ工業株30種は上昇。著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが株式取得を明らかにしたベライゾン・コミュニケーションズやシェブロンの上げなどが寄与した。ベライゾンは5.2%高、シェブロンは3%高。

アップルやペイパル・ホールディングス、エヌビディアへの売りがナスダックとS&P500を圧迫し、S&P500情報技術指数は1%安となった。

半面、寒波の影響でテキサス州の石油施設が操業を停止したことで原油価格が上昇し、エネルギー株は1.5%高。1月の米小売売上高が予想を上回る大幅増となったことから、一般消費財も0.7%上昇した。

1月26─27日のFOMC議事要旨公表後、S&P500とナスダックは下げ幅を縮小、ダウは上げ幅を拡大した。議事要旨によると、緩和的な金融政策を維持する決定を参加者全員が支持した。

ただ、FRBの緩和的なスタンスに加え、バイデン政権が掲げる1兆9000億ドル規模の経済対策を踏まえ、アナリストの間ではインフレ高進を警戒する声が浮上。市場では、FRBが予想より早期に政策転換を迫られるとの懸念が出ている。

最近の米国債利回り上昇でこうした懸念が強まる中、主要IT銘柄で利益確定の動きが広がっている。

個別銘柄ではウェルズ・ファーゴが5.2%上昇。リスク管理やガバナンスについて同社がまとめた改善案をFRBが受け入れたと報じられた。

カナダの電子商取引・ショッピファイの米上場株は3.3%安。新型コロナウイルスワクチンの接種が進むにつれて実店舗の客足が戻るとみられる中、2021年売上高の伸び鈍化を示唆した。

<金先物> 対ユーロでのドル高を受けた割高感による売りに押され、4営業日続落した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比26.20ドル(1.46%)安の1オンス=1772.80ドルと、中心限月の清算値ベースで昨年6月下旬以来約8カ月ぶりの安値となった。

米国の大型経済対策や新型コロナウイルスワクチン普及への期待が広がる中、米長期金利は約1年ぶりの高水準で推移。外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが優勢で、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたため、金売りが活発化。相場は一時176 7.90ドルまで下落した。

<米原油先物> 米テキサス州の寒波の影響で石油供給網が混乱するとの懸念が根強く、3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値 (終値に相当)は、前日比1.09ドル(1.82%)高の1バレル=61.14ドル。4月物は1.08ドル高の61.16ドルだった。

ドル/円 NY終値 105.85/105.88

始値 105.99

高値 106.21

安値 105.79

ユーロ/ドル NY終値 1.2036/1.2040

始値 1.2060

高値 1.2065

安値 1.2024

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 96*06.50 2.0450%

前営業日終値 95*07.50 2.0900%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*17.00 1.2821%

前営業日終値 98*12.00 1.2990%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*04.00 0.5544%

前営業日終値 99*03.00 0.5610%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*01.00 0.1089%

前営業日終値 100*00.13 0.1230%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 31613.02 +90.27 +0.29

前営業日終値 31522.75

ナスダック総合 13965.50 -82.00 -0.58

前営業日終値 14047.50

S&P総合500種 3931.33 -1.26 -0.03

前営業日終値 3932.59

COMEX金 4月限 1772.8 ‐26.2

前営業日終値 1799.0

COMEX銀 3月限 2731.5 ‐1.0

前営業日終値 2732.5

北海ブレント 4月限 64.34 +0.99

前営業日終値 63.35

米WTI先物 3月限 61.14 +1.09

前営業日終値 60.05

CRB商品指数 188.6789 +1.0120

前営業日終値 187.6669

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