April 4, 2018 / 10:44 PM / 18 days ago

NY市場サマリー(4日)

[5日 ロイター] - <為替> ドルが円やスイスフランに対して値を戻す展開となった。中国はこの日、米国への報復関税措置を発表したが、米中貿易摩擦の影響について、市場では比較的冷静に受け止める声が聞かれた。

ラフィキ・キャピタル(ニューヨーク)の調査戦略部長、スティーブン・イングランダー氏は「まずドルの強気材料としてはおそらく経常赤字の縮小や連邦準備理事会(FRB)の利上げが考えられる。またドルの弱気材料としては、関税が米経済の一部重要分野に適用されることが挙げられる」と述べた。

米中貿易摩擦を巡る不安が広がるなか、ドル/円は過去5営業日中、3営業日で値下がりし、年初からの下げは5%を超えた。ドル/スイスフランは年初から1.4%下落している。

中国財政省は、大豆、自動車、化学製品、一部航空機、トウモロコシ製品など農産物を含む米製品106品目に対し、25%の追加関税を課すと発表。対象品目の2017年の輸入規模は500億ドルに相当するが、これは米通商代表部(USTR)が前日明らかにした対中関税の対象輸入品目と同じ規模となる。発動日は米国の動向次第とした。

経済指標では、3月のADP全米雇用報告で、民間部門雇用者数が24万1000人増と、市場予想の20万5000人増を上回った。市場では「労働市場が依然、目立って良好であることを示す」(キャピタルエコノミクスのポール・アシュワース氏)とみられている。

ドル/円JPY=は0.1%高の106.72円。ドル/スイスフランCHF=は0.2%高の0.9606フラン。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.1%安の90.14。ユーロ/ドルEUR=は小幅高の1.2280ドル。

<債券> 米株価が回復したことで国債利回りが上昇した。

中国財政省はこの日、大豆、自動車、化学製品、一部航空機、トウモロコシ製品など農産物を含む米製品106品目に対し25%の追加関税を課すと発表。商務省によると、対象品目の2017年の輸入規模は500億ドルに相当し、米通商代表部(USTR)が3日に明らかにした対中関税の対象輸入品目と同等の規模となる。

こうしたなか安全資産に資金がシフトしたことで米10年債US10YT=RR利回りは一時2.748%まで低下したが、午後の取引では2.784%となっている。

FTNフィナンシャル(テネシー州メンフィス)の金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は、「貿易問題の破綻は理論上は経済に影響を及ぼすものではなく、むしろ将来的な活動の鈍化につながる。ただ、株式市場は経済が急速に減速するかのように反応している」と述べた。

今週は6日に発表される3月の米雇用統計が主な注目材料。雇用増ペースの加速と賃金圧力の上昇の兆候が焦点となっている。

2月の雇用統計では非農業部門就業者数が前月比31万3000人増と約1年半ぶりの大幅な伸びとなったが、ロイターが実施したエコノミスト調査で示された3月の増加数の予想は19万5000人。BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部門責任者、イアン・リンゲン氏は「3月の統計は肩透かしとなる傾向がある」としている。

10年債利回りは過去1週間は2.70─2.80%のレンジ内で推移しているが、リンゲン氏は増加数が予想を下回れば10年債利回りはレンジの下限の2.70%を下回り、2.65%近辺まで低下する可能性があるとしている。

この日発表の米経済指標では、ADPとムーディーズ・アナリティクスが発表した3月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数が24万1000人増と、市場予想の20万5000人増を上回った。一方、米供給管理協会(ISM)が発表した3月の非製造業総合指数(NMI)は58.8と、前月の59.5から低下し、市場予想の59.0も下回った。

今週は6日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の経済見通しに関する講演も注目されている。

<株式> 続伸。中国の対米報復関税措置を受け、主要3指数は下落していたものの、市場の関心が企業業績にシフトするなか下げから切り返し、約1%高で引けた。

午前中は米中貿易摩擦を巡る懸念が相場の重しとなっていたが、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長が対中通商措置は貿易戦争ではなく「交渉だ」と述べたことを受け、午後までに懸念は和らいだ。また、関税措置がすぐには発動されないことも安心材料となったもよう。

S&P総合500種.SPXは節目の200日移動平均を下回って始まったが、次第に上昇してこれを上回った。

セクター別ではS&P情報技術株.SPLRCTが1.4%高。同セクターでこの日下げて引けたのはフェイスブック(FB.O)を含む2銘柄だけだった。

米下院エネルギー・商業委員会は4日、フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が11日に開催する公聴会で証言すると発表した。

航空機大手ボーイング(BA.N)は1%安となり、ダウ工業株30種.DJIを最も押し下げた。同社の中国へのエクスポージャーが懸念された。

<金先物> 米中間の貿易摩擦激化に対する懸念の強まりを背景に買いが先行し、小幅に反発した。中心限月6月物の清算値は、前日比2.90ドル(0.22%)高の1オンス=1340.20ドル。

<米原油先物> 米中間の貿易摩擦激化の可能性に懸念が広がる中で売りが先行し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比0.14ドル(0.22%)安の1バレル=63.37ドルだった。6月物は0.13ドル安の63.33ドルとなった。

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