May 7, 2018 / 10:11 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(7日)

[8日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して年初来高値を更新した。米国での利上げ継続やインフレ加速が押し上げ要因になるとの見方からドルが買われた。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは一時92.974まで上げ、昨年12月以来の高値を付けた。直近では0.2%高の92.792。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(5月1日までの週)によると、ドルの売り越しは7週間ぶりの低水準となった。

一部のアナリストは、2週間にわたるドル上昇を警戒。ゲイン・キャピタルの調査部門責任者、ジェームズ・チェン氏は「節目節目でインフレ加速や金利上昇に関する市場の期待の大部分はすでにドルに織り込まれてきた。上向きの勢いは大きすぎるかもしれない」と述べた。

4日発表の米雇用統計は雇用や賃金上昇の伸びが予想を下回ったが、トレーダーは米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しを変更していない。

BKアセットマネジメントのマネジングディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「指標はなお拡大経済的で、緩やかだが前向きな成長を示している」とし、対照的に7日発表のユーロ圏のニュースは消費支出が鈍化する中で不安感を増したとの見方を示した。

この日はドイツの3月鉱工業受注指数が予想を下回ったほか、5月ユーロ圏投資家センチメント指数が2017年2月以来の低水準となった。これを受け、ユーロ/ドルEUR=は今年初めて1.19ドル割れ。一時4カ月超ぶりの安値となる1.1896ドルを付け、その後0.3%安の1.1924ドルで推移した。

ポンドGBP=D3は0.27%安の1.3562ドル。前週付けた4カ月ぶり安値の1.3487ドルからは戻している。この日の英金融市場はバンクホリデーのため休場。

<債券> 薄商いとなる中、利回りがほぼ変わらず。週内に総額730億ドルの国債入札と米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることで、様子見気分が強かった。

この日は原油先物価格が2014年以来の高値をつけたものの、相場は比較的反応薄だった。

UBSアセットマネジメントのアナリストらはリサーチノートで「米連邦準備理事会(FRB)はエネルギー価格高をさほど材料視せず、小幅な振れにとどまっている基調インフレに注目する公算が大きい。原油価格の上昇が自動的にFRBの引き締め加速につながっていないのがその一例だ」との認識を示した。

北海ブレント原油先物LCOc1は同日76.34ドルまで上昇し、2014年11月以来の高値を更新。米WTI原油先物CLc1も2014年11月以来初めて70ドル台に乗せて清算した。

終盤の取引で、指標10年債利回りUS10YT=RRは0.8ベーシスポイント(bp)上昇し、2.952%。

FTNフィナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・ボージェル氏は、12日のCPI以外、他の指標はさほど材料視されないとの見方を示し、投資家の関心は国債入札に備えた戦略に加え、社債の発行が週内に活発化するかどうかを見極めることと指摘した。

米財務省は今週、310億ドルの3年債、250億ドルの10年債、170億ドルの30年債の入札を実施する。FRBの国債買い入れ縮小などを背景に、財務省は四半期定例入札(クオータリ ー・リファンディング)の規模を今後数カ月拡大する方針。

<株式> 上昇して終了した。米アップル(AAPL.O)が6営業日連続で上昇したことに加え、原油価格が2014年以来の高値を付けたことが押し上げ要因となった。

ベネズエラの国営石油会社PDVSAの問題や米国の対イラン制裁再発動への警戒感から原油価格は上昇し、エネルギー株は買いが優勢となった。

ただ、トランプ米大統領が、欧米などとイランが結んだ核合意について、継続か破棄かの判断を8日に発表するとツイッターに投稿すると、一転して売りが膨らみ、上げ幅を削った。S&Pエネルギー株指数.SPNYは0.18%高で引けた。

アップル(AAPL.O)は0.72%高。先週の決算発表以降、続伸している。米投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が4日にアップル株を買い増したと公表したほか、CNBCにこの日「アップル株を100%保有したい」と述べたことも株価を押し上げた。

<金先物> 新規の手掛かり材料難から方向感に乏しい展開となり、小反落した。中心限月6月物の清算値は前週末比0.60ドル(0.05%)安の1オンス=1314.10ドル。

<米原油先物> イラン核合意をめぐる地政学的リスクなどを背景に買われ、続伸した。米国産標 準油種WTIの中心限月6月物の清算値は前週末比1.01ドル(1.45%)高の1バレル=70.73ドルと、中心限月ベースで2014年11月下旬以来約3年5カ月ぶりに70ドルの大台を突破した。7月物は1.04ドル高の70.62ドルとなった。

米欧諸国とロシアが2015年にイランとの間で結んだ核合意をめぐり、トランプ大統 領は今月12日までに合意内容が修正されなければ、核合意から離脱する意向を示し、再び対イラン制裁に踏み切る可能性を示唆。見直し期限が迫る中、新たな制裁発動が中東産 原油の供給停滞につながるのではないかとの警戒感が広がり、原油相場は前日夜の時間外 取引で70ドルの大台に乗せていた。

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