October 18, 2018 / 10:13 PM / a month ago

NY市場サマリー(18日)

[18日 ロイター] - <為替> ユーロが対ドルで下落し1週間ぶりの安値を付けた。イタリアの来年度予算案を巡り、欧州委員会が欧州連合(EU)財政規律への重大違反が見られると指摘したことが材料。

ユーロ/ドルEUR=は1.1455ドルと今月9日以来の安値。EU首脳会議で英離脱(ブレグジット)交渉の打開策が見出せない中、ポンドも値下がりした。

前日発表されたタカ派的な連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は引き続きドルの下支えとなった。

円相場JPY=は上昇。米国株の下げがきつくなる中、円が買われる展開となった。直近では0.5%高の112.14円。

オフショア人民元CNH=D3は対ドルで3カ月ぶり安値圏で推移。直近では0.2%安の6.94元。米財務省は前日、半期に一度の外国為替報告書を発表。中国などの為替操作国認定は見送ったが、ムニューシン財務長官は「とりわけ、中国の為替の透明性欠如と最近の元安が懸念材料だ」と指摘した。

<債券> 国債利回りが低下。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げを巡る懸念が漂っているものの、米株安を受け債券への逃避買いが膨らんだ。

金利上昇懸念から、10年債利回りは一時1週間ぶりの高水準に達する場面もあったが、米株価が1%超下落する中、利回りは下げに転じた。

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がEU財政規律違反を巡り警告を発したことや、ムニューシン米財務長官がサウジアラビアの記者失踪問題を踏まえ、同国で来週開催される経済投資フォーラム「砂漠のダボス会議」への参加を取りやめる意向を表明したことも、リスク選好度の低下につながったもよう。

終盤の取引で、指標10年債利回りUS10YT=RRは3.173%と、前日終盤から0.6ベーシスポイント(bp)低下。

半面、30年債利回りUS30YT=RRは約1bp上昇の3.357%。50億ドルの30年物インフレ指数連動債(TIPS)入札は、最高落札利回りが2014年2月以来の高水準と、需要は振るわなかった。

米財務省は来週、総額1080億ドルの2、5、7年債入札を実施する。

<株式> 下落。欧州委がイタリアに2019年予算案がEU財政規律から大幅に逸脱しているとの見解を通達したことに加え、サウジアラビアの反体制記者の失踪を巡り米国とサウジの関係が悪化するとの見方が相場の重しとなり、下落率はダウとS&P総合500種が1%を超えたほか、ナスダックが2%を超えた。

この日の取引はオーバーナイトで中国株が大幅安となったことなどを嫌気して下落して始まり、午前の取引でやや持ち直したものの、欧州市場でイタリア国債利回りが急拡大したことなどを受けて下げ幅を広げた。

ムニューシン米財務長官がサウジで開催される経済投資フォーラムへの参加取りやめを表明し、両国の関係悪化への懸念が広がったことで、売りがさらに加速。投資家の間では、サウジに制裁が科されれば原油供給が減少し、エネルギー価格の上昇を招くとの懸念の声が聞かれた。前日のFOMC議事要旨を受けた金利上昇への懸念も引き続き株価を圧迫した。

S&P500のセクター別指数では情報技術.SPLRCTや一般消費財.SPLRCDが2%を超える下げとなり、主要セクターのうちプラス圏で引けたのは公益事業.SPLRCUと不動産.SPLRCRのみ。

個別銘柄では複合企業テクストロン(TXT.N)が11.3%急落。第3・四半期の利益と売上高が市場予想を下回った。建機レンタルのユナイテッド・レンタルズ(URI)(URI.N)も15.0%安。フィリップ・モリス(PM.N)は3.5%上昇。第3・四半期の利益と売上高が予想を上回った。

<金先物> サウジアラビアをめぐる地政学的リスクなどを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まる中、安全資産とされる金が買われ、反発。12月物の清算値は前日比2.70ドル(0.22%)高の1オンス=1230.10ドル。

この日は、FRBによる利上げ継続観測が一段と強まる中、サウジ人記者の殺害疑惑で米国とサウジの関係が悪化する可能性への懸念が広がり、米株が大幅続落。投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、安全資産とされる金が買われた。

市場関係者の間ではショートカバーやテクニカル要因による買いも見られたとの指摘もあった。米中貿易摩擦に対する懸念が依然くすぶっていることも支援材料。

<米原油先物> 米原油在庫の増加傾向を嫌気した売りが止まらず、続落。米国産標準油種WTI11月物の清算値は前日比1.10ドル(1.58%)安の1バレル=68.65ドルと、中心限月としては9月13日以来約1カ月ぶりの安値となった。12月物の清算値は0.99ドル安の68.71ドル。

米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週間石油在庫週報で、12日までの週の米原油在庫が650万バレル増と、ロイターがまとめた市場予想(220万バレル増)を大きく上回ったことが引き続き投資家心理を圧迫。原油在庫の拡大は4週連続で、この間の積み増し幅は計2230万バレルに達した。

一方、米国による禁輸制裁の再発動を控えたイラン産原油の供給減少はおおむね織り込まれたもようで、この日は相場の下支え材料とはならず、朝方にかけてじりじりと下げ幅を拡大した。

また、サウジアラビアの反体制記者殺害疑惑を受け、ムニューシン米財務長官が昼ごろ、サウジで開かれる投資会議への参加取りやめを表明。これをきっかけに米株が一段安となり、対ユーロでドル高が加速したことも原油相場の重しとなり、午後には一時68.47ドルの安値を付けた。

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