November 29, 2018 / 10:43 PM / 17 days ago

NY市場サマリー(29日)

[29日 ロイター] - <為替> ドルが小幅高。前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を引き続き消化する展開となった。

パウエル議長は前日の講演で政策金利が中立金利を「若干下回る」水準にあるとの認識を表明。市場では予想よりもハト派的と受け止められ、ドルが大幅に値下がりしていた。[nL4N1Y350N]

ウエルズファーゴ(ニューヨーク)の為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「FRBの利上げ期待を巡って前日は織り込みの大幅な修正が入ったが、ドルを含め各市場ともやや過剰に反応したかもしれない」とし「ここからの下方修正の余地は多少限定的となる可能性がある」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは議事要旨発表後、一時的に値下がりしたものの、その後は値を戻し0.13%高の96.915で推移。

ドルは朝方の指標発表を受け、当初は軟調だった。10月の個人消費支出は前月比0.6%増と7カ月ぶりの大幅な伸びとなる一方、FRBが物価の目安としているコア物価の伸びは1.8%と、2月以来の小幅な伸びにとどまった。落ち着いたインフレにより「FRBへの利上げ圧力はやや薄れる」(前出のネルソン氏)とみられる。[nL4N1Y44IV]

ポンド/ドルGBP=は約0.4%安。ブレグジット(英国の欧州連合離脱)を巡る不安が根強い。

<債券> 指標10年債利回りが低下する一方、2年債利回りが上昇し、イールドカーブがフラット化した。午後に入り発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、10月の金融市場の乱高下を受けた利上げ軌道に変更がないことを確認した。

前日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受け、イールドカーブはスティープ化していた。政策金利が中立金利を「若干下回る」水準にあるというパウエル議長の発言はハト派的と受け取られ、12月利上げ観測を巡る不透明感も広がった。

DAデイビッドソンの債券取引バイスプレジデント、メリーアン・ハーレー氏は、パウエル議長が10月時点に示した見解と前日の発言はさほど乖離していないと指摘し、「市場の当初の反応が正しかったかどうかは定かではない」と述べた。

イールドカーブの動きはオーバーナイト取引で反転を始め、10年債利回りはUS10YT=RRは一時、9月18日以来初めて節目となる3%を割り込んだ。その後、FOMC議事要旨の発表を受け、イールドカーブフラット化の動きに拍車が掛かった。

週末の20カ国・地域(G20)首脳会議の合間に行われる米中首脳会談が注目される中、市場参加者は大きな動きに出ることに消極的な展開となった。

前出のハーレー氏は、トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が貿易問題を巡り合意に近づけばリスクオン取引となり、米債には悪材料となるとし、「G20の結果待ち」と述べた。

<株式> 小幅下落して取引を終えた。FRBが公表した11月7─8日のFOMCの議事要旨で、利上げの打ち止め時期を巡る議論が始まったことが分かり、一時は上昇していたものの、テクノロジー株や金融株が売られ、下げに転じた。

FOMC議事要旨では、追加利上げが「かなり早期」に正当化される公算が大きいとの見解で当局者らがおおむね一致したことが明らかになったが、景気判断の重しになる材料として金融状況の逼迫(ひっぱく)や海外リスク、金利動向に敏感なセクターの減速兆候なども指摘された。

週末のG20首脳会議に合わせて行われる米中首脳会談を控え、関税を巡る問題が引き続き市場を圧迫している。

テクノロジー株は主要株価3指数すべての下げを主導した。S&P情報技術株指数.SPLRCTは0.95%安。

FOMC議事要旨を受け米10年債利回りが低下したことから、金利動向に敏感な金融株.SPSYも0.8%下落した。

JPモルガン・チェース(JPM.N)、シティグループ(C.N)、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N)、ゴールドマン・サックス(GS.N)、モルガン・スタンレー(MS.N)は0.8─1.8%安。

S&P総合500種は主要11セクターのうち、5セクターが下落した。

ツイッター(TWTR.N)は4.4%急落。FOXニュースがツイッターをボイコットしており、この動きを受けてツイッターに対する反発が強まるとの懸念が投資家の間で高まっているもようと、政治情報サイトのポリティコが報じた。

ディスカウント小売りのダラー・ツリー(DLTR.O)は6.1%急伸。関税による今年の事業への影響について最小限にとどまるとの見通しを示したことが好感された。

アパレル大手アバクロンビー・アンド・フィッチ(ANF.N)は20.9%の大幅高。年末商戦期の売上高見通しが市場予想を上回った。

<金先物> 小幅高。中心限月2月物の清算値は前日比0.60ドル(0.05%)高の1オンス=1230.40ドル。

前日のパウエルFRB議長の発言を受けて、米利上げが想定よりも早期に終了するとの見方が広がったことから、金利を生まない資産である金の相場は買い地合いが継続した。ただ、前日の上伸の反動からこの日は利益確定の売りも出やすく、相場は値固め局面に入った。

引け後に発表された11月7、8両日のFOMC議事要旨では、12月のさらなる利上げを支持する意見が多く出たが、複数の参加者は、政策金利が景気を過熱も冷やしもしない「中立金利」に迫りつつあると言及し、利上げ局面の終了時期が近づいているとの認識を示した。ただ、前日のパウエルFRB議長の発言を確認したような内容だったことから、相場の反応は限定的だった。

<米原油先物> ロシアのプーチン大統領が協調減産の必要性を認めたとの報を受けて、3日ぶりに反発。米国産標準油種WTI中心限月1月物の清算値は前日比1.16ドル(2.31%)高の1バレル=51.45ドル。2月物は1.13ドル高の51.62ドルだった。

米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した最新週の国内原油在庫は前週比360万バレル増と、市場予想(ロイター通信拡大版調査)の80万バレル増を大幅に上回る積み増し。その上、石油輸出国機構(OPEC)盟主であるサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が前日、サウジ単独での減産は行わないと表明していたことから、原油売りに拍車が掛かり、相場は未明に約1年1カ月ぶりに節目の50ドルも割り込み、一時49.41ドルの安値を付けた。

ただ、ロシアのプーチン大統領は28日、原油価格について同国としては60ドルなら満足できるとの見解を示した上で、「OPECとは連絡を取り合っており、必要に応じて共同の取り組みを続ける用意がある」と言及。来週開かれるOPEC総会で協調減産が決定されるのではないかとの期待が広がり、買い戻しが入って相場はプラス圏に回復した。また、外国為替市場で前日昼すぎからドル安・ユーロ高基調が続いていることも原油相場の押し上げに寄与した。

ドル/円 NY終値 113.47/113.50 JPY22H=

始値 113.38 JPY=

高値 113.55

安値 113.20

ユーロ/ドル NY終値 1.1391/1.1395 EUR22H=

始値 1.1366 EUR=

高値 1.1401

安値 1.1364

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*29.00 3.3269% US30YT=RR

前営業日終値 100*27.50 3.3290%

10年債(指標銘柄) 17時02分 100*25.50 3.0316% US10YT=RR

前営業日終値 100*22.00 3.0440%

5年債(指標銘柄) 16時32分 100*04.00 2.8480% US5YT=RR

前営業日終値 100*02.75 2.8560%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*28.38 2.8087% US2YT=RR

前営業日終値 99*28.63 2.8050%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25338.84 -27.59 -0.11 .DJI

前営業日終値 25366.43

ナスダック総合 7273.08 -18.51 -0.25 .IXIC

前営業日終値 7291.59

S&P総合500種 2737.76 -6.03 -0.22 .SPX

前営業日終値 2743.79

COMEX金 12月限 1224.1 +0.5 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1223.6

COMEX銀 12月限 1427.3 ‐5.2 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1432.5

北海ブレント 1月限 59.51 +0.75 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 58.76

米WTI先物 1月限 51.45 +1.16 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 50.29

CRB商品指数 182.3130 +1.0917 .TRCCRB

前営業日終値 181.2213

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