October 31, 2018 / 10:07 PM / in 20 days

NY市場サマリー(31日)

[31日 ロイター] - <為替> 米経済の底堅さが続いているとの見方を背景に、ドルが主要通貨バスケットに対して1年4カ月ぶりの高値を更新。

主要6通貨バスケットに対するドル指数.DXYは0.08%上昇して97.09と、昨年6月以来の高値を付けた。

ユーロは対ドルで0.24%下落した。月間で約2.5%値下がりし、5カ月ぶりの大幅安となった。

英国のラーブ欧州連合(EU)離脱担当相は、EU離脱交渉について、合意が確実に視野に入り、11月後半までにまとまる可能性があるとの見通しを議会への書簡で示した。これを受け英ポンドが対ドルで0.53%値上がりした。

ドルは対円で小動き。日銀が金融政策の据え置きを決め、大規模な刺激策縮小を急いでいないとの見方が強まった。

カナダドルはやや値下がりした。8月のカナダ国内総生産(GDP)が予想外に増加したものの、米ドルの上昇が相殺する形となった。

<債券> 米株価上昇を受け国債に対する安全需要が薄れたことで、国債利回りが上昇。

国債相場は過去数週間、株式相場に連動。株価下落を受け米連邦準備理事会(FRB)の継続的な利上げ方針が軌道から外れるのではないかとの見方も出ているが、TD証券の金利ストラテジスト、ゲンナディー・ゴールドバーグ氏は、11月2日発表の10月米雇用統計が予想以上に堅調ならFRBは引き続きタカ派姿勢を維持するとの見方が改めて確認されると指摘。その場合は「株価と国債利回りのボラティリティーは増大する」との見方を示した。

午後中盤の取引で10年債US10YT=RR利回りは約3ベーシスポイント(bp)上昇の3.153%。ただ今月9日に付けた7年ぶりの高水準の3.261%は下回っている。

利回りは短期債から長期債に至るまで上昇。30年債US30YT=RR利回りは約2bp上昇の3.401%、2年債US2YT=RR利回りは約1bp上昇の2.875%となっている。

<株式> 続伸。10月最後の取引で、ダウ平均株価は241ドル値上がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数も2%を超える上げとなった。ハイテク株に買い戻しが入ったほか、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)など好決算銘柄が買われた。

月間ではダウが5.1%、S&P500が6.9%、それぞれ下落。ナスダックは9.2%安で2008年11月以来の大幅な下げとなった。

この日はフェイスブック(FB.O)が3.8%上昇。前日発表した第3・四半期決算で、情報流出問題などの関連コストが少なくなる来年以降は利益率の低下が止まるとの見通しを示したことで安心感が広がった。

アルファベット(GOOGL.O)やネットフリックス(NFLX.O)も上昇。アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)は4.4%高、1日引け後に決算を発表するアップル(AAPL.O)は2.6%高となった。

ナスダックは過去2日で3.6%上昇し、2日間の上昇率としては2016年6月以来の大きさとなった。

GMは9.1%急伸し、5月下旬以来の大幅な上昇率となった。第3・四半期の利益と売上高が予想を上回ったほか、通年の業績は見通しの上限近くになるとの見方を示した。

S&P金融指数は1.4%高。米連邦準備理事会(FRB)が資産7000億ドルを下回る米銀を対象とした規制緩和を提案したことが手掛かりとなった。

半面、ディフェンシブセクターは売られ、S&P主要消費財指数.SPLRCSは0.9%下落した。

ケロッグ(K.N)は8.9%安。広告費や物流コストの拡大を踏まえ通期の利益見通しを下方修正したことが嫌気された。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は終値ベースで10月23日以来の低水準となった。

<金先物> 対ユーロでのドル高に伴う割高感や投資家のリスク選好意欲回復を背景に売りが優勢となり、3日続落。12月物の清算値は前日比10.30ドル(0.84%)安の1オンス=1215.00ドルと、中心限月ベースで3週間ぶりの安値を付けた。一方、月間では18.80ドル(1.57%)高となった。

外国為替市場では朝方にドルが対ユーロで上昇したことから、ドル建てで取引される商品に割高感が生じ、金塊の売りに拍車が掛かった。金塊の主要な買い手である中国の通貨、人民元が対ドルで下落したことも下押し要因となり、相場は午前中に一時1213.40ドルまで下落した。

世界的に株価が持ち直したことで投資家のリスク選好意欲が回復する中、安全資産としての金の魅力が低下していることも圧迫材料。この日のダウ工業株30種平均は米IT大手企業の好決算などを背景に大幅続伸した。

このほか、米中間選挙を11月6日に控えて、共和党が勢いを増しているとの兆候が出てくればドル指数が一段と上昇するとの見方が浮上していることも、金相場を下押ししたもようだ。

<米原油先物> 根強い供給過剰感に圧迫され、3日続落。米国産標準油種WTI12月物の清算値は前日比0.87ドル(1.31%)安の1バレル=65.31ドルとなり、中心限月としては8月中旬以来2カ月半ぶりの安値水準に沈んだ。月間の下落率は10.84%。1月物の清算値は0.87ドル安の65.44ドル。

前日まで2日連続で値下がりした反動で買い戻しが先行。この日未明には一時67ドルちょうどの高値を付けた。しかし、その後は外国為替市場でドル高・ユーロ安が進む中、ドル建て商品の割高感を意識した売りが徐々に膨らみ、朝方にはマイナス圏に転落した。しかし、米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週報をきっかけに、相場はいったん反転上昇。EIAによると、26日までの1週間の米原油在庫は320万バレル増と6週連続で拡大したものの、積み増し幅は市場予想(410万バレル増=ロイター通信調べ)に比べて小さかった。また、ガソリン在庫が320万バレル減(市場予想は210万バレル減)、ディスティレート(留出油)が410万バレル減(同140万バレル減)と、それぞれ予想を上回る取り崩しとなったことも支援材料。

ただ、同週報を受けた買いが一巡すると、再びまとまった売りが出て大きく値を消す展開。ロシア、サウジアラビア、米国の主要3カ国の9月の産油量が日量計3300万バレルと、記録的な規模に拡大したとする一部調査データなどが重しとなった。

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