September 4, 2018 / 10:24 PM / 21 days ago

NY市場サマリー(4日)

[4日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、米中通商問題を巡る緊張が高まる中、安全資産としてのドルの需要が増大し、ドルが広範な通貨に対し上昇した。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.34%高の95.464。一時は95.737と、2週間ぶりの水準に上昇した。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ニューヨーク)のグローバル外為戦略部門責任者、マーク・チャンドラー氏は、「前週の中頃は通商問題を巡る懸念の再燃のほか、米連邦準備理事会(FRB)による利上げを裏付ける経済指標が市場の注目材料となっていた」と指摘。この日の動きについて「こうした大きな流れの中での動きが継続している」と述べた。

米供給管理協会(ISM)が朝方発表した8月の製造業景気指数は61.3と、前月の58.1から上昇し、2004年5月以来約14年ぶりの高水準となった。チャンドラー氏は「基調的なドル高トレンドが再び見られている」と指摘した。

通商問題を巡っては、トランプ米大統領が2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税を週内のパブリックコメント期間終了後に発動させる意向であると報じられているほか、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡り、前週に2国間協議での合意を持ち越した米国とカナダは5日に協議を再開する。

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが一時約3週間ぶりの水準に上昇した。米供給管理協会(ISM)の8月の製造業景気指数が約14年ぶりの高水準となったことに加え、週内に社債の発行が相次ぐことなどが背景。

ISMが朝方発表した8月の製造業景気指数は61.3と、前月の58.1から上昇し、2004年5月以来約14年ぶりの高水準となった。

D・A・デビッドソン(シアトル)の債券トレーディング担当バイスプレジデント、メアリー・アン・ハーレー氏は「ISM指数は過去2番目の高さで、極めて力強かった」と指摘。ただこの日の国債利回りの上昇については、週内に社債発行が目白押しとなっていることが主なきっかけになったとの見方を示した。

9月は例年多くの企業が社債を発行するが、第1週目の今週は米建設機械大手キャタピラー(CAT.N)や米製薬大手ファイザー(PFE.N)などが発行する。

午後の取引で10年債US10YT=RR利回りは2.902%と、前営業日終盤の2.853%から上昇。一時は2.906%と、8月10日以来の高水準を付けた。

<株式> 米国株式市場は小幅安。貿易を巡る懸念がくすぶったほか、スポーツ用品大手ナイキ(NKE.N)や交流サイト大手フェイスブック(FB.O)に売りが出た。ただ、堅調な米製造業指標が下支えした。

フェイスブックは2.6%安。モフェットネーサンソンが売上高の伸び鈍化に懸念を示し、投資判断を引き下げた。

グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O)、マイクロソフト(MSFT.O)、ツイッター(TWTR.N)も値を下げた。S&P500ハイテク株指数.SPLRCTは0.3%安。

ナイキが3.2%安。スローガン「Just Do It」の30周年を記念する広告キャンペーンの顔として、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(49ers)の元クォーターバック(QB)、コリン・キャパニック氏を起用。同氏が2016年シーズン、人種差別に抗議するため国歌斉唱の際に片膝をついたことから全米で大きな議論が巻き起こった経緯があり、広告塔としての起用に反発が広がった。

投資家によると、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡る米国とカナダの2国間協議を含め、貿易を巡る懸念も相場を下押しした。

半面、ネット通販大手アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)が上昇し、アップルに次ぎ2社目となる時価総額1兆ドル超えを達成。一時1.9%高の2050.50ドルと、最高値を更新。終値は1.3%高の2039.51ドル。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル上昇などをきっかけとした割高感に圧迫されて反落した。

トランプ米大統領は先週、中国から輸入する2000億ドル相当の製品について、6日まで一般の意見を募集した上で、週内にも追加制裁関税を発動する考えを表明。また、先週末に物別れに終わったカナダとの通商協議を踏まえ、1日には「新しい北米自由貿易協定(NAFTA)にカナダをとどめる政治的必要性はない」とツイートした。これを受け、世界的な貿易摩擦激化への懸念が強まり、この日の外国為替市場では新興国通貨売りが再燃。未明の時間帯以降はドルがユーロに対して買い進まれ、ドル建てで取引される金塊は割高感に押されてじりじりと下落した。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、小反発した。メキシコ湾岸地域へのハリケーン上陸予報を受け、供給懸念から買い優勢で始まったものの、米原油在庫の増加報告などを手掛かりに上げ幅を削った。

米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、熱帯低気圧「ゴードン」はハリケーンに発達し、4日夜にも米南部に上陸する見通し。上陸時の勢力は5段階で最も弱い「カテゴリー1」とみられているが、市場では石油精製施設が集積するメキシコ湾岸地域に影響が及ぶとの懸念が浮上。朝方にかけて買いが加速した。

ただ、調査会社ジェンスケープの報告で、8月31日までの週の米オクラホマ州クッシングの原油在庫が約75万4000バレル増加したと伝わると、供給逼迫(ひっぱく)懸念が後退して原油は売り戻された。

*内容を追加しました。

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