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NY市場サマリー(18日)
2017年10月18日 / 22:02 / 1ヶ月後

NY市場サマリー(18日)

[18日 ロイター] - <為替> ドルが下落。9月の米住宅着工件数が1年ぶりの低水準となったことを受けた。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは一時93.797まで上昇したものの、終盤の取引では0.12%下落の93.371となっている。

ウェルズ・ファーゴ証券(ニューヨーク)の外為ストラテジスト、エリック・ビロリア氏はドル指数について、93.80近辺にテクニカルな抵抗線が存在している可能性があると指摘。これにより少なくとも短期的な上昇が阻まれている可能性があるとの見方を示した。

前日までの4日間でドルは0.53%上昇。上昇は主に米国債利回りの上昇を反映したものだった。コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は、「週初から国債利回りが相場の動意となっている」とし、「米国債利回りが広範に上昇していることがドル支援要因となっている」と述べた。

エシナー氏は、来年2月に任期が切れるイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の後任にトランプ氏がイエレン氏ほどハト派的でない人物を任命する可能性があるとの見方も米国債利回り上昇の背景にあるとの見方を示している。

<債券> 2年債利回りが2008年11月以来の水準に上昇した。世界的な金融政策引き締め観測が広がり、短期債に売りが出た。

2年債利回りUS2YT=RRは一時1.571%まで上がった。

直近の取引で、10年債US10YT=RR価格は12/32安。利回りは2.341%。一時、1週間ぶり高水準に急上昇する場面もあった。

30年債US30YT=RR価格は31/32安。利回りは2.851%。一時、6営業日ぶりの高水準を付けた。

中国共産党の習近平総書記(国家主席)の演説が、同国や世界の成長持続に前向きと受け止められるなどして、利回りはオーバーナイトで上昇した。

さらにニューヨーク連銀のダドリー総裁が、米経済は引き続き堅調などとする週末のイエレン議長発言を支持するかのような認識を示したことで、債券売りが加速した。

<株式> 米国株式市場ではダウ工業株30種が終値で初めて2万3000ドルを上回り、S&P総合500種とナスダック総合も終値での最高値を更新した。IBM(IBM.N)に買いが入り相場をけん引。同社は前日に発表した決算で、過去6年近く減少が続いた売上高が増加に転じるとの見通しを示した。

IBMは8.9%急伸。第3・四半期決算は売上高が予想を上回った。

アナリストによる目標株価の引き上げを手掛かりに銀行株も上昇した。

アボット・ラボラトリーズ(ABT.N)は1.3%高。第3・四半期決算で医療機器事業の売り上げが堅調となり、利益が予想上回ったことを好感した。

イーベイ(EBAY.O)は決算発表を受けて引け後に4%下落。通常取引は1.3%高で終えた。

<金先物> 3日続落。外国為替市場でドル高・ユーロ安が先行し、割高感などから売りが出た。中心限月12月物の清算値は前日比3.20ドル(0.25%)安の1オンス=1283.00ドルとなった。

この日の外国為替市場では未明からドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことから、金が売られた。また、トランプ米大統領が11月初めにも決定するとされるFRBの次期議長がタカ派寄りの候補者になるのではないかとの思惑がなおくすぶっていたため、金利を生まない資産である金には売り圧力がかかった。このほか、米税制改革の実現に向けた協議が前進しているとの報も、「質への逃避先」である金には圧迫材料となった。

ただ、午前中からドルが対ユーロで徐々に売り戻されて割高感が薄れたことから、金相 場の下値は限定的だった。

金塊現物相場は午後1時49分現在、3.980ドル安の1281.070ドル。

<米原油先物> 4営業日続伸。中東の地政学的リスクなどを背景に買われた。米国産標準油種WTI中心限月11月物の清算値は前日比0.16ドル(0.30%)高の1バレル=52.04ドルと、9月27日(52.14ドル)以来3週間ぶりの高値を付けた。12月物は 0.15ドル高の52.26ドルだった。

イラク中央政府とクルド自治政府が帰属を争う係争地への展開を続けているイラク軍は18日までに声明を発表し、キルクーク州に点在する油田を次々と拳握したことを明らかにした。これを受け、キルクークからの原油供給が混乱するのではないかとの懸念が広がった。関係筋の話によると、キルクークからトルコ・ ジェイハン港への輸送パイプラインを通じた原油輸出量は日量60万バレルから22万5000バレル前後に急減しているという。

また、核合意をめぐりイランと米国との間で緊張が高まっていることも、この日の原油相場を支えた。このほか、外国為替市場でドルが対ユーロで下落し、ドル建てで取引される原油に割安感が生じたことも相場を押し上げる要因となった。

米エネルギー情報局(EIA)がこの日午前に発表した最新週の原油在庫は前週比570万バレル減と、市場予想(ロイター拡大版調査)の420万バレル減を上回る取り崩しとなった。ただ、米石油協会(API)が前日夕に公表した710万バレル減よりは小幅な取り崩しだった。また、EIAが発表したガソリン在庫も90万バレル増と予想の30万バレル増を上回ったほか、ディスティレート(留出油)在庫も取り崩し予想に反して50万バレルの積み増しとなった。これを受け、一時マイナス圏に沈む場面もあったが、昼ごろにはプラス圏に戻した。

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