December 26, 2017 / 10:04 PM / 6 months ago

NY市場サマリー(26日)

ファーストラインFXカレンシー・ストラテジーのジェーソン・レインワンド最高経営責任者(CEO)は「市場は今週いっぱい静かな状態が続く」と予想した。

米国で税制改革法が成立し、ドルの来年の支援材料になると期待されている。今後10年で債務が1兆5000億ドル増えるものの、法人減税が企業投資を促進し、米経済とドルを押し上げるというのがコンセンサスだ。レインワンド氏は「ドルは来年前半にある程度上昇する余地がある」と述べた。

<債券> 薄商いのなか2年債利回りが2008年10月以来、約9年ぶりの高水準を付けた。市場では週内に実施される国債入札に注目が集まっているほか、来年予想される国債増発に向け準備する動きが出ている。

財務省は今週は総額880億ドルの国債入札を行うが、この日はその第1弾として260億ドルの2年債入札を実施。クリスマス翌日で閑散取引となるなか需要は低調で、応札倍率は2.52倍と、1年ぶりの低水準となった。

連邦準備理事会(FRB)による国債買い入れの縮小を埋め合わせるため、財務省は来年から国債入札の規模を拡大させるとの見方が出ており、市場ではこれに向け準備する動きが出ている。

<株式> 下落して取引を終えた。アップル(AAPL.O)の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の需要が低迷しているとの報道を受けて、同社株や部品メーカーの株が売られた。

台湾のエコノミックデイリーは、匿名筋の話として、アップルがiPhoneXの今四半期の販売見通しを当初の5000万台から3000万台に下方修正すると報じた。iPhoneXについては、複数の証券会社も需要低迷を指摘していた。

アップルは2.5%安。1日の下落率としては8月10日以来の大きさとなった。アップルのサプライヤーも下落。ブロードコム(AVGO.O)、スカイワークス・ソリューションズ(SWKS.O)、フィニサー(FNSR.O)、ルメンタム・ホールディングス(LITE.O)が軒並み安。フィラデルフィア半導体指数.SOXは0.97%安。

S&P情報技術セクター指数.SPLRCTは0.7%安。11のセクター別指数で最大の下落率となった。同指数はこれで5営業日続落。ハイテク企業については、米税制改革で受ける恩恵が相対的に小さいとの見方も浮上している。

<金先物> 持ち高調整目的の買いなどが入り、4営業日続伸した。中心限月2月物の清算値は、中心限月ベースで11月末以来約1カ月ぶりの高値を付けた。

年末年始に控えたポジション調整目的の買いなどが先行した。また、北朝鮮が憲法記念日を翌27日に控えて、ミサイル発射など挑発的な行動に出るのではないかとの警戒感が広がったことも安全資産としての金買いにつながったもようだ。

<米原油先物> リビアの原油パイプライン爆発の報などをきっかけに急伸し、米国産標準油種WTI2月物は一時、中心限月としては2015年6月25日以来2年半ぶりに1バレル=60ドルの大台を突破した。同限月の清算値は5営業日続伸。

11日から操業を停止している北海のフォーティーズ・パイプラインが来年1月初めにフル稼働する見通しとなったことを受け、早朝までは上値が重い展開だった。

しかし、26日朝方、リビアのエスシデル港につながる原油パイプラインが爆発したとの報が伝わったことを受け、相場は一転して右肩上がりに上昇。また、外国為替市場ではドルが対ユーロで軟化してドル建て商品に割安感が生じたことから、相場は一段と上げ幅を拡大、60ドルの節目を抜いた。

*内容を追加しました。

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