February 1, 2018 / 10:40 PM / 4 months ago

NY市場サマリー(1日)

[2日 ロイター] - <為替> ドルは主要通貨に対して下落した。一方、ユーロ圏経済に対する楽観的見方が広がり、ユーロは上昇した。

1月の月間ベースでドルは3.25%下落。下落率は2016年3月以来の大きさとなった。米連邦準備理事会(FRB)は1月31日、連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で今年のインフレ率が上昇するとの見方を示し、利上げペースが加速するとの見方が広がった。

TDセキュリティーズのメイズン・イッサ氏は「ドル買いの理由を示唆する大きなニュースや動きがなければ、当面ユーロ買いに問題はない。または少なくともユーロ買いポジションを維持するだろう」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数.DXYはFOMC後に一時上昇、アジア取引時間にも上げる場面があった。

しかし、その後は下げに転じ、2051GMT(日本時間2日午前5時51分)時点では0.62%安の88.583で推移。一時1週間ぶり安値を付けた。

イッサ氏は「非常に短期的な視点では、ドルは魅力に欠け、チャンスをつかめない状況だ」との見方を示した。

対円JPY=では0.08%高の109.26円。先週は昨年9月以来の安値となる108.27円を付けていた。

市場では2日の米雇用統計に注目している。

海外でも金融政策引き締めが見込まれることや世界経済の力強い成長により、特にユーロ圏など米国以外への投資志向が強まり、ドルは今年に入って軟調な展開が続いている。

ユーロEUR=は0.76%高の1.2514ドル。ユーロ圏製造業の好調さを示した1日発表の指標が支援した。

欧州中央銀行(ECB)が今年、金融政策の正常化に着手するとみられる中、ユーロは1月に3年ぶり高値を付け、月間ベースでは3.54%上昇した。

英ポンドGBP=は0.56%高の1.427ドル。豪ドルAUD=は0.15%安の0.8042ドル。

一方、ビットコインはルクセンブルクのビットスタンプ取引所で、昨年11月以来の安値に下落。直近では11.56%安の8976.12ドルとなっている。

<債券> 指標10年債利回りが約4年ぶり高水準をつけた。イールドカーブのフラット化に絡む取引で利益を確定させる動きが出たこと背景。2日発表される米雇用統計が注目されている。

前日はイールドカーブのフラット化が進み、5・30年債利回り格差US5US30=TWEBは約41ベーシスポイント(bp)と、2007年8月以来の低水準となっていたものの、トレードウェブによると、この日は44bpに拡大した。

マニュライフ・アセット・マネジメントの米債取引主任マイク・ロリジオ氏は、利益確定売りが収束すれば、イールドカーブは再びフラット化の動きになると予想。「国債入札や米連邦準備理事会(FRB)の利上げを踏まえ、一段のフラット化は不可避のようにみられる」と語った。

米財務省は前日、FRBの資産買い入れプログラム縮小に伴い国債の入札規模を拡大する計画を発表。2月から3カ月間、2年債と3年債の入札額を月に20億ドル増やす見込みとした。5・7・10・30年債も2月から入札額を増やすという。

終盤の取引で、10年債US10YT=RR利回りは6bp上昇の2.784%。一時、2.786%と、約4年ぶりの高水準をつけた。

<株式> まちまち。主要ハイテク企業の決算を控え、米債利回りが上昇する中、S&P500は小幅安となった。

今週は主要中銀の金融緩和姿勢の後退を背景に債券利回りが上昇。米国株の重しとなり、S&P500は5週ぶりに反落した。

1日は金利上昇の恩恵を受ける銀行株が買われ、S&P金融.SPSYは1%高。ゴールドマン・サックスの上昇が寄与し、ダウはプラス圏で引けた。

S&P主要11セクター中4セクターが上昇した。

トムソン・ロイターの調査によると、米S&P総合500種指数採用企業の2017年第4・四半期決算は、前年同期比14.9%の増益となる見通し。1月1日時点の予想は12%増だった。これまでに500社中227社が第4・四半期決算を発表し、このうち利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は79.7%となっている。

ウェドブッシュ・セキュリティーズ(サンフランシスコ)のマネージングディレクター、スティーブン・マソッカ氏は「企業業績が非常に良くなっている。大幅な法人減税が収益面で企業の助けとなっていることを示している」と述べた。

個別銘柄では、米電子商取引大手イーベイ(EBAY.O)が決算発表を受け13.8%高。またイーベイは決済サービスでメインパートナーだった米オンライン決済サービスのペイパル・ホールディングス(PYPL.O)から他社に移行する方針を発表。ペイパルは8.1%安。

米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)(UPS.N)は6.1%安。年末商戦の取扱量急増への対応コストがかさみ、第4・四半期利益が伸び悩んだ。S&P500構成銘柄で値下がり率2位となった。

引け後には主要ハイテク株が決算を発表。アマゾン(AMZN.O)は時間外取引で2%を超す上昇。一方、アルファベット(GOOGL.O)は4%超の下げとなっている。

<金先物> ドル安・ユーロ高基調が続いていることなどを背景に買われ、続伸した。中心限月4月物 の清算値は前日比4.80ドル(0.36%)高の1オンス=1347.90ドル。

<米原油先物> 主要産油国による協調減産の順守率上昇を好感した買いなどが入り、続伸した。米国産標 準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比1.07ドル(1.65%)高の1バレ ル=65.80ドル。4月物の清算値は0.99ドル高の65.55ドルだった。

ロイター通信が前日公表した調査結果によると、1月の石油輸出国機構(OPEC)加 盟国の産油量は日量3240万バレルと、昨年12月から同10万バレル増加。ナイジェリアやサウジアラビアでの増産がベネズエラの減産分を相殺した。ただ、1月の協調減産順守率は138%と、前月(137%)から上昇。これを受け、協調減産効果への期待が広がった。

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