March 5, 2018 / 10:39 PM / 8 months ago

NY市場サマリー(5日)

[5日 ロイター] - <為替> ユーロが底堅く推移した。イタリア総選挙結果を受けて売りが出る場面もあったが、ドイツで連立政権が発足する見通しとなり、政局を巡る不透明感が和らいだ。

ドルは対円で上昇した。市場関係者らによると、トランプ米大統領の鉄鋼・アルミ関税方針表明に端を発する貿易戦争不安が和らぎ、安全資産とされる円に売りが出た。

ユーロ圏経済の底堅さに対する投資家の見方が、選挙結果で変わらなかったとの見方が広がる。

市場の関心は9日公表予定の米雇用統計や、今週開催の4主要中銀会合に移るとみられる。

<債券> 国債利回りが上昇。株価が値上がりし貿易摩擦懸念が和らぐ中、国債が売られる展開となった。

ライアン米下院議長は、トランプ政権に対し鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置の発動を控えるよう呼び掛けた。

米ドラッグストア大手CVSヘルス(CVS.N)が医療保険エトナ(AET.N)の買収資金調達に向け、今週400億ドル強の社債発行を予定していることも利回りの押し上げにつながった。

<株式> 主要3指数が揃って上昇して終了。米政府が鉄鋼とアルミニウム製品に高い関税を課す方針は実現しないとの見方もあり、世界的な貿易戦争への懸念は和らいでいる。

また、原油価格の上昇や、週末のイタリア総選挙の結果を受けて大きな混乱が起きていないことも米株の支援材料になったとみられている。

トランプ米大統領は1日、鉄鋼輸入品に対し25%、アルミニウム製品に10%の関税を課す方針を翌週に発表すると表明。しかしその後、カナダとメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国に譲歩すれば、検討中の鉄鋼・アルミの輸入関税が免除される可能性にツイッターで言及。市場では、輸入関税を巡る先週の大統領発表は交渉カードの一つとの見方が出始めた。

5日はS&P主要11セクターの全てが上昇。原油高を背景にエネルギー株.SPNYは1.1%高。

<金先物> 米国株の持ち直しや米金利上昇を受けて安全資産としての買いが細り、小反落した。

安全資産とされる金塊は未明ごろまでは堅調に推移していた。しかし、早朝の外国為替市場でドルがユーロに対して一時的に強含んだことをきっかけに、金塊相場は割高感から上げ幅を縮小。また、昼ごろから米株市場で買い戻しの動きが活発化し、米長期金利も反転・上昇する中で金塊は売られやすくなり、午後にかけてじりじりと下げる展開となった。

<米原油先物> 需給不均衡是正への期待感から買われ、続伸した。

国際エネルギー機関(IEA)はこの日、石油需要は2023年にかけて年平均1.1%増加するとの見通しを示した上で、石油輸出国機構(OPEC)は大幅には生産能力を引き上げることはできないだろうと指摘。これを受けて、需給の不均衡が是正されるとの期待が広がり、買いが先行した。

また、エクアドルのカルロス・ペレス・エネルギー相が同日、ベネズエラの生産状況の悪化を指摘したとの報も支援材料となった。

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