May 2, 2018 / 10:02 PM / 3 months ago

NY市場サマリー(2日)

[2日 ロイター] - <為替> 連邦公開市場委員会(FOMC)の決定を受けドル指数が年初来高値から押し戻された。金融引き締めでも実質金利は上がらないのではないかとの見方がドル売りにつながったという。

連邦準備理事会(FRB)はFOMCで予想通り金利を据え置いたが、声明ではインフレ率が目標の2%に近づいたと認めた上で「インフレ率は前年比の伸びが中期的に目標の2%近辺で推移する」との見通しを示した。

これについてTD証券(トロント)の北米FX戦略部長、マーク・マコーミック氏は「インフレが上昇しているのに中銀が対応しなければ、それは実質的に金融緩和を維持していることに等しく、ドル売り材料となる」とした上で「ドル需要を呼び込むには(名目金利から期待インフレ率を差し引いた)実質金利の上昇が必要になる」と指摘した。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.1%安の92.358。FOMC声明発表前には年初来高値となる92.718を付けていた。

<債券> この日公表された四半期定例入札(クオータリー・リファンディング)の詳細が市場予想に届かず、大半の償還年限で国債利回りが低下した。

四半期定例入札の詳細公表にかけ、国債利回りはオーバーナイトの取引で上昇していた。

財務省は入札規模の拡大方針を示したが、幾分期待外れとの声が聞かれた。

FTNファイナンシャルの金利ストラテジストは「物価連動国債(TIPS)の増発がなかった」「5─30年債の増加幅は予想レンジの上限付近と比べて控えめだった」と語った。

連邦公開市場委員会(FOMC)が金利を据え置き、インフレ目標の達成に自信を表明したことを受け、利回りは下げ渋った。

ただ、この日最大の材料はあくまでも四半期定例入札の詳細公表だった。

財務省によると、5月の定例入札規模は730億ドルと2月の660億ドルから拡大し、多くが短期債。310億ドルの3年債と250億ドルの10年債、170億ドルの30年債を売却する。

同省は第2・四半期の2、3年債入札規模を月当たり10億ドル拡大させた。拡大幅は第1・四半期の20億ドルを下回る。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した4月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が20万4000人増と市場予想の20万人を上回った。

同指標公表前には、2年債利回りが9年強ぶりの水準に上昇していた。

10年債利回りUS10YT=RRが2.970%と、前日終盤の2.976%から低下した。

30年債利回りUS30YT=RRは3.136%と、前日の3.137%から下がった。

2年債利回りUS2YT=RRは一時、2.521%の高水準を記録、直近では2.5012%。

<株式> 下落。ダウ平均株価.DJIは174ドル値下がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数.IXICも軟調だった。米中通商問題を巡る緊張が相場の重しとなった。

午後発表された連邦公開市場委員会(FOMC)結果を受け、相場は一時的に値上がりする場面もみられたものの、買いは続かなかった。

関係筋によると、トランプ政権は華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]や中興通訊(ZTE)(000063.SZ)を念頭に一部中国企業による米国での通信機器販売を制限するため、大統領令の発令を検討している。

ある市場関係者は「通商交渉があと数週間続く中で投資家がこれ以上リスクテイクを増やすとは考えにくい」と述べた。

写真共有アプリ「スナップチャット」を展開するスナップ(SNAP.N)は21.9%安。第1・四半期決算は日間アクティブユーザー数(DAU)と売上高が市場予想に届かなかった。アプリのデザイン変更で昔からのファンと広告主が離れる動きを招いた。

オンライン決済サービスのペイパル・ホールディングス(PYPL.O)は4.1%安。ブルームバーグは関係筋の情報として、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)が自社の決済サービスを導入する小売業者に対し、クレジットカードの手数料を割引すると報じた。

アップル(AAPL.O)は4.4%高。1ー3月期決算は売上高と利益が市場予想を上回ったほかiPhone(アイフォーン)販売が底堅かった。同社は新たに1000億ドルの自社株買いを実施すると発表。四半期配当も16%引き上げると明らかにした。

クレジットカードのマスターカード(MA.N)は3.1%高。第1・四半期決算は個人消費の拡大が追い風となり、利益が予想を上回った。

<金先物> ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感に圧迫され、小幅続落した。下落は3日連続。中心限月6月物の清算値は前日比1.20ドル(0.09%)安の1オンス=1305.600ドルとなった。

<米原油先物> ドル高・ユーロ安の急反転を受けた割安感やイランをめぐる地政学的リスクなどを背景に買い戻しが入り、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値は前日比0.68ドル(1.01%)高の1バレル=67.93ドル。7月物は0.64ドル高の67. 77ドルとなった。

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