June 15, 2018 / 9:59 PM / a month ago

NY市場サマリー(15日)

[15日 ロイター] - <為替> ドルが対円で下落した。トランプ米大統領がこの日、中国からの総額500億ドルに上る知的財産権およびハイテクに関連する製品に対し25%の輸入関税をかけると明らかにし、中国も同等規模の措置を導入するとしたことで、世界の2大経済国の間の貿易戦争激化の様相が出ていることが背景。

午後の取引でドル/円は0.05%安の110.57円。円は一時約3週間ぶりの安値を付けていた。円には地政学的な緊張が高まったり市場が荒れたりしている時に安全資産として買われる傾向がある。

米中の関税措置の応酬を受け、オフショア人民元は対ドルで5カ月ぶりの安値を付けた。

<債券> 国債利回りが1週間ぶりの低水準を付けた。米国が中国製品に対する輸入関税の導入を発表したことを受け、貿易戦争が経済成長への足かせになるとの懸念が高かまった。

トランプ米大統領はこの日、中国からの総額500億ドルに上る知的財産権およびハイテクに関連する製品に対し25%の輸入関税をかけると発表。中国もこれに対し、総額500億ドルの659品目の米製品に対し25%の輸入関税を課す対抗措置を発表した。

キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏は「幾分リスクオフ取引となり、米債価格の上昇に寄与した」と述べた。

<株式> 主要株価3指数がそろって下落。エスカレートの兆しを示す米中貿易摩擦を巡る懸念から序盤に売りが膨らんだが、その後は幾分落ち着きを取り戻した。

この日はオプションや先物の決済日が重なるクアドルプル・ウィッチングだったこともあり、出来高は膨らみ、2月8日以来の高水準となった。

トランプ米大統領はこの日、中国からの総額500億ドルに上る知的財産権およびハイテクに関連する製品に対し25%の輸入関税をかけると明らかにした。これに対し中国も同規模の対抗措置を導入すると発表し、米中の貿易戦争が激化する様相を見せている。

<金先物> 米利上げペースの加速観測が広がる中、テクニカルな売りが殺到し、大幅反落。中心限月8月物の清算値は前日比29.80ドル(2.28%)安の1オンス=12 78.50ドルと、2017年12月21日以来約半年ぶりの安値に落ち込んだ。ドル指数の急上昇で、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感が生じ、売りがかさんだ。前日の清算値が約1カ月ぶりの高値を付けたものの、1300ドルの水準を保てなかったことでロングポジションの手じまい売りが出たとの指摘もあった。さらに、米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースの加速観測が強まる中、金利を生まない資産である金には引き続き売り圧力がかかった。

<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)総会などを来週末に控えて増産決定に対する警戒感が広がる中、大幅反落。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比1.83ドル(2.74%)安の1バレル=65.06ドル。週間では、1.03%下落した。ロイター通信によると、ロシアのノバク・エネルギー相は14日、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相とモスクワで会談した後、OPEC加盟国と非加盟国は7月1日から段階的な増産を実施する可能性があると明言。また、サウジアラビアは今年後半にOPEC加盟・非加盟国による首脳会議の開催を検討しているもようだ。OPEC加盟・非加盟国によるこうした増産に向けた動きを嫌気し売りが活発化した。外国為替市場でドル高・ユーロ安基調が続き、ドル建てで取引される原油に割高感が強まったことも売りに拍車を掛けた。

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