June 29, 2018 / 10:19 PM / 3 months ago

NY市場サマリー(29日)

[ 29日 ロイター] - <為替> 欧州連合(EU)首脳らが難民・移民問題を巡って合意、ドイツのメルケル首相への圧力が和らいだと受け止められ、ドルが対ユーロで3営業日ぶり安値を付けた。

ただ四半期ベースで見ると、ドルは6四半期で最高のパフォーマンスを記録する勢いだ。

EU首脳会議は、難民・移民申請を取り扱う共同の審査機関を域内に設置することや、域内での難民・移民の移動を制限することなどで合意した。ドイツの連立政権は崩壊の可能性も取り沙汰されていたが、合意で回避した格好だ。

ユーロは対ドルEUR=で0.83%高の1.1663ドル。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.76%安の94.663。

メキシコ大統領選を控える中、ペソは対ドルMXN=で1カ月ぶり高値を付けた。

カナダドルは対米ドルCAD=で10営業日ぶりの高値を記録した。4月GDPが予想を上回り、来月の利上げ観測が高まった。

人民元CNY=CFXSは月間で過去最大の下げとなった。対米貿易摩擦が中国経済に与える影響に懸念が広がった。

<債券> 長期債利回りが低下し、2007年以来の小幅な水準となっている短期債との利回り格差がさらに縮まった。5月の個人消費支出が市場予想を下回ったことを受けた。

米10年債US2US10=TWEBは4/32高で利回りは2.833%に低下。前日は5月31日以来の2.822%を付けていた。

2年債と10年債の利回り格差は30ベーシスポイント(bp)で、2007年以来の低水準を更新した。

複数の関係者によると、欧州中央銀行(ECB)は、量的緩和を年内で終了した後、借り入れコストを低水準に維持するため、来年以降の再投資でより長期の債券を購入することを検討している。これにより、米欧市場でイールドカーブのフラット化圧力が強まる可能性がある。

<株式> 小幅高。スポーツ用品大手ナイキ(NKE.N)の上げが目立った。

四半期ベースでは、ダウ平均株価.DJIが0.7%高、S&P総合500種指数.SPXが2.9%高、ナスダック総合指数.IXICが6.3%高となった。小型株指数のラッセル2000指数は7.4%上昇。業種別では原油価格の値上がりに伴いエネルギーが最も大きな伸びとなったほか、ハイテク、一般消費財なども底堅かった。

ナイキは一時13%急伸し最高値を更新。第4・四半期(3─5月)決算は北米の売上高が約1年ぶりに増加に転じた。通期の業績も堅調な伸びを見込む。

S&P銀行株指数.SPXBKはほぼ変わらず。FRBは28日、大手銀行を対象としたストレステスト(健全性審査)の第2弾となる包括的資本分析(CCAR)の結果を公表し、ドイツ銀(DBKGn.DE)の米子会社を除く34行が合格した。ゴールドマン・サックス(GS.N)とモルガン・スタンレー(MS.N)の資本計画は条件付きでの合格となった。ウエルズ・ファーゴ(Wファーゴ)(WFC.N)はこの日3.4%高。

住宅建設のKBホーム(KBH.N)は7.3%高。第2・四半期(3─5月)決算は利益と売上高がともに予想を上回った。販売価格の上昇や販売戸数の増加が業績を押し上げた。DRホートン(DHI.N)やパルトグループ(PHM.N)などの同業株も堅調。

酒類販売のコンステレーション・ブランズ(STZ.N)は5.8%安。四半期利益と通年利益見通しがアナリスト予想を下回った。

<金先物> 対ユーロでのドル安を背景とした買いに支えられ、小反発した。中心限月8月物の清算値は前日比3.50ドル(0.28%)高の1オンス=1254.50ドルとなった。

外国為替市場では、対ユーロでドル安が先行。このため、ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じ、金塊の買いを誘った。このところ約半年ぶりの安値水準で推移していた反動からこの日は安値拾いの買いも入りやすかった。

ただ、欧米株価が全面高となる中で投資家心理が改善。安全資産とされる金を売りに出す動きも見られ、相場の上値は重かった。米利上げペースの加速観測を背景にドルや米長期金利が上昇基調にあるため、金相場には当面圧力がかかりそうだ。

<米原油先物> 需給引き締まり観測を背景とした堅調地合いが継続し、4日続伸した。米国産標準油種WTI8月物の清算値は前日比0.70ドル(0.95%)高の1バレル=74. 15ドルとなり、中心限月ベースで2014年11月下旬以来約3年7カ月ぶりの高値を 3日連続で更新。9月物の清算値は0.65ドル高の72.46ドルだった。

早朝まではやや上値が重く、73ドル台前半を中心としたレンジで軟調に推移。しかし、朝方以降は外国為替市場でのドル安・ユーロ高の進行を手掛かりに買いが優勢となり、午前中に一時74ドル台半ば付近まで上昇した。 午後に入り、相場はいったん73ドル台後半に軟化。ただ、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズがその後に発表した国内の石油掘削リグ稼働数が前週比4基減の計858基に落ち込むと再び騰勢に弾みが付き、74ドル台を回復した。

米政府が対イラン制裁再発 動の決定に伴い、11月からの同国産原油の輸入停止に向けて各国と個別に準備を進めているとの報に加え、カナダやリビア、ベネズエラでも供給不安が生じていることから、需給逼迫(ひっぱく)への警戒感が根強く、この日も積極的な買いを後押しした。

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