July 6, 2018 / 10:03 PM / 12 days ago

NY市場サマリー(6日)

[6日 ロイター] - <為替> 主要6通貨に対するドル指数.DXYが下落し3週間ぶりの安値を付けた。この日発表された米雇用統計で賃金の伸びが緩やかだったことなどから、市場が織り込む年内の利上げ確率がやや後退した。

米国と中国が6日、340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動したことを受け、ドルは雇用統計前から軟調だった。

6月の雇用統計は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月比21万3000人増と、市場予想の19万5000人増を上回った。一方、時間当たり賃金の伸びは0.2%と、前月の0.3%からやや鈍化し、市場予想の0.3%を下回った。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.5%安の94.019。ドル/円JPY=は0.2%安の110.42円。ユーロ/ドルEUR=は0.5%高の1.1742ドル。

金利先物が織り込む9月利上げの確率は、雇用統計発表前の80%から発表後は77%に低下した。

人民元は対ドルCNY=CFXSで0.1%安の6.6480元。3日には11カ月ぶりの水準となる6.7204元まで値下がりした。

<債券> 6月の米雇用統計で賃金がさえない伸びとなる中、10年債利回りが5週間半ぶりの水準に低下した。また長短金利差は2007年以来の水準に縮小した。

雇用統計は、1時間当たりの賃金が前月から5セント(0.2%)上昇と、5月の0.3%から伸びが鈍化した。景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は前月比21万3000人増と、市場予想の19万5000人増を上回った。

終盤までの取引で、10年債利回りUS10YT=RRは2.807%と5月30日以来の低水準を付けた。雇用統計発表前は2.832%だった。

2年物と10年物の利回り格差US2US10=TWEBは26.4ベーシスポイント(bp)と2007年以来の水準に縮小した。

長期インフレ期待が抑えられる公算が大きいとみられているものの、連邦準備理事会(FRB)は利上げを続けると投資家が予想、長短利回り差が縮小している。

来週は12日にコア消費者物価指数(CPI)指標が公表される。

米国と中国が340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動したが、債券市場の反応は薄かった。

<株式> 米国株式市場は上昇。米中貿易摩擦を巡る不安が根強い中、この日発表された雇用統計で雇用者数の底堅い伸びが示されたことが相場の下支えとなった。

6月の雇用統計は、就業者数が前月比21万3000人増と、市場予想の19万5000人増を上回った。一方、時間当たり平均賃金の伸びは前月比0.2%と前月の0.3%からやや鈍化し、市場予想の0.3%を下回った。

市場ではインフレ圧力の急激な増大は見られないことから、連邦準備理事会(FRB)の利上げは緩やかな軌道にとどまるとの見方が広がった。

こうした中、米国と中国は6日、340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動した。中国は「最大規模の貿易戦争を引き起こした」として米国を非難。通商を巡る米中の対立が一段とエスカレートする事態となった。

個別銘柄では医薬品大手バイオジェン(BIIB.O)が19.6%上昇。エーザイ(4523.T)と共同開発中のアルツハイマー病治療薬「BAN2401」について、中期臨床試験(第II相試験)の最終分析において最も服用量が多い患者群に効果が見られたことが判明したと発表したことが材料となった。

S&P500ヘルスケア株指数.SPXHCは1.5%高とS&P主要業種の中で最も伸びた。ナスダック・バイオテク株指数.NBIは3.7%急伸した。

その他、アップル(AAPL.O)やマイクロソフト(MSFT.O)、フェイスブック(FB.O)などの大型ハイテク株が相場のけん引役となった。 

<金先物> 投資家のリスク選好意欲が高まる中、安全資産とされる金には売り圧力がかかり、 3営業日ぶりに反落した。中心限月8月物の清算値は前日比3.00ドル(0.24%) 安の1オンス=1255.80ドルとなった。

米労働省が朝方発表した6月の雇用統計が景気拡大を背景とした雇用の底堅さを改めて示したため、投資家のリスク選好意欲が強まり、米株相場が堅調に推移。これに対し、安全資産とされる金の需要は減退した。

ただ、雇用統計では平均賃金の伸びが鈍化したことを受けて外国為替市場でドルがユー ロに対して軟化したため、ドル建てで取引される金に割安感が生じたほか、米国と中国が 6日に「貿易戦争」に突入し、世界経済への影響が懸念されていることから、金には安全 資産としての買い支えも入り、下値は限定的だった。  

<米原油先物> 供給逼迫(ひっぱく)懸念の後退から売りが先行したものの、あとショートカバーが入って反発した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値は前日比0.86ドル(1.18%)高の1バレル=73.80ドル。週間では0.47%下落した。9月物の清算値は0.94ドル高の71.57ドル。

朝方はマイナス圏で推移。ロイター通信によると、石油輸出国機構(OPEC)の関係筋は5日、6月のサウジアラビアの産油量が日量1048万8000バレルとなり、前月から45万8000バレル増加したことを明らかにした。ロシアも今月に入り増産してい るとの報が流れ、リビアやカナダなどの生産・輸出減少に伴う供給逼迫(ひっぱく)に対する警戒感が後退。加えて、米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した最新週の原油在庫が予想外の大幅な積み増しだったことも相場の重し。トランプ米政権が6日に発動した対中追加関税措置で米中両国が「貿易戦争」に突入したたため、エネルギー需要に影響が及ぶのではないかとの不安も売りにつながったもようだ。

しかし、売り一巡後は前日に清算値ベースで1.6%下げた反動などから投資家のショートカバーが台頭。外国為替市場でドルが対ユーロで軟化し、ドル建てで取引される商品に割安感が生じたことも原油相場の買いを後押しした。相場は昼ごろにかけて上げ幅を拡大し、一時73.93ドルを付けた。

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