July 18, 2018 / 10:17 PM / a month ago

NY市場サマリー(18日)

[18日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、一時3週間ぶり高値を付けていたドルの上昇が失速。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が2日間にわたる議会証言で、米経済の行方に前向きな見解を示したことを受け、利益を確定する動きが広がった。

パウエル議長は議会証言で、米経済が今後数年堅調に推移するとの見通しを示したほか、貿易摩擦による米経済へのリスクについてさほど踏み込まなかった。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは一時3週間ぶり高値となる95.4をつけた。その後は0.2%高の95.08で推移した。

ドル/円JPY=は一時1月9日以来の高値となる113.13円をつけた。その後は値を消し、112.85円近辺で推移。

一方、ユーロEUR=は対ドルで0.16%安の1.1640ドル。

<債券> 米金融・債券市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が前日に続き議会証言で米経済に対する前向きな見解を示したことを受け、一段の利上げが実施されるとの観測から短期債利回りが高水準にとどまり、長短金利差が縮小した状態が継続した。

パウエル議長は前日の上院に続き下院で証言。保護主義の世界的な台頭はいずれ米国や世界の経済成長にとってリスクになるとの考えを改めて示しながらも、米経済は今後数年間、成長継続が見込まれ、最大雇用と2%近辺の物価安定というFRBの二重責務は目標到達に近づいていると述べた。

クレディ・スイス(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ジョナサン・コーン氏は「パウエル議長は経済について建設的な見方を示し、リセッション(景気後退)のリスクを排除した」と指摘。この日の証言内容も前日と同様、FRBは年内はあと2回の利上げを実施するとの見方を裏付けるものだった。

CMEフェドウオッチによると、FRBが9月25─26日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%ポイント引き上げ2.00─2.25%とする確率は92%であることが先物市場で織り込まれている。12月18─19日のFOMCで追加利上げが実施される確率は63%。

一段の利上げが実施されるとの観測から2年債US2YT=RR利回りは2008年8月以来の高水準近辺で推移。午後の取引では前日終盤より0.4ベーシスポイント(bp)下げているが、2.611%となっている。

<株式> 米国株式市場は小幅高。S&P総合500種が5カ月ぶり高値を付けたほか、ダウ平均は5日続伸となった。底堅い決算を受け金融株や工業株に買いが入った。

投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKa.N)は5.3%上昇し、金融株の上げを主導した。自社株買いに関して社内規定を緩和したことを受けた。

モルガン・スタンレー(MS.N)は2.8%高。第2・四半期決算の利益が市場予想を上回ったことが支援材料となった。

グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O)は下落。欧州連合(EU)当局が競争法に違反したとして、制裁金としては過去最高額となる50億ドルの支払いを命じたことが背景。

アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の時価総額はこの日、初めて9000億ドル台に乗せた。時価総額が9000億ドル台に乗せるのは米アップル(AAPL.O)に次いで2社目となる。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ほぼ横ばいとなった。

朝方はドルが対ユーロで強含んでいたことに伴う割高感に加え、原油先物価格の下落でインフレ懸念が和らぎ、金利を生まない資産である金には売り圧力がかかっていた。ただその後は、ドルが対ユーロで弱含みに転じた上、原油価格が反転上昇したことから、買い戻しが入った。また、金塊相場はこのところ約1年ぶりの安値圏で推移していることから、下値では安値拾いの買いも入りやすかった。一部アナリストの間では、金相場は底打ちに近づいているとの見方も出ている。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は18日、下院金融サービス委員会で証言し、物価をめぐるリスクについて「インフレが減速することを幾分懸念している」との認識を示す一方、米経済の動向に関しては前日の上院での証言と同じく改めて楽観的な見通しを明らかにしたが、相場の反応は薄かった

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感に加え、サウジアラビアの製油所が襲撃されたとの一部報道などを背景に買われ、続伸した。

米エネルギー情報局(EIA)がこの日午前に発表した在庫週報によると、最新週の原油在庫は前週比580万バレル増と、市場予想(ロイター拡大版調査)の360万バレル減に反して大幅な積み増しとなった。また、米国内の産油量は日量1100万バレルと、記録的な水準を更新。これを受けて、原油売りが加速し、相場は一時67.04ドルまで下落した。ただ、ガソリン在庫が320万バレル減と横ばい予想に対して取り崩しとなったほか、ディスティレート(留出油)在庫も90万バレル増の予想に反して40万バレル減だったことから、その後見直し買いが入り、昼ごろには下げ幅を一掃した。

また、朝方からドルが対ユーロで下落に転じ、ドル建てで取引される原油の割高感が和らいだことも支援材料。これに加え、サウジアラビアの首都リヤドの一部製油所が武装勢力によって攻撃されたとの一部報道が伝えられたことも相場を押し上げ、昼過ぎから上げ幅を拡大した。

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