December 3, 2018 / 10:18 PM / 14 days ago

NY市場サマリー(3日)

[3日 ロイター] - <為替> ドルが下落。米中首脳が週末の会談で新たな関税を一時的に見送り、貿易戦争を悪化させないことで合意したことを受けリスク選好が高まり、人民元など関連通貨が値上がりした。

ムニューシン財務長官は3日、中国が1兆2000億ドルを超える輸入拡大の意向を示したと明らかにした上で、中国の習近平国家主席は中国市場の米企業への開放に向け明確なコミットメントを示したとし、交渉のトーンに明らかな変化が見られたと指摘。

オフショア人民元CNH=D3は約1%高の6.879元。豪ドルAUD=D4は0.5%高。ニュージーランドドルNZD=D4は0.6%高。カナダドルCAD=は0.6%高。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%安。ユーロ/ドルEUR=は0.2%高。貿易を巡る緊張がいったん和らいだことで市場の目は米金融政策に向かうとの見方も。ポンド/ドルGBP=は10月末以来の安値。

<債券> 米中が貿易戦争の休戦で合意したことを受け当初はリスク選好度が上昇していたが、影響が薄れるにつれ国債利回りは低下し、10年債利回りが3%を下回ったほか、3年債と5年債の利回りは2007年以来初めて逆転した。

10年債US10YT=RR利回りは一時、9月18日以来の低水準となる2.986%まで低下。終盤の取引では2.988%となっている。

2年債と10年債の利回り格差US2US10=TWEBは16ベーシスポイント(bp)と、約10年ぶりの水準に縮小したほか、3年債と5年債の利回り格差US3US5=TWEBはマイナス0.70bpと、07年以来初めて逆転した。

より期間が長い国債の利回りが短い国債の利回りを下回るのは金融危機以来初めて。BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部門責任者、イアン・リンゲン氏は、注目されている2年債と10年債の利回りの逆転も近く発生する可能性があると指摘。2年債と10年債の利回り逆転は、米経済のリセッション(景気後退)入りに先行するものとして注目されている。

米債券市場では、連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続する中、短期債利回りが上昇する一方で、低調なインフレや世界経済の減速の兆候などで長期債利回りが抑制され、イールドカーブは平坦化している。

FRBのパウエル議長は5日に上下両院の合同経済委員会で証言を行う予定だったが、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受け5日は「国民追悼の日」に指定されたため延期された。5日は株式市場と債券市場も休場となる。

<株式> 続伸。株式市場の見通しに影を落としていた米中貿易戦争が「一時休戦」となったことを好感した。

主要株価3指数はいずれも1%超上昇して引けたが、終値はこの日の高値を下回る水準となった。

サントラスト・アドバイザリー・サービシズのチーフマーケットストラテジストはこれについて「当初の反応が落ち着き、市場は、米中貿易を巡っては依然として多くの疑問点が残っており、交渉期間がわずか90日であることに気付いた」と指摘。

貿易摩擦に敏感なセクターの一つとされるハイテク株.SPLRCTが2.1%上昇。iPhoneが関税の対象となる可能性があるとの懸念などが重しとなっていたアップル(AAPL.O)は3.5%高。同様に通商問題に敏感な工業株.SPLRCIも1.2%上昇。ボーイング(BA.N)が3.8%高、キャタピラー(CAT.N)が2.4%高となった。

原油価格の大幅上昇を受けてエネルギー株は2.3%高。米中合意に加え、カナダのアルバータ州が減産命令を出したことや、石油輸出国機構(OPEC)による減産が見込まれていることも支援材料。

個別銘柄では抗がん剤開発のテサロ(TSRO.O)が58.5%急伸。グラクソ・スミスクライン(GSK)(GSK.L)が51億ドルでの買収で合意したことを好感した。

トリビューン・メディア(TRCO.N)も11.7%高。ネクスター・メディア・グループ(NXST.O)が41億ドルでの買収で合意したと発表した。ネクスターは6.9%高となった。

<金先物> 対ユーロでのドル安先行に伴う割安感などを背景に買いが入り、反発。中心限月2月物の清算値は前週末比13.60ドル(1.11%)高の1オンス=1239.60ドルと、7月16日以来約4カ月半ぶりの高値を付けた。

米中合意を受けて、外国為替市場ではリスク回避姿勢が後退する中、ドル売り・ユーロ買いが進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことから、金が買われた。

また、最近浮上した米利上げの早期打ち止め観測が依然くすぶっていることも、金利を生まない資産である金には支援材料となったもよう。

<米原油先物> 米中合意を好感した買いが入り、反発。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値は、前週末比2.02ドル(3.97%)高の1バレル=52.95ドル。2月物は2.05ドル高の53.14ドルだった。

米中貿易戦争の一時休戦を受けて投資家のリスク選好意欲が回復し、相場は2日夜に一時53.85ドルまで上昇。カナダ・アルバータ州が在庫の積み上がりに対応するため、来年から州内全体の産油量の8.7%に相当する日量32万5000バレルの削減に取り組む方針を発表したことも追い風となった。ただ、米政府は期限の90日以内に交渉がまとまらない場合、対中追加関税を引き上げる考えを崩しておらず、長引く貿易戦争を背景としたエネルギー需要の先細り懸念はなお根強い。また、6日には協調減産に向けた協議が見込まれるOPEC総会も控えている。

ドル/円 NY終値 113.65/113.68 JPY22H=

始値 113.57 JPY=

高値 113.70

安値 113.45

ユーロ/ドル NY終値 1.1352/1.1356 EUR22H=

始値 1.1333 EUR=

高値 1.1364

安値 1.1324

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 102*11.00 3.2519% US30YT=RR

前営業日終値 101*06.50 3.3110%

10年債(指標銘柄) 17時05分 101*11.50 2.9661% US10YT=RR

前営業日終値 100*30.50 3.0130%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*08.75 2.8158% US5YT=RR

前営業日終値 100*04.50 2.8450%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.63 2.8210% US2YT=RR

前営業日終値 99*28.25 2.8110%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25826.43 +287.97 +1.13 .DJI

前営業日終値 25538.46

ナスダック総合 7441.51 +110.98 +1.51 .IXIC

前営業日終値 7330.54

S&P総合500種 2790.37 +30.20 +1.09 .SPX

前営業日終値 2760.17

COMEX金 2月限 1239.6 +13.6 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1226.0

COMEX銀 3月限 1449.9 +28.2 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1421.7

北海ブレント 2月限 61.69 +2.23 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 59.46

米WTI先物 1月限 52.95 +2.02 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 50.93

CRB商品指数 183.5069 +1.7693 .TRCCRB

前営業日終値 181.7376

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