February 13, 2020 / 10:38 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(13日)

[13日 ロイター] - <為替> ユーロが対ドルで約2年ぶりの安値を付けた。中国で新型コロナウイルスの死者数と感染者数が急増したことを受け、ドルを含む米資産に買いが入ったことが背景。

中国湖北省の衛生当局は13日、新型コロナウイルスによる肺炎の死者が12日時点で242人増え、合計1310人になったと発表した。感染者数は12日時点で新たに1万4840人増加し、合計4万8206人となった。世界保健機関(WHO)は「より幅広い定義」に基づき感染を確認するようになったため急増したと説明している。

ユーロは対ドルEUR=で1.0835ドルと、2017年5月以来の安値に下落。前日の取引でテクニカルな抵抗線だった1.0877ドルを突破したことで、ユーロは一段の売りにさらされやすくなっている。

ユーロは安全資産と見なされる対スイスフランEURCHF=でも下落し、1.0610フランと、15年8月以来の安値を付けた。円は対ドルJPY=で109.78円に上昇した。市場関係者は、低金利通貨を売って調達した資金を高金利通貨の購入投資に充てるキャリートレードも対ユーロでのドル上昇の背景にあるとの見方を示している。

新型ウイルスで経済が阻害されれば一段の金融緩和が実施されるとの観測を背景にリスク選好度が高まっており、株価は急落を免れるとの見方が出ている。

<債券> 国債利回りがやや低下した。中国での新型コロナウイルスの感染拡大を巡る報道が利回りを抑制した一方、米消費者物価指数(CPI)など良好な米経済指標が支えた。

指標10年債利回りUS10YT=RRは終盤の取引で、1.8ベーシスポイント(bp)低下の1.6087%。この日行われた30年債入札が堅調な結果だったことで継続的な買いが示された。

米財務省がこの日実施した190億ドルの30年債入札は、最高落札利回りが2.061%と過去最低だった。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、ベン・ジェフェリー氏は、今週行われた短期債入札での堅調な需要と同様に、30年債入札でも債券購入をためらわない投資家の姿が示されたと述べた。

2年債利回りUS2YT=RRは1.4377%と低下幅は1bp未満にとどまった。

<株式> 前日の最高値から反落して取引を終えた。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を巡る懸念のほか、企業決算が強弱まちまちの内容となったことが背景。

情報技術(IT)株が主導し、主要株価3指数を押し下げた。ダウ工業株30種.DJIの下げが目立った。

S&P総合500種.SPXの主要11セクターでは7セクターが下落。工業株.SPLRCIが最大の下落率となった。一方、ディフェンシブ銘柄の公益事業株.SPLRCUと主要消費財株.SPLRCSは上げを主導。

ネットワーク機器大手シスコシステムズ(CSCO.O)は5.2%下落。四半期決算発表で示した売上高と利益のガイダンスがさえなかったことが嫌気された。

20億ドル規模の株式売り出しを実施すると発表した電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA.O)は4.8%急伸した。

中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)は、中国を発生源とする新型コロナウイルスの感染拡大により売上高が影響を受けると警告。株価は1.8%下落した。

保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N)は四半期利益が予想を上回ったものの、株価は6.2%値下がりした。

食品大手クラフト・ハインツ(KHC.O)は7.6%急落。第4・四半期売上高が予想を下回ったほか、6億6600万ドルの評価損を計上した。

四半期利益見通しが予想を下回ったデータ記憶装置メーカーのネットアップ(NTAP.O)は9.3%安。

<金先物> 新型肺炎による死者および感染者が中国で急増したことを受けて、続伸した。中心限月4月物の清算値は、前日比7.20ドル(0.46%)高の1オンス=1578.80ドルとなった。

ただ、外国為替市場でドル高・ユーロ安基調となり、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたため、一段高は阻まれた。

<米原油先物> 主要産油国による一段の協調減産措置への期待などを手掛かりに買われ、3日続伸。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は、前日比0.25ドル(0.49%)高の1バレル=51.42ドル。4月物は0.25ドル高の51.66ドルだった。

国際エネルギー機関(IEA)は13日、2020年1─3月期の世界の石油需要が10年超ぶりに前年同期を下回ると予想。また、20年通年の需要についても日量36万5000バレル下方修正した。前日には、石油輸出国機構(OPEC)も20年の需要予想を引き下げており、相場は13日早朝にかけてジリ安で推移。ただ、価格下支えに向け、OPECと非加盟の主要国で構成する「OPECプラス」が一段の減産措置を講じるとの期待を手掛かりに、その後は買い戻しの動きがやや優勢となった。

ドル/円 NY終値 109.81/109.82 JPY22H=

始値 109.70 JPY=

高値 109.86

安値 109.66

ユーロ/ドル NY終値 1.0840/1.0843 EUR22H=

始値 1.0856 EUR=

高値 1.0869

安値 1.0835

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 106*21.50 2.0733% US30YT=RR

前営業日終値 106*08.00 2.0920%

10年債(指標銘柄) 17時04分 98*29.00 1.6190% US10YT=RR

前営業日終値 98*26.63 1.6270%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*21.75 1.4421% US5YT=RR

前営業日終値 99*21.25 1.4450%

2年債(指標銘柄) 17時04分 99*27.63 1.4458% US2YT=RR

前営業日終値 99*27.88 1.4420%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 29423.31 -128.11 -0.43 .DJI

前営業日終値 29551.42

ナスダック総合 9711.97 -13.99 -0.14 .IXIC

前営業日終値 9725.96

S&P総合500種 3373.94 -5.51 -0.16 .SPX

前営業日終値 3379.45

COMEX金 4月限 1578.8 +7.2 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1571.6

COMEX銀 3月限 1761.9 +12.2 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1749.7

北海ブレント 4月限 56.34 +0.55 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 55.79

米WTI先物 3月限 51.42 +0.25 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 51.17

CRB商品指数 172.2763 +0.5137 .TRCCRB

前営業日終値 171.7626

*情報を更新しました。

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