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NY市場サマリー(10日)ドル3カ月ぶり安値更新、ダウ282ドル安

[10日 ロイター] -

<為替> 米連邦準備理事会(FRB)が政策金利据え置きを決定したことなどを受け、ドルが下げ幅を拡大し、ユーロなどの主要通貨に対し3カ月ぶりの安値を付けた。

FRBはこの日まで2日間の日程で開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くことを決定。資産買い入れプログラムについて「現在のペース」を維持することも決定した。

ただ国債利回りの上昇を食い止める措置については何の発表もなく、パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)について討議したと明らかにしたものの、効果については「疑問がある」と述べるにとどめた。

こうした中、ドルはユーロEUR=EBS 、英ポンドGBP=D3 、スイスフランCHF=EBS に対し3カ月ぶりの安値を更新、対円JPY=EBSでは3週間ぶりの安値を付けた。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数=USDは約0.4%安の95.882。一時は95.714と、3月中旬以来の安値を付けた。

ドルは対円で106.99円と、3週間ぶり安値を更新。終盤の取引では0.6%安の107.08円となっている。

<債券> 国債利回りが低下。FRBが異例の経済支援を継続すると改めて表明し、債券買い入れプログラムの購入ペースを維持すると発表した。また、資産買い入れプログラムについて、米国債で月間約800億ドル、政府機関債および住宅ローン担保証券(MBS)で月間400億ドルという「現在のペース」を維持すると明言した。

指標10年債利回りUS10YT=RRは9ベーシスポイント(bp)低下の0.744%。2年債利回りUS2YT=RRは3bp低下の0.177%となった。

今回のFOMC声明では、金利を今後数年間ゼロ近辺に維持する取り組みの一環として、イールドカーブ・コントロールを導入する可能性があるかは言及されなかった。

2年債と10年債の金利差US2US10=TWEBは57bpに縮小。予想外の改善となった5月の米雇用統計を受け、前週末5日には72bpと3月以来の水準に拡大していた。

5年債と30年債の金利差US5US30=TWEBは118bp。5日は129bpと2016年12月以来の高水準だった。

この日発表された5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.1%下落した。下落は3カ月連続。新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされた景気後退(リセッション)により需要が引き続き抑制されていることが示された。

<株式> ダウ平均株価.DJIとS&P総合500種指数.SPXが続落。全般的に不安定な値動きとなり、ダウ平均は282ドル安で引けた。

ナスダック総合指数.IXICは初の1万ポイントに乗せて終了。マイクロソフトMSFT.Oが3.7%、アップルAAPL.Oが2.6%それぞれ上昇し、指数をけん引した。

FRBはこの日のFOMC声明で異例の経済支援を継続すると改めて表明。国内総生産(GDP)は今年6.5%縮小するとしたほか、失業率は年末時点で9.3%になるとの見通しを示した。その上で、少なくとも2022年まで翌日物金利をゼロ近辺に維持するとした。声明発表とパウエルFRB議長の会見を受け、ダウとS&Pはプラス圏とマイナス圏を挟む値動きになった。

S&Pの銀行株指数.SPXBKは5.8%安と4月15日以来の大幅な下げを記録。金融株.SPSYは3.8%安で、S&P500の最大の下落要因になった。銀行株の下げはパウエル議長がイールドカーブ・コントロールについて発言したことが理由との指摘も。

個別株では、製薬大手イーライリリーLLY.Nが1.3%高。新型コロナウイルスに特化した治療薬が早ければ9月にも承認される可能性があるとロイターに明らかにした。

<金先物> FRBの金融政策発表を控えて様子見ムードが広がる中、 ほぼ横ばいとなった。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比1.20ドル(0.07%)安の1オンス=1720.70ドル。

清算値確定後に発表されたFOMC声明で、事実上のゼロ金利や量的金融緩和が維持されることが確認されると、金相場は急伸した。

<米原油先物> 取引終盤にドル安を好感した買いが入り、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比0.66ドル(1.7%)高の1バレル=39.60ドルとなった。8月物は0.62ドル高の39.78ドルだった。

7月物は取引前半、米原油在庫増が重しとなり、マイナス圏で推移。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した最新週の在庫統計では、原油在庫(戦略備蓄除く)が前週比570万バレル増の5億3810万バレルと、過去最大に膨らんだ。市場では170万バレル減と予想されていた。米国産の輸出が低迷した一方で、サウジアラビアからの輸入が増え、在庫が押し上げられた。

ただ、相場は終盤にプラス圏に浮上。FOMCの声明発表後にドル安が進み、原油相場を支援した。

ドル/円 NY終値 107.09/107.12 JPY21H=

始値 107.35 JPY=

高値 107.45

安値 107.00

ユーロ/ドル NY終値 1.1369/1.1373 EUR21H=

始値 1.1363 EUR=

高値 1.1422

安値 1.1324

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 93*20.00 1.5158% US30YT=RR

前営業日終値 92*02.00 1.5840%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*30.00 0.7362% US10YT=RR

前営業日終値 98*02.00 0.8290%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.25 0.3245% US5YT=RR

前営業日終値 99*07.25 0.4070%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.00 0.1727% US2YT=RR

前営業日終値 99*26.88 0.2060%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26989.99 -282.31 -1.04 .DJI

前営業日終値 27272.30

ナスダック総合 10020.35 +66.59 +0.67 .IXIC

前営業日終値 9953.75

S&P総合500種 3190.14 -17.04 -0.53 .SPX

前営業日終値 3207.18

COMEX金 8月限 1720.7 ‐1.2 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1721.9

COMEX銀 7月限 1779.6 +0.2 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1779.4

北海ブレント 8月限 41.73 +0.55 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 41.18

米WTI先物 7月限 39.60 +0.66 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 38.94

CRB商品指数 139.2220 +0.7691 .TRCCRB

前営業日終値 138.4529

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