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NY市場サマリー(30日)ハイテク大手売られ米株反落、ドル上昇

[30日 ロイター] - <為替> 米大統領選を4日後に控えドルに安全買いが入った。世界的に新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかかっていないことも、安全通貨としてのドルの需要押し上げにつながっている。

欧州ではドイツとフランスのほか、スペインの一部で感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)を実施。米国でも感染拡大が続き、累計感染者数は30日時点で900万人に達した。人口の約3%が感染した計算になる。こうした中、来週の米大統領選の結果が紛糾する恐れも相まってドルの安全需要が増大した。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数=USDは0.2%高の94.035。週初からの上昇率は1.4%と、約1カ月ぶりの大きさとなった。

BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のグローバル外為戦略部門責任者、グレッグ・アンダーソン氏は「大統領選の日程は以前から分かっていたものの、ここに来て選挙に関連した揺れが出ている」と指摘。「ポジション確定をぎりぎりまで控える動きが一部で見られ、これがユーロ/ドルに若干反映された」と述べた。

マネックス・ヨーロッパの市場分析部門責任者、ランコ・ベリッチ氏は、米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利すれば新型ウイルス感染拡大への適切な対応が期待できることから、マクロ経済見通しは改善すると予想。バイデン氏の勝利はドルの若干の支援要因になるとの見方を示した。

ユーロは対ドルEUR=EBSで0.3%安の1.1643ドル。一時は1.1640ドルと、4週間ぶり安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が29日の理事会で12月に追加対策を講じる可能性を示唆したことが引き続きユーロの圧迫要因となっている。

ドルは対円JPY=EBSでほぼ横ばいの104.66円。中国人民元に対してはオフショア取引CNH=EBSで0.2%安の6.6945元。

米商務省が朝方発表した9月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比1.4%増と、8月の1%増から加速。ただ、為替相場にほとんど影響はなかった。

<債券> 長期債の売りに伴いイールドカーブがスティープ化し、長短金利差は6月以来の大きさとなった。米大統領選後に新型コロナウイルス追加経済対策が可決され、多額の国債入札が実施されるとみられている。

新型コロナ感染者の増加や大統領選を巡る懸念を背景に米株市場から資金が流出し、リスクオフの動きが強まっているが、米債市場の追い風にはなっていない。

10年債利回りUS10YT=RRは3.1ベーシスポイント(bp)上昇の0.867%。一方、2年債利回りUS2YT=RRは0.154%で横ばいだった。2年債と10年債の金利差US2US10=TWEBは一時71.8bpまで拡大し、終盤は70.8bp。

米国株の主要株価指数の週間下落率は3月以降で最大となった。

レイモンド・ジェームズの市場ストラテジスト、エリス・ファイフファー氏は「先週以降、通常では見られないことが起こっている」と指摘。「米債市場は刺激策が実施されるかどうかではなく、刺激策がいつ実施されるのかということを織り込んでいる」と述べた。

11月3日の米大統領選でトランプ氏、バイデン氏のいずれが勝利しても追加コロナ対策が実施されるとの見方は多い。大規模なコロナ対策は多額の国債入札につながる。特にバイデン氏は連邦最低賃金の引き上げやインフラ・環境関連での数兆ドル規模の投資を明言し、入札規模を一段と拡大させる方針を打ち出している。

ファイファー氏は「民主党が勝利すれば、非常に巨額かつ迅速な刺激策が実施され、多額の入札が行われるだろう。米債市場はこれを織り込む一方、米国株は選挙前にややリスクオフとなっている」と語った。

<株式> ハイテク大手の売りが膨らみ反落した。新型コロナウイルス感染拡大を巡る懸念や米大統領選を目前に控えた警戒感が重しになり、週間でも3月以来の大幅安となった。

米国で確認された新型コロナ感染者数はこの日、累計900万人を突破。また、欧州諸国が感染拡大防止に向けて制限措置の導入に動く中、景気への影響も懸念もされる。

11月3日の米大統領選を控えた投資家の不安を反映し、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数).VIXは20週間ぶりの高水準を若干下回って終了した。

コロンビア・スレッドニードルの株式ポートフォリオマネジャー、ピート・サントロ氏は「大統領選まで2営業日を残す中、市場参加者は不意打ちを食らわぬよう備える動きになった」と指摘した。

アップルAAPL.Oは5.6%安。前日引け後に発表した第4・四半期(7─9月)決算は、売上高と利益が市場予想を上回ったものの、iPhoneの売上高が市場予想を下回ったことが嫌気された。

アマゾン・ドット・コムAMZN.Oは5.45%安。第3・四半期決算は前期に続き利益が過去最高を記録。一方、新型コロナ対策関連コストが拡大すると予想した。

フェイスブックFB.Oも6.3%安。第3・四半期の売上高と利益はともに予想を上回った。新型コロナ流行を背景にネット広告の出稿が増加し、利益を押し上げたが、このトレンドが変われば、2021年の広告収入の伸びに影響を及ぼす可能性があると見通した。

バーンセン・グループの最高投資責任者デイビッド・バーンセン氏は「これら銘柄は全て過度に評価されており、いずれリプライスされるだろう。ただ、その時期は不明だ」と述べた。

アルファベットGOOGL.Oは3.8%高。第3・四半期決算は売上高がプラスに転換し、アナリスト予想を上回った。

ツイッターTWTR.Nは21%強急落。第3・四半期の1日当たりアクティブユーザー数が1億8700万人と、アナリスト予想を下回ったほか、米大統領選が広告収入に影響する恐れがあるとの見通しを示した。

週足では、ダウ工業株30種.DJIが6.5%、S&P総合500種.SPXが5.6%、ナスダック総合.IXICが5.5%下落。

10月としては、ダウが4.6%、S&Pが2.8%、ナスダックが2.3%下落した。

<金先物> 3営業日ぶりに反発した。ドル安局面で買われた。金塊相場は前日比8.635ドル高の1オンス=1880.77ドルで引けた。週間では1.0%安。

<米原油先物> 米欧での新型コロナウイルス感染再拡大などを背景に売られ、3日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比0.38ドル(1.05%)安の1バレル=35.79ドル。月間では中心限月ベースで11.01%下落した。マイナスは2カ月連続。1月物の清算値は0.36ドル安の36.15ドルとなった。

ドル/円 NY終値 104.64/104.67 JPY21H=

始値 104.41 JPY=

高値 104.73

安値 104.39

ユーロ/ドル NY終値 1.1647/1.1651 EUR21H=

始値 1.1671 EUR=

高値 1.1704

安値 1.1641

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 93*11.50 1.6584% US30YT=RR

前営業日終値 94*03.50 1.6250%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*21.50 0.8737% US10YT=RR

前営業日終値 98*00.50 0.8360%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*10.75 0.3844% US5YT=RR

前営業日終値 99*12.50 0.3730%

2年債(指標銘柄) 16時44分 99*30.00 0.1564% US2YT=RR

前営業日終値 99*30.25 0.1520%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26501.60 -157.51 -0.59 .DJI

前営業日終値 26659.11

ナスダック総合 10911.59 -274.00 -2.45 .IXIC

前営業日終値 11185.59

S&P総合500種 3269.96 -40.15 -1.21 .SPX

前営業日終値 3310.11

COMEX金 12月限 1879.9 +11.9 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1868.0

COMEX銀 12月限 2364.6 +28.6 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 2336.0

北海ブレント 12月限 37.46 ‐0.19 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 37.65

米WTI先物 12月限 35.79 ‐0.38 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 36.17

CRB商品指数 144.7289 ‐0.0806 .TRCCRB

前営業日終値 144.8095

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