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NY市場サマリー(4日)米国株急反落、ドル指数は底堅い

[4日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、ドル指数が一時約3年ぶりの安値を付けたものの、その後は値を戻す展開となった。

ドル指数は昨年7%近く値下がり。この日は新年最初の取引で米国株が大幅安となるなど、リスク選好が後退した。新型コロナウイルスワクチンの展開やジョージア州上院選決選投票への不安が影響した。

ドルは通貨バスケットに対し0.159%高。一時89.415と2018年4月17日以来の安値を付けた。

ウエスタンユニオン・ビジネスソリューション(ワシントン)のシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「今なお市場の前には多くの障害が残されており、市場の楽観主義は目先のリスクしか見越すことができない。このためドルの下げは緩やかになるだろう」と述べた。

こうした中、人民元は2年半ぶりの高値に上昇。オフショア人民元は対ドルで6.44元に値上がりした。

<債券> 米金融・債券市場では、一時上昇していた国債利回りが上げ幅を縮小した。米議会の趨勢を決定するジョージア州の上院選決選投票を翌日に控え、株価が大きく下落したことが背景。雇用統計発表を8日に控えていることも相場に影響を及ぼしている。

終盤の取引で10年債利回りは0.9165%と、上げ幅は1ベーシスポイント(bp)未満にとどまっている。

TDセキュリティーズ(ニューヨーク)のシニア金利ストラテジスト、ゲンナディー・ゴールドバーグ氏は「株価下落で国債利回りが押し戻された」としている。

10年物のブレーク・イーブン・インフレ率はこの日の取引で2018年11月以降で初めて2%台に乗せた。ゴールドバーグ氏は、追加経済刺激策への期待が一部背景にあるとしている。

アナリストは、南部ジョージア州で5日に行われる連邦議会上院の2議席を巡る決選投票で、共和党候補が勝利すれば、ねじれ議会が解消されず、大規模な刺激策の承認が阻害されるとみられるため、国債利回りは抑制されると予想。一方、民主党候補が勝利すれば一段の刺激策実施への期待から、長期債利回りが押し上げられる可能性があるとの見方を示している。

<株式> 2021年最初の取引となった米国株式市場は急反落して取引を終えた。ジョージア州の上院決選投票を控えた警戒感や新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリスク選好ムードが後退した。

ダウ工業株30種とS&P総合500種は序盤の取引で最高値を更新する場面もあったが、ボーイングの下落にも押されて値を下げた。ボーイングは、バーンスタインがキャッシュフローに関する懸念を理由に投資判断を「アンダーパフォーム」に引き下げたことを嫌気し、大幅安となった。

主要3指数はいずれも2週間ぶり安値を付けた。投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数)は2週間ぶり高水準となった。

上院の勢力図を決める5日のジョージア州決選投票は、税制や景気刺激策の拡充、インフラ支出拡大などバイデン次期政権の政策の行方を左右する争いになる。

レイノルズ・ストラテジーの主任市場ストラテジスト、ブライアン・レイノルズ氏は「株価はこの1年の見事な上昇から後退している」とした上で、「コロナ感染が制御不能な状況で新年をスタートした。2021年を終えるまでにはおそらく制御できるだろうが、投資家は目先のニュースに反応するため、その間には頻繁に株価の下落があるだろう」と語った。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感を受けて買いが膨らみ、4営業日続伸した。

外国為替市場では、ドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が強まり、金買いが殺到した。

米金融緩和の長期化観測に加えて新型コロナウイルス感染拡大に対応する9000億ドル規模の米追加経済対策が成立。一段のドル安観測が浮上していることも支援材料。また、翌5日に行われる米上院多数派を決する南部ジョージア州での2議席をめぐる決選投票が波乱要因として警戒されており、安全資産としての金買いも相場を支えたもようだ。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、リスク回避ムードが優勢となる中、4営業日ぶりに反落した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は4日に会合を開き、2月の産油量について協議。OPECプラスは先月、2021年は段階的に生産量を増やすことを決め、今月から日量50万バレルの増産を実施している。ただ、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない中、来月は1月水準に据え置く公算が大きいとの観測が広がり、相場は未明に一時49.83ドルの高値を付けた。

しかし、50ドルの大台を抜けず、その後は利益確定の動きが台頭。朝方までに48ドル台前半に押し戻された。また、午前の米株式相場が最高値更新から一転して急落すると、同じくリスク資産とされる原油先物への売りも活発となり、下げ幅を一段と拡大。米議会上院の多数派を決するジョージア州での決選投票を翌5日に控え、今後の政権運営に関する不透明感が投資家心理を圧迫した。

ドル/円 NY終値 103.10/103.14

始値 102.85

高値 103.23

安値 102.85

ユーロ/ドル NY終値 1.2248/1.2252

始値 1.2292

高値 1.2309

安値 1.2242

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*04.50 1.6616%

前営業日終値 99*19.50 1.6420%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*19.00 0.9182%

前営業日終値 99*21.00 0.9120%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*03.50 0.3528%

前営業日終値 100*02.50 0.3590%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.50 0.1171%

前営業日終値 100*00.25 0.1210%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 30223.89 -382.59 -1.25

前営業日終値 30606.48

ナスダック総合 12698.45 -189.84 -1.47

前営業日終値 12888.28

S&P総合500種 3700.65 -55.42 -1.48

前営業日終値 3756.07

COMEX金 2月限 1946.6 +51.5

前営業日終値 1895.1

COMEX銀 3月限 2736.4 +95.2

前営業日終値 2641.2

北海ブレント 3月限 51.09 ‐0.71

前営業日終値 51.80

米WTI先物 2月限 47.62 ‐0.90

前営業日終値 48.52

CRB商品指数 167.3462 ‐0.4507

前営業日終値 167.7969

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