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NY市場サマリー(12日)ナスダック・S&P最高値、ドル上げ幅縮小

[12日 ロイター] - <為替> ドルが上昇したものの、上げ幅を縮小した。米株価が上昇に転じ、米国債利回りが上げ幅を拡大する中、リスク選好度が回復したことが背景。3連休を控えポジション調整の動きが出たことも影響した。

BDスイス・グループの投資調査部門責任者、マーシャル・ギットラー氏は、ドルの見通しは引き続き軟調と指摘。ドルは「安全通貨の中でも最も安全と見なされているため、安全需要が低調なときは下落しやすい。市場が堅調に推移し、米連邦準備理事会(FRB)が当面は現行政策を維持すると表明する中、ドルの頭が重い状態は続く」との見方を示した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.3%安の4万7356ドル。米金融大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)が前日、ビットコインなどの暗号資産を顧客が保有、送金、発行するのを支援する部門を新設すると発表。これを受け、オーバーナイトの取引で4万9000ドルと、過去最高値を更新していた。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の90.494。週初からは0.6%下落し、4週間ぶりの下落となった。

ドルは対円で0.2%高の104.97円。週初からは0.4%下落し、週間の下落としては昨年12月中旬以降で最大となった。

ユーロは対ドルで0.1%安の1.2116ドル。週初からは0.5%上昇した。

英ポンドは対ドルで0.2%高の1.3848ドル。英国立統計局(ONS)発表の2020年の国内総生産(GDP)速報値が9.9%減と、過去300年超で最も大幅な落ち込みとなったものの、上昇した。

リスク選考度の指標と見なされる豪ドルとニュージーランドドルは当初の下げから切り返した。

来週15日はプレジデンツデーの祝日のため米金融市場は休場となる。

<債券> 3連休を控えポジション調整が入り、長期債を中心に国債利回りが昨年3月以来の水準に上昇した。

終盤の取引で10年債利回りは1.203%と、8日に付けた11カ月ぶりの高水準(1.20%)をやや上回った。30年債利回りは2.007%と、8日に付けた1年ぶり高水準(2.006%)を若干上回った。

BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のストラテジスト、ベン・ジェフリー氏は、相場の方向性を決める基調的なニュースに欠ける中、「3連休を控えポジション調整と利食いが見られた」としている。

来週15日はプレジデンツデーの祝日のため、米債券市場は休場。新たな動意が見当たらない中、国債利回りはこのところ狭いレンジ内にとどまっているが、次の目玉として政府の財政支出計画が注目されている。ウェルズ・ファーゴのマクロストラテジスト、ザカリー・グリフィス氏は「われわれは規模1兆ドルとみているが、市場ではこれを上回るとの予想が強くなっている」と述べた。

この日は予想物価の指標とされる10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が2.23%と、2014年以来の水準に上昇。年間インフレ率平均が向こう10年は2.23%になるとの予想が市場で出ていることが示された。

財務省は17日に270億ドルの20年債、18日に90億ドルの30年物インフレ指数連動債(TIPS)の入札を実施する。

2年債と10年債の利回り格差は109.10ベーシスポイント(bp)に拡大。8日に付けた17年4月以来の水準に並んだ。

<株式> ナスダック総合とS&P総合500種が終値ベースで最高値を更新。追加財政刺激策への期待を追い風に、エネルギーや金融、素材株の買いが膨らむ一方、アップルやテスラ、マイクロソフトなどのハイテク大手は売られた。

S&Pは日中の最高値も更新した。

投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は昨年2月以来初めて20を下抜け、センチメントの改善を示した。

グレート・ヒル・キャピタルのトーマス・ヘイズ氏は、米景気循環の変わり目に差し掛かる中、成長株からバリュー株やシクリカル銘柄へのローテーションが続いており、これら銘柄が今後相場を主導するとの見通しを示した。

バイデン大統領は12日、1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス救済法案の実現に向け州知事や市長との会合を開き、数百万人の失業者への支援や学校再開に一段の協力が必要と訴えた。

ロイター調査によると、バイデン大統領の大規模な財政支出が経済活動を促進するのに役立つため、国内総生産(GDP)成長率が向こう1年以内にコロナ禍前の水準に達すると予想されている。

一方、朝方発表された2月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は76.2と、市場予想に反し、1月確報値の79.0から低下した。政府が新型コロナウイルス流行を受けた一段の経済対策の用意ができている中でも、年間所得が7万5000ドル未満の家計に対する見方が悪化している。

小型株で構成するラッセル2000指数は過去6週間中5週上昇した。

決済サービス大手ペイパルは4.7%高。複数の証券会社が目標株価を引き上げた。

娯楽大手ウォルト・ディズニーは一時最高値を更新したのものの、1.7%安で終了。前日引け後に発表した第1・四半期(2020年10─12月)決算は予想外の黒字となった。

11日にナスダックに新規株式公開(IPO)したマッチングアプリ運営の米バンブルは7.3%高で取引を終えた。

<金先物> 対ユーロでのドル高を背景に続落した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比3.60ドル(0.20%)安の1オンス=1823.20ドル。外国為替市場では、対ユーロでドル高の動きが進み、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感が強まり、金の圧迫材料となった。ただ、引け際にかけてドル高傾向が一服し、金も下げ幅を縮めた。

<米原油先物> 米追加経済対策の実現期待などを背景に反発した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.23ドル(2.11%)高の1バレル=59.47ドル。週間では2.62ドル(4.61%)上昇した。4月物の清算値は1.24ドル高の59.38ドル。

バイデン米大統領が掲げる大型追加経済対策の実現期待や新型コロナウイルスワクチン普及による経済正常化への思惑が、投資家のリスク選好意欲を支えている。需給面では、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産に加え、サウジアラビアによる自主的な追加減産で、供給過剰への警戒感が後退。原油買いが活発になり、相場は一時59.82ドルと、昨年1月上旬以来となる60ドルの大台目前に迫った。

ドル/円 NY終値 104.93/104.96

始値 105.03

高値 105.12

安値 104.92

ユーロ/ドル NY終値 1.2118/1.2122

始値 1.2106

高値 1.2128

安値 1.2082

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 96*30.00 2.0115%

前営業日終値 98*13.38 1.9450%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*06.50 1.2099%

前営業日終値 99*22.00 1.1580%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.50 0.4932%

前営業日終値 99*18.50 0.4610%

2年債(指標銘柄) 16時58分 100*00.88 0.1110%

前営業日終値 100*00.88 0.1110%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 31458.40 +27.70 +0.09

前営業日終値 31430.70

ナスダック総合 14095.47 +69.70 +0.50

前営業日終値 14025.77

S&P総合500種 3934.83 +18.45 +0.47

前営業日終値 3916.38

COMEX金 4月限 1823.2 ‐3.6

前営業日終値 1826.8

COMEX銀 3月限 2732.8 +28.1

前営業日終値 2704.7

北海ブレント 4月限 62.43 +1.29

前営業日終値 61.14

米WTI先物 3月限 59.47 +1.23

前営業日終値 58.24

CRB商品指数 185.2884 +1.6425

前営業日終値 183.6459

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