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NY市場サマリー(15日)ドル上昇、債券利回り1週間ぶり低水準

[15日 ロイター] -

<為替> ドルが上昇。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が引き続きハト派姿勢を維持する中、ドルは値下がりする場面も見られたものの、失業保険申請件数の改善が支えとなった。

ドルは通貨バスケットに対し0.2%高の92.603。一時92.272まで下げた。

パウエル議長はこの日、上院銀行委員会で証言。前日の下院での証言と同様、米経済回復に向け「強力な支援」を提供すると確認したほか、足元のインフレ高進を理由に経済支援策を急いで縮小する必要はないとの考えを強調した。

経済指標では、週間の新規失業保険申請件数が36万件と、前週の38万6000件から改善し、昨年3月以来1年4カ月ぶりの低水準となった。

ポンド/ドルはほぼ横ばい。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のソーンダーズ委員は、物価が予想以上に急激に上昇しているため、現在の国債買い入れプログラムの中止を早期に決定する可能性があると述べた。刺激策縮小の可能性について言及した英中銀メンバーはここ2日間で2人目。

カナダドルは下落し約3カ月ぶり安値。原油の値下がりに加え、6月の雇用者数が約30万人減少したことが響いた。

<債券> 米債利回りが1週間ぶりの低水準を付けた。パウエルFRB議長が議会証言で、インフレ高進は一過性の可能性が高く、FRBは経済支援を継続すると述べたことを受けた。

指標10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)低下の1.297%。2年債と10年債の利回り差は5bp縮小し107bpとなった。

米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は15日、FRBの経済支援を縮小する前に労働市場が一段と改善することを望んでいるとした上で、資産買い入れプログラムの縮小に関する条件は「年後半」に満たされる可能性があると述べた。利上げについては、2022年以降のインフレ率の状況にも左右されるが、24年初に新型コロナウイルス禍後の最初の利上げを実施することが適切と改めて表明した。

米労働省が15日に発表した7月10日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は36万件と、前週の38万6000件から改善し、昨年3月以来1年4カ月ぶりの低水準となった。ただ、労働力不足が引き続き雇用の重しになっている。市場予想は36万件だった。

16日には6月の米小売売上高が発表される。

<株式> ナスダック総合が続落。アップルやアマゾン・ドット・コムなどのハイテク大手の下げが圧迫した。朝方発表された週間の新規失業保険申請件数が昨年3月以来の水準に改善したことを受け、インフレ高進を巡る懸念が強まった。

エヌビディアは4.4%、アマゾンは1%超下落し、ともにナスダックの下げを主導した。フェイスブックは0.9%安。

S&Pの情報技術株指数は0.8%下落し、4営業日続伸に終止符を打った。今週前半には大型グロース(成長)株が選好され、S&Pとナスダックは最高値を付けていた。

S&Pのエネルギー株指数は1.4%安。原油生産を巡り、主要産油国のサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の間で妥協が成立したことを受け供給が増えるとの見方から、原油先物が下落したことが背景。

金融大手モルガン・スタンレー(モルガンS)は0.2%上昇。15日に発表した第2・四半期決算は、トレーディング収入が低迷したものの、投資銀行部門の伸びが後押しとなり、利益が予想を上回った。

プライベートエクイティ(PE)大手ブラックストーン・グループは14日夜、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の事業の9.9%株式を22億ドルで取得すると発表した。AIGとブラックストーンはともに3%以上値上がりした。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1.2%下落。一部のサンプルからがんを誘発する化学物質が検出されたことから米国でエアゾール式日焼け止め製品5種を自主回収したことが嫌気された。

<金先物> 米国が緩和的な金融政策を当面続けるとの見方が広がる中、3日続伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比4.00ドル(0.22%)高の1オンス=1829.00ドル。

<米原油先物> 有力産油国による増産合意が近いとの思惑から売りが先行し、続落。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.48ドル(2.02 %)安の1バレル=71.65ドル。9月物は1.26ドル安の71.38ドルだった。

関係筋によると、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)は14日、石油の増産協議で妥結。これを受け、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は月内にも協議を再開し、8月以降の段階的な増産で合意する見通しとなった。合意内容には、協調減産の期限延長やUAEの産油量引き上げも含まれるという。

このほか、米エネルギー情報局(EIA)の最新の週報で、ガソリン在庫が市場予想に反して増加。夏のドライブシーズン中にもかかわらず、燃料需要が伸びていないとの懸念も浮上した。ただ、OPECは15日に発表した月報で、今年の石油需要予想を据え置いた。根強い需要引き締まり観測に支えられ、終盤にかけて一進一退との展開となった。

ドル/円 NY終値 109.86/109.89

始値 109.97

高値 110.08

安値 109.79

ユーロ/ドル NY終値 1.1812/1.1816

始値 1.1816

高値 1.1823

安値 1.1797

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 110*05.00 1.9258%

前営業日終値 108*21.00 1.9890%

10年債(指標銘柄) 17時05分 102*31.50 1.3006%

前営業日終値 102*15.00 1.3560%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*14.75 0.7800%

前営業日終値 100*11.75 0.7990%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.63 0.2271%

前営業日終値 99*25.50 0.2290%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34987.02 +53.79 +0.15

前営業日終値 34933.23

ナスダック総合 14543.13 -101.82 -0.70

前営業日終値 14644.95

S&P総合500種 4360.03 -14.27 -0.33

前営業日終値 4374.30

COMEX金 8月限 1829.0 +4.0

前営業日終値 1825.0

COMEX銀 9月限 2639.4 +12.3

前営業日終値 2627.1

北海ブレント 9月限 73.47 ‐1.29

前営業日終値 74.76

米WTI先物 8月限 71.65 ‐1.48

前営業日終値 73.13

CRB商品指数 212.2451 ‐1.1342

前営業日終値 213.3793

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