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NY市場サマリー(29日)ドル1年ぶり高値、ダウとS&P反発

[29日 ロイター] -

<為替> ドルが急伸。米連邦準備理事会(FRB)が11月にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始し、来年終盤に利上げに踏み出すという期待が高まる中、主要通貨に対し1年ぶり高値を付けた。

終盤の取引で、主要6指数に対するドル指数は4営業日続伸し、0.7%高の94.404。一時、昨年9月終盤以来の高値となる94.435を付けた。

米議会では連邦政府債務上限引き上げを巡り与野党の攻防が続いているものの、ドルは反応薄だった。

ユーロは節目となる1.16ドルの水準を下抜け、0.8%安の1.1592ドル。

ドルは対円で0.4%高の111.99円。一時、昨年2月以来の高値となる112.04円を付ける場面もあった。

自民党の総裁選で岸田文雄前政調会長が勝利し、第100代首相に選出される見通しとなったものの、円の反応は限られた。

ドルはスイスフランに対しても約5カ月ぶり高値となる0.9355フランを付けた。その後は0.7%高の0.9351フランで推移した。

米英欧の中央銀行トップが29日開催された欧州中央銀行(ECB)の金融シンポジウム「ECBフォーラム」で示した発言も注目された。FRBのパウエル議長、ラガルドECB総裁、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、世界の経済成長の妨げとなっている供給の制約が一段と悪化し、現在の物価上昇が一過性である公算が大きいものの、インフレが長期間高止まりする恐れがあるという認識を示した。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米議会の債務上限引き上げを巡る攻防に注目が集まる中、国債に対する売りが減速し、利回りはほぼ横ばいで推移した。

終盤の取引で10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)上昇の1.5462%。一時は1.494%まで低下した。

米上院共和党は28日、現行28兆4000億ドルの連邦政府債務上限を22年末まで適用停止とする法案の採決を再び阻止。会計年度末が30日に迫り、政府の資金繰りが10月18日前後に限界に達するとみられる中、政府機関閉鎖やデフォルト(債務不履行)の回避に向けて残された時間は限られている。

2年債利回りは約1bp低下の0.299%。2年債と10年債の利回り格差は124bpと、前日からほぼ横ばい。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> ダウ工業株30種とS&P総合500種が上昇して取引を終えた。前日の広範な下げから一部回復したものの、FRBのパウエル議長の発言や債務上限問題などが上値を抑えた。

米国債利回りの上昇が一服し、S&P500とダウは反発したが、ナスダック総合は続落。相場が不安定な展開となる中、安定を求めてディフェンシブ銘柄を中心に買いが入った。

FRBのパウエル議長は29日、ECB主催の金融シンポジウムで、サプライチェーン(供給網)のボトルネックが解消されないことにいら立ちを示し、インフレが予想以上長期間、高止まりする可能性があると述べた。

S&P500の主要11セクターでは素材の下げが目立った一方、公益事業が1.3%高で上昇を主導した。

個別銘柄ではボーイングが3.2%高。「737MAX」機の中国航空当局向け試験飛行が問題なく行われたと幹部が明らかにした。

ディスカウント小売りのダラー・ツリーは16.5%急伸。自社株買い計画を10億5000万ドル拡大して25億ドルとした。

シティグループが投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げた製薬大手イーライリリーも4%上昇した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米長期金利の高止まりと対ユーロでのドル買い加速が圧迫要因となり、続落した。12月物の清算値(終値に相当)は前日比14.60ドル(0.84%)安の1オンス=1 722.90ドル。中心限月としては3月末以来半年ぶりの安値水準。

前日に7週間ぶりの安値を付けた反動でショートカバーが入り、相場は早朝に一時17 46.00ドルまで上昇した。しかし、未明の外為市場でドルが対ユーロで騰勢を強める中、ドル建て商品としての割高感から金を売る動きが台頭。早期の量的緩和縮小と利 上げ観測を背景に、米10年債利回りはこの日も一時1.55%近辺に上昇、金利を生ま ない資産である金塊を下押しした。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 国内原油在庫の積み増しが重しとなり、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前日比0.46ドル(0.61%)安の1バレル=74.83ドルだった。12月物は0.40ドル安の74.50ドルとなった。

米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した在庫統計(24日までの1週間)によると、原油は前週比460万バレル増と、ロイター調査の市場予想(170万バレル減)に反して、大幅な積み増しとなった。在庫増加は8週ぶり。ハリケーン「アイダ」な どの被害を受けた米メキシコ湾岸の石油生産施設の復旧が進み、最新週の国内原油生産が 日量50万バレル増の1110万バレルと、アイダ直撃以前の水準をほぼ回復したことが 在庫急増の要因という。

これを受けて相場は売り買いが交錯。安値拾いやテクニカルな買いなどが入りプラス圏に浮上する場面もあったが、需給逼迫(ひっぱく)懸念が和らぐ中、取引終盤にかけて節目の75ドルを下回る水準に押し下げられた。

一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の一部の国が設備投資不足で増産が困難との見方が引き続き下値を抑えているもよう。来週開かれるOPECプラスの会合の結果を見極めたいとの思惑も広がっている。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 111.96/111.97

始値 111.33

高値 112.04

安値 111.34

ユーロ/ドル NY終値 1.1595/1.1599

始値 1.1659

高値 1.1659

安値 1.1590

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 98*15.00 2.0689%

前営業日終値 98*14.00 2.0700%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*16.00 1.5236%

前営業日終値 97*12.50 1.5360%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.25 0.9954%

前営業日終値 99*08.75 1.0240%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.25 0.2931%

前営業日終値 99*28.38 0.3070%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34390.72 +90.73 +0.26

前営業日終値 34299.99

ナスダック総合 14512.44 -34.24 -0.24

前営業日終値 14546.68

S&P総合500種 4359.46 +6.83 +0.16

前営業日終値 4352.63

COMEX金 12月限 1722.9 ‐14.6

前営業日終値 1737.5

COMEX銀 12月限 2148.5 ‐98.2

前営業日終値 2246.7

北海ブレント 11月限 78.64 ‐0.45

前営業日終値 79.09

米WTI先物 11月限 74.83 ‐0.46

前営業日終値 75.29

CRB商品指数 227.1528 ‐1.4390

前営業日終値 228.5918

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