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NY市場サマリー(2日)米国株反発、ドル上昇、利回り上昇

[2日 ロイター] -

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、不安定な地合いの中、ドルが上昇した。米国株の上昇を受けてリスク選好の動きが強まったが、11月雇用統計の発表を翌日に控えて上値は限定的だった。

投資家は、急速に拡大している新型コロナウイルスのオミクロン型変異株への感染や、米連邦準備理事会(FRB)の資産買い入れ縮小の速度を懸念している。

午後の取引でドル指数は0.1%上昇し96.131。先週、オミクロン株の検出が初めて報じられた後には下落したが、先月付けた16カ月ぶり高値96.938に近い水準を維持している。

この日は、米国でオミクロン株の2例目の感染が確認されたが、株や他のリスク資産への影響は軽微だった。

TDセキュリティーズのシニア為替ストラテジスト、Mazen Issa氏は「相次ぐ感染の波の影響は、長引くほどに小さくなる傾向があることがわかる。確かにリスクはあるが、ワクチンメーカーはそのリスクに対応することが可能だ」と指摘した。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、米債利回りが上昇した。投資資金がリスク資産に回帰したほか、米連邦準備理事会(FRB)当局者が債券買い入れプログラムの早期終了を示唆したことを受けた。

指標10年債利回りUS10YT=RRは序盤に1.409%まで低下したが、終盤は1ベーシスポイント(bp)弱上昇の1.4375%。

一方、30年債利回りUS30YT=RRは2.8bp低下し1.7499%。序盤には1月以来の低水準である1.737%を付ける場面があった。

2年債利回りは0.63%と1週間ぶりの高水準に上昇。終盤は5.8bp上昇の0.6206%だった。

FHNフィナンシャルのシニア金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は、米国株の上昇を受け「投資資金がリスク資産にやや戻っている」と指摘。「ただ、それ以上に重要なのはFRB当局者がより迅速なテーパリング(量的緩和の縮小)に関するメッセージを強めたことだ」とし、資産買い入れの早期終了により来年上半期に利上げが実施される可能性が高まるとした。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は反発して取引を終えた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」出現による影響を消化する中、このところの売りで値下がりした銘柄に買いが入った。

主要株価3指数がいずれも上昇。グロース(成長)株よりバリュー(割安)株を選好する動きが見られ、景気に敏感な小型株や輸送株が相場全体をアウトパフォームした。

ダウ工業株30種はボーイングの上げに支えられ、主要3指数の中で上昇率が最大となった。

LPLフィナンシャルのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「このところの下落を受けて買いが戻り始め、株価を押し上げたが、オミクロン株を巡る不透明感はくすぶっている」と述べた。

バイデン米大統領は2日、オミクロン株の感染が国内で確認されたことを踏まえ、感染対策強化に向けた一連の指針を発表した。自宅で行うコロナ検査を無料とするため、民間の健康保険会社に対し、顧客への検査キット費用払い戻しを義務付ける。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米利上げ前倒し観測を背景に、反落した。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的発言をきっかけに金融政策の早期正常化観測が高まっている。労働省がこの日朝方発表した11月27日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が22万2000件と、市場予想(ロイター調べ)の24万件に比べ堅調な結果となったことも、そうした見方を裏付けた。失業保険申請件数の発表後に外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建て商品としての割高感が金塊の売りに拍車を掛けた。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成する「OPECプラス」が小幅な増産計画を維持したものの、需給バランスの改善には至らないとの見方が強く、反発した。

OPECプラスは2日の閣僚級会合で、今年8月から続けている小幅増産を来年1月も維持することを決定した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」感染が世界的に拡大。OPECプラスの決定直後には一時、62.43ドルと5%近く下落し、3カ月ぶりの安値を付けたが、長続きしなかった。

世界的なエネルギー需要回復に対し、OPECプラスの産油国は供給増をしぶり、協調減産の縮小幅は毎月日量40バレルにとどまっている。オミクロン株の感染が拡大すれば、需要がさらに減少するとの警戒感も強まっている。ただ、市場では、「世界的な旅行需要回復が始まれば、原油価格はさらに上昇する」(米金融大手バンク・オブ・アメリカ)との観測が多い。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 113.15/113.18

始値 112.93

高値 113.24

安値 112.72

ユーロ/ドル NY終値 1.1299/1.1303

始値 1.1338

高値 1.1347

安値 1.1296

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 102*17.00 1.7658%

前営業日終値 102*08.00 1.7780%

17時05分 99*11.50 1.4443%

10年債(指標銘柄)

前営業日終値 99*14.50 1.4340%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*07.50 1.2015%

前営業日終値 100*14.75 1.1550%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.75 0.6146%

前営業日終値 99*28.00 0.5630%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34639.79 +617.75 +1.82

前営業日終値 34022.04

ナスダック総合 15381.32 +127.27 +0.83

前営業日終値 15254.05

S&P総合500種 4577.10 +64.06 +1.42

前営業日終値 4513.04

COMEX金 2月限 1762.7 ‐21.6

前営業日終値 1784.3

COMEX銀 3月限 2231.6 ‐2.3

前営業日終値 2233.9

北海ブレント 2月限 69.67 +0.80

前営業日終値 68.87

米WTI先物 1月限 66.50 +0.93

前営業日終値 65.57

CRB商品指数 219.5454 +1.1527

前営業日終値 218.3927

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