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NY市場サマリー(17日)ドル上昇、債券利回り低下 株価下落

[17日 ロイター] - <為替> ドルが上昇した。各国中銀による利上げ観測の広がりや、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大への懸念を背景に、高リスク通貨からの逃避が進んだ。

ドル指数は午後の取引で0.7%上昇し、前日の下落分を取り戻した。5月以降、約8%上昇している。

前2営業日上昇したユーロと英ポンドは、それぞれ0.8%、0.6%下落。終盤では1ユーロ=1.1239ドル、1ポンド=1.3236ドル。

豪ドルやカナダドルなどのコモディティー関連通貨は下落。オミクロン株の感染拡大が需要を減少させるとの懸念から原油価格が2%安となったことを受けた。

豪ドルは0.8%安の0.7124米ドル、米ドル/カナダドルは1%高の1.2895カナダドル。カナダドルは11月26日以来の大幅な下げを記録した。

ドル/円は横ばい。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3%下落し、4万6335ドルとなった。

<債券> 米債利回りが低下した。トレーダーらは、インフレ上昇と新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大による経済的影響のバランスを取る米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を見極めようとしている。

イールドカーブ(利回り曲線)は前日に急激にスティープ化が進んだが、この日は短期ゾーンの金利が上昇したことで小幅フラット化した。

5・30年債の利回り差は63.6ベーシスポイント(bp)とフラット化したが、まだ前日の大幅拡大の影響が残っている。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後は61.4bpだった。

指標10年債利回りは1.6bp低下の1.406%。

30年債利回りは4.6bp低下し1.815%となった。

2・10年債の利回り差は76.0bpに縮小した。前日は79.4bpだった。

一方、2年債利回りは2.3bp上昇し0.644%。

物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.697%。前日は2.739%だった。

同10年物は2.407%だった。

<株式> 下落して取引を終えた。パンデミック(世界的大流行)下で実施した景気刺激策を早期に終了させるとの米連邦準備理事会(FRB)の決定が消化され、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡る懸念が広がる中で大手ハイテク株が売られた。

米半導体大手エヌビディアが2.1%安となったほか、アルファベットも1.9%下落し、S&P総合500種やナスダック総合の重しとなった。

S&P500グロース株指数は0.7%、バリュー株指数は1.4%それぞれ値下がりした。

S&P主要11セクター全てが下落。金融が2.3%安、エネルギーが2.2%安だった。

米ファイザーが17日、パンデミックが2024年まで収束しない可能性があるという見方を示したことも不確実性を強めた。

また、この日はオミクロン株による再感染リスクがデルタ株に比べ5倍以上高いことが、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究から分かった。

このほか、トレーダーは先物取引と株価指数オプション取引、個別株オプション取引の清算日が重なる「トリプルウィッチング」や年末の税金対策売りによってボラティリティーが高まった可能性があると指摘。

主要3株価指数が下落する中、小型株で構成されるラッセル2000指数は1%高。ただ11月上旬に付けた過去最高値からは10%超下落している。

オプション期日を迎えたことで、米取引所の合算出来高は166億株に膨らみ、直近20営業日の119億株を大幅に上回った。

週間ではS&P500が1.9%安、ダウが1.7%安、ナスダックが2.9%安だった。

個別銘柄では、米ソフトウエア大手オラクルが17日に6.4%下落。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、オラクルが医療情報技術(HCIT)を手掛けるセルネルを300億ドルで買収する方向で交渉中と報じた。セルネル株価は12.9%急騰した。

米宅配大手フェデックスは約5%高。22年度の業績予想を元の見通しに戻した。

<金先物> 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」やインフレ高止まりへの懸念を背景に続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比6.70ドル(0.37%)高の1オンス=1804.90ドルと、約4週間ぶりに1800ドルの節目を回復した。週間では20.10ドル(1.13%)上昇。

世界的なオミクロン株感染拡大への警戒感やインフレ高止まりの懸念が広がる中、安全資産やインフレヘッジ手段として、買われた。債券市場で米長期金利が低下したことも、金利を生まない資産である金塊の支援材料となった。

<米原油先物> エネルギー需要の先行きに不透明感が強まる中、3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.52ドル(2.10%)安の1バレル=70.86ドル。週間では1.13%下落した。2月物は1.43 ドル安の70.72ドルだった。

新型コロナウイルスの変異株で従来に比べ感染力が強いとされる「オミクロン株」の世界的な感染拡大を受け、各国政府が相次いで規制を再強化している。企業や大学が職場復帰の延長やオンライン試験への移行などで対応し、クリスマス休暇に向けた旅行計画を見直す動きが広がる中、先行き不透明感の強まりを嫌気した売りが終日優勢となった。

ドル/円 NY終値 113.67/113.70

始値 113.47

高値 113.76

安値 113.15

ユーロ/ドル NY終値 1.1239/1.1243

始値 1.1317

高値 1.1332

安値 1.1236

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 101*16.00 1.8098%

前営業日終値 100*10.00 1.8610%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.50 1.4072%

前営業日終値 99*18.00 1.4220%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*11.00 1.1782%

前営業日終値 100*12.00 1.1720%

2年債(指標銘柄) 17時00分 99*23.38 0.6396%

前営業日終値 99*24.50 0.6210%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 35365.44 -532.20 -1.48

前営業日終値 35897.64

ナスダック総合 15169.68 -10.75 -0.07

前営業日終値 15180.44

S&P総合500種 4620.64 -48.03 -1.03

前営業日終値 4668.67

COMEX金 2月限 1804.9 +6.7

前営業日終値 1798.2

COMEX銀 3月限 2253.3 +4.8

前営業日終値 2248.5

北海ブレント 2月限 73.52 ‐1.50

前営業日終値 75.02

米WTI先物 1月限 70.86 ‐1.52

前営業日終値 72.38

CRB商品指数 225.1411 ‐2.0975

前営業日終値 227.2386

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