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NY市場サマリー(25日)ドル下落、利回り低下 米株は大幅続伸

[25日 ロイター] -

<為替> ドルが下落した。投資家は西側各国の対ロシア制裁を見極める姿勢を取ったほか、米連邦準備理事会(FRB)が過度に積極的に利上げを行う可能性は低いとみて、前日の上昇分を一部吐き出した。

ドル指数は0.459%低下。前日には一時97.740と2020年6月30日以来の高値に急伸していた。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて米国は制裁措置を公表したが、プーチン大統領自身への制裁や国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除は見送ったため、ドルはやや値を下げた。

ユーロは0.59%上昇し1.1257ドルとなった。前日には1.105ドルまで下落し、20年6月1日以来の安値を付けていた。

ただこの日の下落を差し引いても、ドルは週間で3週連続の上昇を記録した。

CMEのフェドウオッチによると、FRBが3月に50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定するとの見方は25%に後退した。前日は約34%だった。

ロシア・ルーブルは、1.67%上昇し1ドル=83.04ルーブルとなった。前日には過去最安値の89.986ルーブルを記録した。

円は対ドルで0.09%下落し115.65円。英ポンドは0.19%高の1.34ドル。

暗号資産(仮想通貨)ではビットコインが1.4%上昇し3万8937.21ドル。イーサは2.58%高の2703.53ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 1月の個人消費支出(PCE)価格指数の上昇率が予想を上回ったものの、ロシアによるウクライナ侵攻を受け不確実性が高まる中、長期債利回りが低下した。

商務省が朝方発表した1月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比6.1%上昇と、1982年2月以来の高い伸びとなった。連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とする変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE指数は前年同月比5.2%上昇と、前月の4.9%上昇から加速し、83年4月以来の高い伸びを記録した。

PCEが大きく伸びれば、通常は利回りは上向くが、市場ではリスク選好度が低下。インスペレックス(ニューヨーク)のシニアトレーダー、デビッド・ペトロシネッリ氏は、国債利回りはインフレ指標に連動していないと指摘。「ロシアによるウクライナ侵攻がなければ、利回りは上昇していたはずだ」と述べた。

PCE価格指数発表前、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)上昇の2.002%と、先週以来初めて2%台に乗せていた。ただ、終盤の取引では1.967%と、0.5bp低下している。

SLCマネジメントの投資戦略・資産配分担当マネジング・ディレクター、デック・マラーキー氏は、長期債利回りが安定していることは、FRBは急速な利上げはできないとの見方が市場で出ていることを示していると指摘。「10年債の動きは、FRBが望むほど急速な利上げはできないとの見方を反映している」と述べた。

金利見通しを反映しやすい2年債利回りは2.8bp上昇の1.574%。上昇したものの、23日に付けた1年2カ月ぶりの高水準(1.643%)には届いていない。

2年債と10年債の利回り格差は39.1bp。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 大幅続伸して取引を終えた。ダウ工業株30種は1日の上昇率としては2020年11月以来最大の上げを記録した。

原油価格が1バレル=100ドルを割り込んだことで、エネルギーコスト上昇の懸念が一部緩和された。S&Pの主要11セクター全てが上昇した。

複数のストラテジストが、株売りは行き過ぎだったのではないかと指摘している。S&P総合500種は今週初め、1月3日終値の過去最高値から10%超下げ、調整局面にあることを確認した。

ロイトホルト・グループ(ミネアポリス)のジム・ポールセン最高投資責任者(CIO)は「今回の調整局面での売り疲れだ。経済のファンダメンタルズと企業の健全性は依然良好だ」と指摘した。

週間では、ダウは0.1%安、S&P500は0.8%高、ナスダックは1.1%高となった。

S&P500ではヘルスケア指数が上昇をけん引した。

日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が5%上昇。ベビーパウダーががんを引き起こしたとされる訴訟を巡り、分離した同事業の破産を裁判所が認めたことが材料視された。

投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は27.59に低下して終了した。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.29対1の比率で上回った。ナスダックでも2.63対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は124億7000万株。直近20営業日の平均は約121億株だった。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 投資家のリスク回避ムードがやや後退し、4営業日ぶりに反落した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比38.70ドル(2.01%)安の1オンス=1887.60ドル。中心限月ベースで週間では12.20ドル(0.64%)の下落。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ロシアによるウクライナ本格侵攻を受けた供給逼迫(ひっぱく)懸念からの騰勢が一服し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.22ドル(1.31%)安の1バレル=91.59ドル。5月物は1.05ドル安の89.89ドルだった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 115.56/115.59

始値 115.45

高値 115.76

安値 115.45

ユーロ/ドル NY終値 1.1267/1.1271

始値 1.1184

高値 1.1274

安値 1.1185

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*08.00 2.2847%

前営業日終値 99*02.50 2.2930%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*04.50 1.9704%

前営業日終値 99*04.00 1.9720%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.75 1.8701%

前営業日終値 100*03.25 1.8540%

2年債(指標銘柄) 17時04分 99*27.63 1.5697%

前営業日終値 99*29.13 1.5460%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34058.75 +834.92 +2.51

前営業日終値 33223.83

ナスダック総合 13694.62 +221.04 +1.64

前営業日終値 13473.59

S&P総合500種 4384.65 +95.95 +2.24

前営業日終値 4288.70

COMEX金 4月限 1887.6 ‐38.7

前営業日終値 1926.3

COMEX銀 3月限 2399.7 ‐69.0

前営業日終値 2468.7

北海ブレント 4月限 97.93 ‐1.15

前営業日終値 99.08

米WTI先物 4月限 91.59 ‐1.22

前営業日終値 92.81

CRB商品指数 264.4428 ‐4.5736

前営業日終値 269.0164

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