Reuters logo
NY市場サマリー(31日)
2017年8月31日 / 21:49 / 22日前

NY市場サマリー(31日)

[31日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。この日発表された米経済指標が低調な内容だったため、米連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利上げに踏み切るとの観測が高まらなかった一方、月末の投資フローや米雇用統計の発表を翌日に控えた警戒感がドルを圧迫した。

終盤のドル/円JPY=は0.3%安の109.93円。ユーロ/ドルEUR=は0.2%高の1.19ドルで推移している。主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%安の92.690となった。

米商務省が発表した7月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.3%増となり、市場予想の0.4%増を下回った。また、コア個人消費支出物価指数は前年同月比で1.4%上昇し、2015年12月以来の小幅な伸びにとどまった。

センチュリー・マネジメント・インベストメント・アドバイザーズ(テキサス州オースティン)のジェームズ・ブリリアント共同最高投資責任者は「本日発表された低調な物価指標と、(ハリケーン)ハービーが経済指標に及ぼす影響を踏まえると、FRBが次の利上げを来年に先送りする可能性は高まったと思う」と述べた。

またウェストパック・バンキング・コープ(ニューヨーク)のシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は、月末の投資フローもドルの地合いを弱めたと指摘。同氏によると、8月は欧州株が米国株に対してアンダーパフォームとなったことが一部投資家の損失に結び付いた公算が大きく、こうした投資家はエクスポージャーの最低基準を満たすため欧州株とユーロを買い増したという。

<債券> 米金融・債券市場では国債価格が上昇。7月の消費支出統計で物価指標が依然として低い伸びにとどまったことや北朝鮮情勢を巡る緊張が国債買いの要因となった。

個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比で1.4%上昇と、2015年12月以来、約1年半ぶりの低い伸びとなった。

ある市場関係者は「これまで低調な数字が続いており、今回は小幅な上振れがあるのではと一部で期待されていたものの、そうはならなかった」と述べた。

終盤の取引で10年債US10YT=RRは7/32高。利回りは2.121%と、前日終盤の2.145%から低下した。

北朝鮮情勢を巡っては、航空自衛隊が31日、グアムから飛来した米空軍のB1戦略爆撃機と九州周辺で共同訓練を実施したと発表。米軍の最新鋭のステルス機F35戦闘機も加わり、これまでよりも訓練の規模が拡大した。F35が訓練に加わるのは初めてで、日本を飛び越えて弾道ミサイルを発射するなど、挑発を繰り返す北朝鮮に一段と強い圧力をかける狙いが浮き彫りとなった。

<株式> 米国株式市場で主要株価指数は上昇。米経済指標に反応したほか、税制改革への期待が高まった。

S&P500は3カ月ぶりに5営業日連続で上昇。前週の上値抵抗線だった50日移動平均線を上回ったことで投資家の上値指向が強まった。

ロバート・W・ベアード(ミルウォーキー)の機関投資家向けセールストレーディング部門マネージングディレクター、マイケル・アントネリ氏は「株価は過去最高値圏近くで推移しており、ハリケーンや北朝鮮を巡るいかなる混乱の影響もみられていない」と指摘。「市場が上昇トレンドにあることは確か」との見方を示した。

8月は主要3指数すべてが上昇し、月次の上昇率はS&P500が0.05%、ダウ平均が0.28%、ナスダックが1.27%だった。

ムニューシン米財務長官は31日、トランプ政権には税制改革の詳細なプランがあり、年末までの実施に向けて順調に進んでいると言及。30日にはトランプ米大統領が法人税を35%から15%に引き下げたい意向を示していた。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル安進行に伴う割安感などを背景に買いが入り反発した。

この日の外国為替市場では米国の物価指標が弱かったことを受けて朝方からドル売り・ユーロ買いが進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことから、金が買われた。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、月末調整の買い戻しや安値拾いの買いなどが入り、大幅反発した。

熱帯低気圧に変わった「ハービー」は前日、米南部に再上陸し、テキサス州ポートアーサーにある国内最大級の製油所が稼働を停止。これにより、米国全体の石油精製能力は4分の3程度に落ち込み、前日の相場は原油在庫の積み上がり懸念を背景に3日続落していた。ただ、この日は月末とあって持ち高調整の買い戻しが台頭したほか、安値を拾う動きも重なって、朝方から堅調に推移した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below