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NY市場サマリー(5日)
2017年9月5日 / 22:38 / 2ヶ月後

NY市場サマリー(5日)

[5日 ロイター] - <為替> ドルが安全通貨とされる円に対し大きく下落した。週末に核実験を実施した北朝鮮を巡る懸念のほか、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事が低インフレに言及し、FRBは物価が上向いていると確信を持てるまで利上げに慎重になる必要があるとの考えを示したことが背景。

ドル/円JPY=は終盤の取引までに1%安の108.65円まで下落し、8月29日以来の安値をつけた。

クレディ・アグリコルの外為ストラテジスト、ワシーリー・セレブリアコフ氏は「リスク回避の傾向が強くなっており、その大部分は北朝鮮問題に起因する」と分析した。

FXアナリティクスのパートナー、デビッド・ギルモア氏は、ブレイナード理事の発言はハト派的だったと指摘。「12月の会合で利上げに投票する意向を持っている人の発言には聞こえなかった」と述べた。

<債券> 国債価格が上昇。北朝鮮が再度核実験を実施するとの不安や、米南部に接近している新たな大型ハリケーン「イルマ」を巡る懸念から債券への逃避買いが膨らみ、指標10年債利回りは約10カ月ぶり低水準をつけた。

ブレイナードFRB理事が、米インフレ率は目標を「大幅に」下回っており、FRBは物価が上向いていると確信を持てるまで利上げに慎重になる必要があるとの考えを示したとを受け、2年債利回りUS2YT=RRは1.290%と、約3週間ぶりの水準となった。

ただ、トレーダーやアナリストによると、週内に実施される社債発行に絡むヘッジの動きが国債利回りの低下を一部相殺した。

<株式> 下落して取引を終えた。S&P総合500種は3週間ぶりの大幅安を記録。北朝鮮情勢を巡る緊張が再び高まっていることが市場の重しとなった。

北朝鮮は3日、通算6回目となる核実験を実施。大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆の実験に成功したと発表し、米国やその同盟国との対立が一段と激しくなっている。

S&P総合500種.SPXは一時1.2%安となった後、下げ幅を縮小した。今年は最高値の更新が続いており、1%下げることはまれ。前営業日の1日は過去最高値まで5ポイント以内に迫る水準で引けていた。

セクター別では、最も下げたのが金融株.SPSYで2.2%安。5月半ば以来の大幅安となった。

<金先物> 北朝鮮情勢の緊迫化などを背景に買いが入り、3営業日続伸した。

米国と北朝鮮による威嚇の応酬が続く一方、北朝鮮が9日の建国記念日を控えて新たな挑発行動に出るのではないかとの警戒感が広がったため、安産資産とされる金が買われた。

また、外国為替市場では未明からドル売り・ユーロ買いが先行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことも支援材料となった。

<米原油先物> ハリケーン上陸の影響で閉鎖されていた米テキサス州の一部製油所の操業再開を受けて買い進まれ、大幅続伸した。

過剰な原油在庫の積み上がりに対する警戒感が後退したことから、原油に旺盛な買いが入った。また、石油輸出国機構(OPEC)が現行の減産措置を2018年4月以降も延長するのではないかとの観測が出ていることも支援材料となったもよう。外国為替市場でユーロ買い・ドル売りが進み、ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じたことも原油相場には追い風となった。

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