March 8, 2018 / 11:11 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(8日)

[8日 ロイター] - <為替> ユーロが下落した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が域内の成長加速を認めつつ、インフレが引き続き抑制的で保護主義の高まりがリスクとの認識を示し、材料視された。

ユーロが弱含む一方、ドルは底堅く推移した。トランプ米大統領が署名した鉄鋼・アルミニウム輸入関税措置が、一部市場関係者の想定ほど深刻な内容でなく、貿易戦争を引き起こす公算も小さいと受け止められた。

ECBが必要なら債券買い入れ規模を拡大するとの従来の方針、いわゆる「緩和バイアス」を撤回したことで、ユーロがいったん上昇したが、ドラギ総裁が記者会見で示した米輸入関税に関する見解で上昇が抑えられた。

<債券> 国債利回りが小動きで推移。雇用統計を翌日に控え、様子見の展開となった。

ある市場関係者は「雇用統計の発表を前に相場をあまり動かしたくないとの思惑が働き、やや我慢続きの取引だった」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)理事会の結果を消化する格好で、10年債利回りは昼にかけ低下した。

<株式> 主要3指数がいずれも上昇して終了。トランプ米大統領が鉄鋼などへの輸入関税導入を巡り、態度を軟化させたとみられることから、市場の重しとなっていた貿易戦争への懸念が和らいだ。

トランプ米大統領は8日の記者会見で、鉄鋼とアルミニウムにそれぞれ25%と10%の関税を課す輸入制限を実施することを正式に発表。

米政権の発表に関するニュースが伝わる前の米株市場は、発表内容を巡る不透明感から神経質な展開となり、S&P総合500種.SPXは前日終値を挟んだ狭いレンジ内を行き来していた。だが取引終盤に、輸入制限に例外が設けられ、一律には適用されないことが伝わると、主要株価指数は上昇した。

一方、ニュースを受けて、鉄鋼・アルミ株は下落。

関税導入に伴う金属価格上昇で恩恵を受けるとみられていたセンチュリー・アルミニウム(CENX.O)は7.5%安。USスチール(X.N)、AKスチール(AKS.N)も大きく下げた。

<金先物> 対ユーロでのドル高を背景に売られ、続落した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギECB総裁は会見で量的緩和は少なくとも9月末まで継続し、終了後も政策金利は一定期間据え置くとの見解を示した。総裁の発言が市場で予想されていたほどタカ派的でなかったことから、ユーロ売り・ドル買いが進んだ。このため、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じ、金が売られた。

<米原油先物> 対ユーロでのドル高進行などを背景に続落した。

外国為替市場では、朝方から対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される原油などの商品の割高感につながり、原油が売られた。また、米調査会社ジェンスケープのデータでWTIの受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が推定で前週比29万バレル超の積み増しになったとの報も圧迫材料となった。

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