April 3, 2018 / 10:50 PM / 5 months ago

NY市場サマリー(3日)

[4日 ロイター] - <為替> ドルが対円・スイスフランで上昇。リスク選好度が高まり、米株価が上昇する中、このところのドル売りは一服となった。ただ、貿易摩擦への懸念はなおくすぶっており、今後のドルの動向を巡っては不透明感が漂っている。

フォレックス・ドット・コムの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ期待による追い風は、政治的圧力や世界貿易を巡る不透明性という向かい風に相殺されている」と述べた。

トランプ政権は今週、500億ー600億ドル規模の対中関税措置について、関税対象となる品目リストを公表する見通し。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%上昇し、90.184。

ドル/円JPY=は4日ぶりに反発し、0.6%高の106.58円。ただ、通商問題が今後エスカレートすれば、安全資産とされる円が選好され、ドルは下落するとの見方が優勢。

ドルは対スイスフランCHF=でも0.4%上昇し、0.9592フラン。

ユーロ/ドルEUR=は0.3%安の1.2269ドル。3月のユーロ圏製造業PMI改定値が低下し、8カ月ぶりの低水準となったことが材料視された。

市場では6日発表の3月米雇用統計と、パウエルFRB議長による経済見通しに関する講演に注目が集まっている。

コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「雇用統計では賃金インフレが注目される。賃金の上昇圧力の高まりが確認されれば、より広範なインフレ上昇を巡る議論が再燃し、年内計4回の利上げの可能性が高まる公算が大きい」とし、「そうなれば、ドルの今後の下げは限定的となる可能性がある」と述べた。

ニューヨーク連銀は同日、ダドリー総裁の後任にウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁を指名する人事を発表。市場では、ウィリアムズ氏の起用によって、FRBの緩やかな利上げ軌道はさらに強固になるとみられている。

<債券> 米株式相場が上向くなか国債利回りが上昇した。市場では6日発表の米雇用統計に注目が集まっている。

前日は株価急落を受け米国債に対する安全買いが入り、利回りは2カ月ぶりの水準に低下していた。ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)の米金利戦略部門責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「前日の動きの反転が見られた」としている。

この日は動意に乏しく、市場は早くも6日に発表される3月の雇用統計のほか、同日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の経済見通しに関する講演に注目。

雇用統計については雇用増ペースの加速と賃金圧力の上昇の兆候が焦点となっており、前出のラジャッパ氏は「引き続き堅調な結果となった場合、(債券相場に対する)圧力が再び出始める可能性がある」としている。

2月の雇用統計では非農業部門就業者数が前月比31万3000人増と、約1年半ぶりの大幅な伸びとなった。

午後の取引で10年債US10YT=RR利回りは2.781%となっている。前日は2月6日以来の低水準となる2.717%まで低下していた。

TD証券(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ゲンナディー・ゴールドバーグ氏は「6日の雇用統計とパウエル議長の講演を控え、ややレンジ的な取引となっている」と指摘。同氏はこのほか、社債を巡るヘッジも国債価格の重しになっているとの見方を示した。

<株式> 値動きの荒い展開となる中、主要3指数が反発して取引を終えた。

S&P総合500種.SPXは前日に割り込んだ200日移動平均を上回った。この日は、S&P500が主要な支持線となってきた200日移動平均に対してどう動くかが注目されていたが、同指数は取引終盤にこの水準を突破し、そのまま上昇して引けた。

ただ、あす4日は2日と同様のテクニカル売りが相場を圧迫する可能性はまだあるとの見方もある。S&P500の3日終値は200日移動平均の2590.76、2月9日に付けた安値の2532.69から十分には離れていないためだ。

個別株では、トランプ米大統領の批判が政策変更につながらないとの期待感からアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)が反発し、ナスダック総合.IXICの上昇に最も寄与した。

アマゾンは1.5%高で終了。ブルームバーグが関係者の話として伝えたところでは、大統領のアマゾン批判にもかかわらず、ホワイトハウスは同社に対する措置を何ら講じていないもよう。

米電気自動車(EV)メーカー大手テスラ(TSLA.O)は6%急伸。年内の追加資金調達が必要ないことや量産タイプの新型セダン「モデル3」の生産好調の発表が好感された。

<金先物> 米国と中国の通商問題をめぐる不安などを背景に上伸した前日の後を受け、利益確定の売りなどが出て反落した。中心限月6月物の清算値は、前日比9.60ドル(0.71%)安の1オンス=1337.30ドル。

<米原油先物> 米株価の上昇を受けてリスク投資意欲が回復する中、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比0.50ドル(0.79%)高の1バレル=63.51ドル。6月物の清算値は0.47ドル高の63.46ドルだった。

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