April 5, 2018 / 10:26 PM / 8 months ago

NY市場サマリー(5日)

[6日 ロイター] - <為替> ドルが対主要通貨バスケットで2週間ぶり高値をつけた。

堅調な米国株式市場や、米国が対中貿易摩擦の解決を模索している兆候が、ドルを下支えした。

ドルは対円で3週間ぶり、スイスフランに対して10週間ぶりのそれぞれ高値をつける場面があった。

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、米国と中国がいずれ貿易問題で打開し、両国の貿易障壁は「削減される」公算が大きいとの見解を示した。

同氏の発言がドルの追い風となった。

市場関係者の1人は「(中国が)措置の完全実施に踏み切る公算は小さく、ゲーム理論上の確率が妥協の方向へと傾くよう練られている」との見方を示した。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.4%高の90.47。一時、90.594まで上昇した。

ドルは対円JPY=で107.49円の高値を記録し、直近では0.6%高の107.42円。

ドルは対スイスフランCHF=で一時、0.9639スイスフランまで急伸、直近では0.3%高の0.9636スイスフラン。

市場の関心は貿易戦争のほか、6日公表予定の米雇用統計に集まる。今後の利上げペースやドル相場の見通しを占う材料となる可能性がある。

<債券> 国債利回りが一時1週間ぶりの水準に上昇した。貿易戦争懸念が後退しリスク選好度が回復したことで、株式市場に資金がシフトしたことが背景。

中国は前日、農産物を含む米製品106品目に対し25%の追加関税を課すと発表。ただその後、米当局者が交渉に向け意欲を示したことで貿易戦争は回避されるとの見方から世界的に株価は上向いた。

キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏は「少なくとも現時点では貿易戦争のエスカレーションは見られていない」と指摘。「世界的にリスク選好度がやや高まっている」としている。

10年債US10YT=RR利回りは一時2.834%と、3月27日以来の水準に上昇。午後の取引では2.821%となっている。

商務省発表の2月の貿易収支は、赤字が前月比1.6%増の575億9100万ドルと、2008年10月以来の高水準となった。ただ、対中赤字は大きく縮小した。

市場は6日発表の3月の米雇用統計に注目。雇用増ペースの加速と賃金圧力の上昇の兆候が焦点となっている。

2月の雇用統計では非農業部門就業者数が前月比31万3000人増と約1年半ぶりの大幅な伸びとなったが、 ロイターが実施したエコノミスト調査で示された3月の増加数の予想は19万5000人。アナリストの間では3月の数字は肩透かしとなる傾向があるとの指摘も出ている。

ジャネイ・モンゴメリ・スコット(フィラデルフィア)の首席債券ストラテジスト、ガイ・レバス氏は、「金利に関する市場は時間当たり賃金に最も敏感に反応する。天候要因により失業者の数が増えている時期は、時間当たり賃金は上昇する傾向がある」としている。

前日にADPとムーディーズ・アナリティクスが発表した3月の全米雇用報告では、民間部門雇用者数が24万1000人増と、市場予想の20万5000人増を上回った。

6日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がシカゴで経済見通しに関する講演を実施。雇用統計とともに注目を集めている。

<株式> ダウ平均株価.DJIやS&P500指数.SPXが3日続伸。米中貿易摩擦を巡る懸念が後退した。今後発表される企業決算への注目度も高まっている。

投資家の不安心理の目安とされるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数).VIXは1.12ポイント低下し、18.94と約2週間ぶりの低水準となった。

中国の対米報復関税発表を受けて4日に大きく値下がりしていた航空機大手ボーイング(BA.N)は2.7%戻し、ダウの上げを主導した。ゴールドマン・サックス(GS.N)も1.3%高と大幅に上げた。

チェース・インベストメント・カウンセルのプレジデント、ピーター・タズ氏は「何か見えてくるのは3─6カ月先だ。その間には多くの協議が行われる可能性があり、それほど大げさな問題にならないようにすることは難しくはないだろう」との見方を示した。

JPモルガン・チェース(JPM.N)など金融機関の決算発表を来週に控え、企業業績への楽観的な見方も高まっている。

タズ氏は「減税に加え、経済が非常に好調であることが示されていることから、かなりの楽観ムードで決算シーズンを迎える」と指摘した。

<金先物> 米中の貿易摩擦激化に対する過度の警戒感が後退する中で売られ、反落した。中心限月6月物の清算値は、前日比11.70ドル(0.87%)安の1オンス=1328.50ドル。

<米原油先物> 米中間の貿易摩擦激化に対する警戒感が和らいだことを背景に買いが入り、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比0.17ドル(0.27%)高の 1バレル=63.54ドル。6月物は0.21ドル高の63.54ドルだった。

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