September 10, 2018 / 10:27 PM / 13 days ago

NY市場サマリー(10日)

[10日 ロイター] - <為替> ポンドとユーロが対ドルで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡りEUのバルニエ首席交渉官が向こう6─8週間で合意にこぎ着けられるとの見方を示したことが背景。

英国が条件などで合意できないままEUを離脱する可能性があるとの懸念からポンドはこのところ圧迫されていたが、OANDA(トロント)の市場分析担当バイスプレジデント、ディーン・ポップルウェル氏は 「ポンドに対する弱気筋には意外な展開だった可能性がある」と指摘。「リスクオンムードが高まったため、ユーロも買われている」と述べた。

今週は13日にイングランド銀行(英中央銀行)が金融政策委員会、欧州中央銀行(ECB)が理事会を開くが、双方とも金利据え置きを決定するとの見方が大勢となっている。

<債券> 国債利回りが前週末の水準とほぼ横ばい。週内の国債入札のほか、8月の消費者物価指数(CPI)、欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、大掛かりな取引が手控えられた。

FTNフィナンシャルの金利ストラテジストは、入札が終われば、10年債・30年債への実際の需要や、長短利回り格差が少しでも縮小するかという点について、市場はより見極めやすくなると指摘した。

13日には8月CPIの公表も予定され、注目を集めている。

FRBの利上げを巡る市場の期待を映すとされる2年債利回りは2008年7月以来の高水準を記録した。

<株式> S&P総合500種とハイテク株の多いナスダック総合指数が5日ぶりに反発した。ただ、アップルが軟調で上値は限定的だった。

ダウ工業株30種は続落。ハリケーン「フローレンス」が「カテゴリー4」に勢力を強めながら米東海岸に接近する中、損害保険大手トラベラーズ(TRV.N)が1.9%下落した。ユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N)がシティグループによる投資判断引き下げを受けて3.2%下落したこともダウを圧迫した。

アップル(AAPL.O)は1.3%安で、主要株価3指数の重しとなった。前週、2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税が発動されれば「アップルウオッチ」など「幅広い」製品が悪影響を受けると明らかにした。

米経済指標や企業決算の見通しを巡っては、楽観的な見方が市場で広がっている。アムンディ・パイオニア・アセット・マネジメントの運用担当者ジョン・キャリー氏は「ファンダメンタルズ(基礎的条件)は株価を下支えする状態にあるようだ」と話した。

<金先物> 目新しい材料に欠ける中、小幅安となった。

この日は米主要経済指標の発表もなく、新規の材料待ちとなる中、狭いレンジでの商いに終始した。

米中「貿易戦争」の激化は今後の話し合いで回避されるとの見方も依然少なくなく、

米中による通商交渉の行方に注目が集まる中、この日は様子見ムードも強かった。

<米原油先物> 米南東部に接近中のハリケーンの影響でエネルギー需要が圧迫されるとの思惑が台頭し、4営業日続落した。米国産標準油種WTI10月物の清算値は中心限月としては約3週間ぶりの安値水準。

いったんは買い戻しの動きが先行していた。しかし、大西洋上に発生したハリケーン「フローレンス」が13日にも南東部サウスカロライナ、ノースカロライナ両州に接近するとの予報を受け、周辺地域のエネルギー需要が弱まるとの思惑が台頭。また、米国が中国などを相手に仕掛けた世界的な「貿易戦争」による需要減退観測も依然くすぶっており、相場はあとマイナス圏に転落した。

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