October 1, 2018 / 10:30 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(1日)

[1日 ロイター] -

<為替> ユーロ/ドルが下落。イタリアの財政赤字を巡る懸念からユーロに売りが出た。こうした中、米国とカナダが貿易交渉で妥結したことを受け、カナダドルが上昇した。

イタリアのディマイオ副首相は、欧州連合(EU)当局者らが同国の財政計画を巡りネガティブな発言を行い、金融市場をわざと混乱させていると批判した。これに先立ち欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は、イタリアの財政計画について、EUの財政規律や当初の公約から「明白」に逸脱していると発言した。

ユーロ/ドルEUR=は0.27%安の1.1577ドル。イタリアの財政赤字拡大への根強い懸念がユーロ相場の重しとなっている。

こうした中、カナダと米国は、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で合意にこぎつけた。これによりメキシコを含めた3カ国の枠組みは維持される見通し。NAFTAに代わる新たな貿易協定の名称は「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」となる。

カナダドルCAD=は対ドルで0.94%高の1.2783カナダドル。

<債券> 国債利回りがやや上昇した。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉協議でカナダと米国が期限ぎりぎりになって合意し、メキシコを含めた3カ国協定が維持されることになったことでリスク資産に資金が流れた。

特に長期債利回りの上昇が目立ち、30年債US30YT=RR利回りは3.234%と、前営業日から3.7べーシスポイント(bp)上昇。10年債US10YT=RR利回りは3.082%と、2.6bp上昇した。短期債は長期債ほど大きな影響を受けておらず、2年債US2YT=RR利回りは0.5bp弱の上昇にとどまっている。

国債利回りはやや上昇したものの、株式市場と比べると債券市場の反応は抑制気味。

長期債利回りが短期債より大きく上昇したことで、利回り曲線がスティープ化。2年債と10年債の利回り格差US2US10=TWEBは25.5bp、5年債と30年債の利回り格差US5US30=TWEBは27.2bpと、それぞれ約2bp拡大した。

<株式> S&P総合500種とダウ工業株30種が上昇して取引を終えた。カナダと米国が土壇場で、NAFTA再交渉で合意にこぎつけ、貿易問題を巡る懸念が和らいだ。第4・四半期は幸先の良いスタートを切った。ただ、主要各指数は取引時間中の高値を下回って終了した。

米国とカナダ、メキシコの新たな合意「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」では、各国の自動車メーカーがメキシコで低コストで自動車を生産することがこれまでより難しくなる。米国に雇用を回帰させる狙いもある。

自動車や鉄道関連を中心に工業株が買われ、フォード・モーター(F.N)は0.8%高、ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)は1.6%高。鉄道輸送のカンザス・シティ・サザン(KSU.N)は2.9%上昇した。

ここ数カ月、貿易問題に敏感に反応してきたS&P工業指数.SPLRCIは0.9%高と、5週間ぶりの大幅な上げとなった。

S&Pの素材指数.SPLRCMやエネルギー指数.SPNYも1%超上昇。エネルギー株は、NAFTA再交渉の妥結や来月に控える米国の対イラン制裁再開を背景に原油先物が2014年以来の高値を付けたことが手掛かりとなった。

ナスダックは下落。フェイスブック(FB.O)が1.2%安、インテル(INTC.O)が1.8%安となり、指数を押し下げた。

このほか個別銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)が7.1%上昇。ジョン・フラナリー最高経営責任者(CEO)が退任し、取締役会メンバーのラリー・カルプ氏が後任に就くと発表した。

テスラ(TSLA.O)は17.3%急伸。マスクCEOが株式非公開化計画に関するツイッター投稿を巡り米証券取引委員会(SEC)と和解したことで安心感が広がったほか、第3・四半期のモデル3生産台数が目標に達したと報じられたことを好感した。

<金先物> 貿易摩擦激化に対する警戒感が後退する中、安全資産とされる金には売り圧力がかかり、反落した。中心限月12月物の清算値は前週末比4.50ドル(0.38%)安の1オンス=1191.70ドルとなった。

トランプ米政権は9月30日、NAFTA再交渉でカナダと合意したと発表した。これを受けて、世界的な貿易摩擦激化に対する過度の懸念が後退。株式などのリスク資産に資金が流入する一方、安全資産とされる金には売りが出た。 また、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことも相場を圧迫した。

<米原油先物> 米国による対イラン制裁の再発動に対する警戒感に加え、NAFTA再交渉の3カ国合意などを好感して3営業日続伸した。米国産標準油種WTI11月物の清算値は前週末比2.05ドル(2.80%)高の1バレル=75.30ドルと、中心限月ベースで2014年11月下旬以来約3年10カ月ぶりの高値を更新した。12月物は2.08ドル高の75.14ドルだった。

ドル/円 NY終値 113.91/113.94 JPY21H=

始値 113.97 JPY=

高値 114.06

安値 113.89

ユーロ/ドル NY終値 1.1576/1.1580 EUR21H=

始値 1.1607 EUR=

高値 1.1623

安値 1.1564

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 95*15.50 3.2369% US30YT=RR

前営業日終値 96*08.00 3.1960%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*07.00 3.0855% US10YT=RR

前営業日終値 98*15.00 3.0560%

5年債(指標銘柄) 17時04分 99*18.75 2.9648% US5YT=RR

前営業日終値 99*21.25 2.9480%

2年債(指標銘柄) 16時54分 99*27.50 2.8229% US2YT=RR

前営業日終値 99*27.75 2.8190%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26651.21 +192.90 +0.73 .DJI

前営業日終値 26458.31

ナスダック総合 8037.30 -9.05 -0.11 .IXIC

前営業日終値 8046.35

S&P総合500種 2924.59 +10.61 +0.36 .SPX

前営業日終値 2913.98

COMEX金 12月限 1191.7 ‐4.5 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1196.2

COMEX銀 12月限 1450.7 ‐20.5 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1471.2

北海ブレント 12月限 84.98 +2.25 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 82.73

米WTI先物 11月限 75.30 +2.05 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 73.25

CRB商品指数 197.7873 +2.6281 .TRCCRB

前営業日終値 195.1592

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below