October 3, 2018 / 11:10 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(3日)

[3日 ロイター] -

<為替> 終盤にドルが6週間ぶりの高値に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米経済は「際立って良好」と述べ、利上げ継続の必要性を指摘したことが背景。

パウエル議長は3日、参加した会合で好調な米経済に言及。議長は前日の講演でも「際立って良好な」米経済見通しを示し、現在は異例の低失業率と物価抑制という「歴史的に見ても異例な」局面にあるとの認識を示していた。

この日発表された経済指標でも、米経済が堅調であることが示された。

米供給管理協会(ISM)の9月の非製造業総合指数(NMI)は61.6に上昇し、21年ぶりの高水準を記録。このほか、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した9月の全米雇用報告では民間部門雇用者数が23万人増となり、市場予想の18万5000人増を上回った。

CIBCキャピタル・マーケッツの北米外為戦略部門責任者、ビパン・ライ氏は「FRBは依然として段階的な利上げに強くコミットしている」と述べた。

ユーロはまた、イタリアの財政赤字や予算案、欧州連合(EU)との関係を巡る先行き不透明感から打撃を受けており、主要な支持線である1.1510─1.1508ドルを試す展開。この水準を下回れば、8月に約1年ぶりに付けた1.13ドル付近を試す可能性がある。

<債券> 一連の米経済指標が堅調だったことで、FRBが今年12月に利上げを実施し、それ以降も利上げを継続するとの見方が裏付けられたことを背景に国債利回りが上昇し、10年債利回りは2011年以来の高水準を付けた。

米10年債US10YT=RR利回りのこの日の上昇は16年11月の米大統領選挙以来の大きさとなった。コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、ジーン・タヌッツォ氏は「米経済指標に対する反応としては、まれに見る大きさだった」と述べた。

経済指標が好調だったことで、FRBが12月に追加利上げに動き、その後も引き締めを継続する公算が大きくなった。パウエルFRB議長はこの日、前日に続き、米経済は「際立って良好」と述べ、現在の米経済が拡大する状況は「かなり長期間にわたり」続く可能性があると発言。これを受け、利回りは終盤にかけて一段と上昇した。

このほかこの日は、今年のFOMCで投票権を持つメンバーの中で最もハト派的な考えを持つ1人とみなされているシカゴ地区連銀のエバンズ総裁が、米国の金利が上向きの軌道に乗っていることは極めて明白との考えを示した。

30年債US30YT=RR利回りは3.342%と、12.5ベーシスポイント(bp)超上昇し、14年9月以来の高水準を付けた。

10年債US10YT=RR利回りは3.183%と、約12bp上昇し、2011年6月以来の高水準を付けた。

2年債US2YT=RR利回りは、2.876%と、08年6月以来の高水準を付けたほか、3年債US3YT=RR利回りは07年12月、5年債US5YT=RR利回りは08年10月以来の高水準を付けた。

<株式> ダウ平均株価.DJIが2日連続で最高値で取引を終えた。良好な経済指標を受けて国債利回りが上昇し、金融株が値上がりした。

統計を受けて市場では、FRBが12月に追加利上げを行うとの観測が高まり、米国債利回りが上昇。イタリアが債務を圧縮する方針を明らかにしたことも安心感につながり、金融株を押し上げた。

金融株の上昇に支えられ、S&P500が過去最高値に迫る場面もあった。

ただ、経済指標や最近のFRB当局者発言を受けて過度に積極的な利上げへの懸念が浮上し、主要指数は取引時間中の高値を下回って取引を終えた。

国債利回りの上昇を受けて高配当銘柄の投資妙味が低下し、公益株や不動産株は下落した。

ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)は2.1%高。ホンダ(7267.T)と自動運転分野で提携すると発表したことを好感した。

マイケル・コース(KORS.N)は3%高。シティが投資判断を引き上げ、イタリアの高級ファッションブランド「ベルサーチ」買収によって業績が押し上げられるとの見方を示した。

<金先物> イタリアの財政不安などが後退する中、安全資産とされる金には売り圧力がかかり、反落した。中心限月12月物の清算値は前日比4.10ドル(0.34%)安の1オンス=1 202.90ドルとなった。

イタリアのEU懐疑派政権が財政赤字の削減に向けた取り組みを加速させる方針との報道が伝わり、イタリアの財政不安やユーロ離脱懸念が和らいだ。投資家のリスク回避姿勢が後退する中、リスク資産とされる株式などに資金が流入する一方、「質への逃避」資産である金には売りが出た。

また、外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことも金相場を下押しする要因となった。

<米原油先物> 米国による対イラン制裁に伴う供給減少懸念などを背景に買いが入り、反発した。米国産標準油種WTI11月物の清算値は前日比1.18ドル(1.57%)高の1バレル=7 6.41ドルと、中心限月ベースで2014年11月下旬以来約3年10カ月ぶりの高値 を更新した。12月物は1.20ドル高の76.24ドルとなった。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はこの日、10月の産油量を過去の記録的な水準に相当する日量約1070万バレルに増やし、11月にはさらに増産する意向を表明。また、サウジとロシアが原油価格の上昇を抑えるため増産することで9月に非公式に合意していたとする関係筋の話も明らかになった。これを受け、原油相場は午前中ごろまで軟調に推移。その上、米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した最新週の原油在庫が前週比800万バレル増と、市場予想の200万バレル増を大幅に上回る積み増しとなったことから、発表直後はいったん下げ幅を拡大する場面も見られた。

しかし、その後は安値拾いや値頃感による買い戻しが活発化してプラス圏に浮上。トランプ米政権がイラン産原油を輸入する国・企業に対し、11月にも制裁を再発動する方針であるため、同国産原油輸出の減少に伴う世界的な供給逼迫(ひっぱく)懸念が広がっていることが引き続き相場を支える格好となった。

ドル/円 NY終値 114.53/114.5 JPY21H=

4

始値 113.81 JPY=

高値 114.54

安値 113.79

ユーロ/ドル NY終値 1.1476/1.148 EUR21H=

0

始値 1.1553 EUR=

高値 1.1556

安値 1.1465

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 93*21.50 3.3362% US30YT=RR

前営業日終値 96*01.00 3.2070%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*13.50 3.1813% US10YT=RR

前営業日終値 98*15.00 3.0560%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*07.50 3.0415% US5YT=RR

前営業日終値 99*22.00 2.9430%

2年債(指標銘柄) 16時40分 99*24.25 2.8760% US2YT=RR

前営業日終値 99*28.00 2.8150%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26828.39 +54.45 +0.20 .DJI

前営業日終値 26773.94

ナスダック総合 8025.09 +25.54 +0.32 .IXIC

前営業日終値 7999.55

S&P総合500種 2925.51 +2.08 +0.07 .SPX

前営業日終値 2923.43

COMEX金 12月限 1202.9 ‐4.1 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1207.0

COMEX銀 12月限 1467.0 ‐2.3 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1469.3

北海ブレント 12月限 86.29 +1.49 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 84.80

米WTI先物 11月限 76.41 +1.18 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 75.23

CRB商品指数 201.2288 +1.2594 .TRCCRB

前営業日終値 199.9694

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