October 8, 2018 / 10:21 PM / 15 days ago

NY市場サマリー(8日)

[8日 ロイター] - <為替> 予算案を巡るイタリアと欧州連合(EU)の対立を受けユーロが対ドルで7週間ぶり安値に下落した。中国が融資促進策を打ち出したが、経済成長を巡る懸念は和らがず、人民元は軟調に推移した。

英EU離脱合意への楽観的な見方を背景に、このところ上昇していた英ポンドが、利益確定売りに押されて値下がりした。

米中貿易摩擦や米国債利回り上昇を巡る懸念が広がり、米国株式市場は3営業日続落となる中、ドルの上値は重かった。

イタリアのサルビーニ副首相は記者会見で、EUのユンケル欧州委員長と、モスコビシ欧州委員(経済・財務・税制担当)を、欧州の敵と批判した。ユーロは対ドルEUR=EBSで0.26%安の1.14900ドルと、8月半ばに付けた約1年ぶり安値(1.1355ドル)に近い水準。

人民元CNY=CFXSは対ドルの公式終値が6.9315元と、7週間ぶりの安値で引けた。スポットベースで元CNY=は0.9%安と、リフィニティブのデータによると1日では8カ月ぶりの大幅安だった。

中国人民銀行(中央銀行)は7日、一部市中銀行の預金準備率を引き下げると発表した。米国との貿易摩擦激化で経済を巡る懸念が漂う中、銀行の資金調達コストを引き下げ、中国経済の成長を刺激するのが狙い。預金準備率の引き下げは今年4回目。

英ポンドGBP=D3は0.24%安の1.3093ドル。前週の上げの一部が消えた。市場関係者らは、英EU離脱交渉が根本的に打開するのかに目を凝らしている。

ドルは、好調な国内景気指標や、地政学的な懸念を背景にした安全資産需要を追い風に底堅く推移した。8日の米国株式市場が下落したことは、ドルの投資妙味を幾分薄めた。主要通貨バスケットに対するドル指数.DXYは0.13%高の95.744。

<債券> コロンブスデーのため休場。

<株式> ナスダック総合株価指数が3日続落。中国株の売りを背景に世界経済の成長減速懸念が高まっている。一方S&P総合500.SPXは、一時の下げから戻しほぼ横ばいで引けた。

国慶節の連休明けとなる8日の中国株式市場は大幅下落した。中国人民銀行が週末に景気支援策として預金準備率の引き下げを発表したことは支援材料とならず、売りが膨らんだ。

ナスダックとS&P総合500で下げが特にきつかったのは、マイクロソフト(MSFT.O)(1.1%安)とアドビ・システムズ(ADBE.O)(3.2%安)。

一方、ディフェンシブ株は買われ、S&P公益事業.SPLRCU、S&P主要消費財.SPLRCS、S&P不動産.SPLRCRは、S&Pの主要セクターの中でも上げが目立った。

グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O)は1%安。

グーグルは、最大50万件の「Google+(グーグルプラス)」アカウントのプロフィールがバグ(脆弱性、不具合)の影響を受けた恐れがあり、コンシューマー向けのグーグルプラスを閉鎖したことを明らかにした。

米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)は6営業日連続で上昇し、3.3%高で引けた。同社は、10億ドル相当のエネルギー投資ポートフォリオをアポロ・グループ・マネジメント(APO.N)に売却すると発表した。

<金先物> 対ユーロでのドル高先行を背景に売られ、反落した。中心限月12月物の清算値は前週末比17.00ドル(1.41%)安の1オンス=1188.60ドルとなった。この日の外国為替市場では未明から徐々に対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感につながり、金に売りが出た。また、米長期金利の高止まりを背景に金利を生まない資産である金には引き続き売り圧力がかかった。また、1210ドル付近にある堅い上値抵抗線を突破できず、上値の重さを嫌気した売りも出やすかったもようだ。

<米原油先物> トランプ米政権が対イラン制裁の再発動をめぐり一部国の適用除外を検討しているとの報などを受けて供給逼迫(ひっぱく)懸念が和らぐ中、小反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前週末比0.05ドル(0.07%)安の1バレル=74.29ドル。12月物は0.09ドル安の74.17ドルとなった。トランプ政権はイラン産原油を輸入する国・企業に対して11月に制裁を再発動する方針。だがロイターが先週末、同政権がイラン産原油輸入を減らしている国々について適用除外を積極的に検討していると伝えたことを受け、インドのプラダン石油・天然ガス相は8日、インドが適用除外を認められるかどうかは依然分からないとしながら、同国の企業2社が11月分のイラン産原油購入を発注していることを明らかにした。これらの報道を受けて、世界的な過度の供給逼迫懸念が和らぐ中、原油相場は売りが先行。朝方には一時73.07ドルまで下落した。ただ、その後は値頃感などから買い戻しが入り、下げ幅を圧縮した。中国人民銀行による銀行の預金準備率引き下げの発表は、国内景気の刺激を狙った対応策とみられ、エネルギー消費大国である中国の石油需要が支えられるのではないかとの見方が広がったことも相場の支援材料となった。

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