October 10, 2018 / 10:30 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(10日)

[10日 ロイター] - <為替> 英国の欧州連合(EU)離脱交渉を巡り楽観的な見方が台頭したことで英ポンドとユーロが上昇。一方、ドルは米国債利回りの上昇にもかかわらず軟調だった。

英離脱交渉についてEUのバルニエ首席交渉官はこの日、来週のEU首脳会議での承認を目指している離脱協定の80─85%は完成していると発言。

英ポンドGBP=D3は1.3216ドルと、2週間ぶりの高値を更新。対ユーロEURGBP=EBSでは87.23ペンスと、6月15日以来の高値を付けた。

ユーロ/ドルEUR=EBSは0.3%高の1.15270ドル。ユーロ/円EURJPY=EBSは129.750円と安定的に推移した。

ただ、英国とEUが最終的に合意できるのか疑念は残ると指摘する声もある。

この日は米国債利回りが上昇したものの、英ポンドとユーロが上向いたことでドルは圧迫され、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%低下の94.480。前日は96.155と、7週間ぶり高値を付けていた。

<債券>終盤に、米株式市場の急落を背景に債券が買い戻され、長期債利回りが低下に転じた。

堅調な米経済指標を受けて、向こう1年にわたって米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げが続くとの見方が強まり、長期債利回りはほぼ終日上昇していた。しかし、米主要株価指数.DJI.SPX.IXICが3─4%下落したことから、取引終盤になると債券を買い戻す動きになった。

終盤の取引で、米10年債利回りUS10YT=RRは3.170%。前日終盤の3.208%から低下した。米30年債利回りUS30YT=RRも前日終盤の3.369%から3.355%に低下した。

<株式> 下落して終了。S&P500総合は2月8日以来の大幅安となった。米債利回りの上昇を背景にリスク選好度が低下する中、ハイテク株を中心に売られた。

米中貿易摩擦が企業業績への打撃になるとの見方や、フロリダ州に上陸したハリケーン「マイケル」による影響が相場を圧迫した。

ナスダックの下げは2016年6月24日以来の大きさとなった。

S&P500総合指数は3.3%下落。9月20日の過去最高の終値からは4.95%下げている。

ダウ工業株30種、S&P500総合、ナスダック総合は全て、8月30日から10月3日までの間に過去最高値をつけている。

S&P情報技術指数.SPLRCTは4.8%安。アップル(AAPL.O)が4.6%下げ、同指数を最も圧迫した。

S&P通信サービス.SPLRCL、S&P一般消費財.SPLRCD、S&Pエネルギー.SPNY、S&P工業SPLRCIは全て3%超下げた。

投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス(VIX指数).VIXはこの日約7ポイント上昇し22.96を記録。4月11日以降で初めて20ポイントを上回り、4月2日以来の高水準で終了した。

<金先物> 対ユーロでのドル安進行に伴う割安感を受けた買いに支えられ、小幅続伸した。中心限月12月物の清算値は前日比1.90ドル(0.16%)高の1オンス=1193.4 0ドル。

相場は朝方には一時1190ドルを下回る水準で軟調に推移。9月の米卸売物価指数(PPI)は全体、コア指数がともに前月比0.2%上昇し、いずれも市場予想と一致したが、物価の着実な上昇を受けてインフレ高進が意識され、米利上げペースの加速観測が浮上したことから、金利を生まない資産である金塊は圧迫された。

ただ、新規の材料難から追随売りも限定的。一方、外国為替市場では朝方からドルが対ユーロで下落し、ドル建てで取引される商品に割安感が台頭したことから、金に買い戻しが入り、相場は昼前にはプラス圏に押し上げられた。

<米原油先物> 米株市場の大幅続落や国内原油在庫の積み増し予想などに圧迫され、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前日比1.79ドル(2.39%)安の1バレル=73.17ドルと、9月27日以来約2週間ぶりの安値を付けた。12月物は1.78ドル安の73.03ドルとなった。

9月のPPI発表を受けて、インフレ高進への警戒感から米長期金利が上昇。長期金利が上昇すれば景気の足かせになりかねないとの見方が強まったことから米株相場は急落し、同じくリスク資産である原油にも売りが波及する形となった。国際通貨基金(IMF)が9日に公表した最新の経済見通しで、貿易摩擦などの影響を考慮して2018年と19年の世界成長見通しを下方修正していたことも、株式および原油相場には圧迫要因となった。

また、官民による週間在庫統計の公表を10日夕と11日午前に控えて、原油在庫の増加が予想されていることも、売り材料となった。大型ハリケーン「マイケル」の石油関連施設などへの影響も懸念されており、今後の被害状況に注目が集まっている。

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