October 16, 2018 / 10:03 PM / a month ago

NY市場サマリー(16日)

[16日 ロイター] - <為替> 米株上昇を受けリスク選好度が回復したことで、ドル指数がほぼ横ばいで推移するなか、新興国通貨が上昇。円やスイスフランなどの安全通貨に対する需要は減退した。

今週は、サウジアラビア出身の反体制記者ジャマル・カショギ氏の失踪を巡り米国とサウジの間で緊張が高まっていることが市場の重しとなっている。ポンペオ米国務長官はこの日、サウジのサルマン国王の息子ムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談し、カショギ氏の失踪について徹底調査が重要との見解で一致した。

米連邦準備理事会(FRB)は17日に9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表予定。FRBがあと何回利上げを行うのか手掛かりを得ようと注目されている。

<債券> 利回りがほぼ横ばい。前週はインフレや世界的な株安への懸念で乱高下したが、狭い取引レンジで推移した。

JPモルガン・セキュリティーズがこの日公表した調査によると、投資家は米長期債への弱気姿勢を後退させており、売り圧力が弱まることが示唆されている。

午後の取引で、米10年債利回りUS10YT=RRは小幅低下の3.160%。1週間前には3.261%の水準だった。

米30年債利回りUS30YT=RRは0.5ベーシスポイント(bp)下げて3.336%。先週は4年ぶり高水準の3.446%を付けた。

英国の欧州連合(EU)離脱交渉、イタリア予算案、サウジアラビアの記者殺害疑惑が注目される中、投資家はポジションを維持しているという。

市場は、17日発表の9月のFOMC議事要旨に注目している。

<株式> 主要株価3指数が軒並み2%超急伸。ゴールドマン・サックス(GS.N)やユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N)などの主要企業が発表した好決算に加え、一連の堅調な経済指標が追い風となった。

3指数の上昇率はいずれも1日としては3月以来の大きさ。ハイテク株が上げを主導し、S&P情報技術指数.SPLRCTは3%上昇。ヘルスケア.SPXHCも2.9%高となった。

個別銘柄ではゴールドマンが3.0%高、モルガン・スタンレー(MS.N)が5.7%高。両社の第3・四半期決算は、株式取引と株式引き受け事業が好調だったことで、ともに利益が予想を上回った。

ヘルスケアセクターではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N)が1.9、医療保険最大手ユナイテッドヘルス・グループが4.7%、それぞれ上昇。いずれも決算を好感した。

アドビ・システムズ(ADBE.O)は前日引け後のアナリスト会議を手掛かりに9.5%急伸。ウォルマート(WMT.N)は2.1%高。マクミロンCEOは同社が注力するインターネット通販事業拡充に向けた多岐にわたる投資を強調し、同社の事業を新たな視点で見るよう投資家に求めた。

ネットフリックスは引け後に発表した第3・四半期決算を好感して時間外取引で急伸している。

一方、ブラックロック(BLK.N)は4.4%安。株式、債券、その他長期投資の収入が2016年第2・四半期以来の低水準となったことを嫌気した。

<金先物> 米株の大幅高が上値を抑えたものの、ドル指数の下落などに支えられ、小幅続伸。12月物の清算値は前日比0.70ドル(0.06%)高の1オンス=1231.00ドル。ドル指数の下落を背景にドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことに加え、チャート絡みのテクニカルな買いや、ショートカバーが相場を支えたとみられる。サウジアラビアの記者殺害疑惑を巡り、サウジと西側諸国の対立が深まる中、地政学的リスクに対する警戒感がくすぶっていることも金買いを後押ししたもよう。

<米原油先物> イランやサウジアラビアからの石油供給が停滞するのではないかとの懸念が広がる中、3営業日続伸。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前日比0.14ドル(0.20%)高の1バレル=71.92ドル。12月物は0.15ドル高の71.76ドルとなった。

米政権によるイラン産原油を輸入する国や企業に対する 制裁の再発動を翌月に控えて、イランの石油輸出量がすでに一段と減少していることが明らかになったことから、原油は午前中ごろから買いが優勢となった。また、サウジの記者殺害疑惑をめぐり、同国と西側諸国の関係が悪化し、石油輸出国機構(OPEC)盟主であるサウジからの石油供給が滞るのではないかとの懸念が浮上していることも引き続き相場の支援材料。

ただ、米エネルギー情報局(EIA)が15日公表した掘削生産性リポートで、11月の国内シェールオイル主要産地7カ所からの生産量が過去最高水準に達するとの見通しを示したことを受けて、国内の供給過剰に対する警戒感が再燃。また、米石油協会(API)とEIAの在庫週報発表を16日夕と17日午前にそれぞれ控え、原油在庫の4週連続の積み増しが予想されていることも相場を下押しし、上値は抑えられた。

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