October 29, 2018 / 11:02 PM / 21 days ago

NY市場サマリー(29日)

[29日 ロイター] - <為替> 終盤は、中国のオフショア人民元CNH=が一時、6.9757元まで下落。来月の米中首脳会談で貿易戦争を緩和できなければ、米国が12月初めまでに残るすべての中国からの輸入品に関税を課すと公表する準備を進めていると、ブルームバーグが伝え材料視された。

ドルは対ユーロでやや上昇し、先週付けた10週ぶり高値付近で推移した。ドイツのメルケル首相が、キリスト教民主同盟(CDU)党首再選を目指さないと伝わった。

この日公表された米消費支出指標が堅調で、ドルは他の主要通貨に対し上げ幅を拡大した。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツの首席市場ストラテジストは、メルケル氏の動向について「ユーロの政治的な支援材料として明らかにプラスでない」と話した。国内基盤がぜい弱なら、英国の欧州連合(EU)離脱やイタリアの財政危機に対応するEUを主導する余力が限られる可能性を指摘する。

ユーロは対ドルEUR=で0.14%安。同ストラテジストはユーロ安について深読みしないよう注意を促した。「メルケル氏はなお(ドイツ)首相で、欧州理事会入りの可能性もある」と語った。

主要6通貨バスケットに対するドル指数.DXYは0.24%高の96.594。前週末に付けた10週ぶり高値をわずかに下回った。ドルは対円JPY=で0.38%上昇し、前週下落分の一部を取り戻した。

英ポンドはやや下落した。ハモンド財務相が、政府がEUと離脱条件などで合意できれば、長らく掲げてきた財政緊縮策を終了させる方針を示した。

<債券> 国債利回りが午後の取引で上げ幅をやや縮小。トランプ米大統領が中国への追加関税を用意しているとの報道で、株価が急落したことを受けた。

DAデイビッドソンの債券取引バイスプレジデント、メリーアン・ハーレー氏は、株式市場をにらんだ取引が続いているようだとし、「貿易が引き続き注目されている。米国は中国の習近平国家主席の会談で成果がなければ、追加関税を計画しているという話がある」と述べた。

ブルームバーグによると、新たな措置はこれまでに追加関税が課されていない中国製品が対象となる見通し。前年実績データに基づくと、2570億ドル相当の製品が対象になるという。

米10年債利回りUS10YT=RRはこのニュースを受けてやや低下して3.083%。寄り付きからはわずかに上昇した水準。

30年債利回りUS30YT=RRは小幅上昇の3.324%。2年債利回りUS2YT=RRは2.814%で、寄り付きからわずかに低下した。

<株式> 大幅安。朝方は値上がりする場面も見られたものの、その後は買いが続かず下げに転じた。米中貿易摩擦を巡る懸念が再び広がったことなどが売りを誘った。

S&P500は調整局面入りに迫る水準で終了。ダウ平均株価は一時400ドル以上値下がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数も節目となる7000ポイントを割り込む場面が見られた。

S&P500は取引時間中に一時、9月20日に付けた終値ベースでの最高値を10%超下回る水準まで売られたが、終盤にかけて下げ幅を縮小し、9月20日終値比9.9%安の水準で引けた。

ダウは10月3日に付けた終値ベースでの最高値を8.9%下回る水準で終了。日中には下落率が10%を超える場面も見られた。

貿易に敏感な工業セクター.SPLRCIが1.7%下げ、ボーイング(BA.N)は6.6%安となった。

アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)やアルファベット(GOOGL.O)、ネットフリックス(NFLX.O)などハイテク株も売り込まれ、S&P情報技術セクター.SPLRCTは1.8%下落した。

投資家の間では、貿易摩擦や世界経済の成長を巡る懸念が企業や各国株式市場に引き続き不透明感をもたらしているとの声が聞かれた。

また、インベスコのチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジスト、クリスティーナ・フーパー氏は、米中間選挙を巡る懸念が株価を圧迫していると指摘し、規制強化への懸念が高まっているため、特にハイテク株の重しになっているとの見方を示した。

この日のハイテク株の下げは、オンライン大手に対する英国の新たな「デジタルサービス税」計画を嫌気した可能性もある。

IBMへの身売りで合意したクラウド向けソフトウエアのレッドハット(RHT.N)は45.4%急伸。一方、IBM(IBM.N)は4.1%下落した。

<金先物> 米欧株価の反発を受けて安全資産としての金需要が減退し、3営業日ぶりに反落。中心限月12月物の清算値は前週末比8.20ドル(0.66%)安の1オンス=1227.60ドル。

この日は、米格付け大手S&Pグローバル・レーティングがイタリアの公的債務格付けを据え置いたことなどを背景に投資家のリスク回避姿勢が後退。米欧株価が持ち直す中、安全資産としての金塊の魅力が低下し、金相場は未明から売りが先行した。外国為替市場でのドル高・ユーロ安の進行もドル建てで取引される商品の割高感につながり、金塊の売りを後押し。さらに最近の上昇基調の後を受けた利益確定の売りも若干誘われ、金相場は清算値確定間際に一時1226.10ドルまで下落した。

<米原油先物> 対ユーロでのドル高基調などに圧迫されて売りが先行し、反落。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前週末比0.55ドル(0.82%)安の1バレル=67.04ドルだった。1月物は0.54ドル安の67.21ドルとなった。外国為替市場では対ユーロでドル高基調が継続。ドル建てで取引される原油などの商品に割高感が生じ、売りが先行した。また、株価が先週から世界的に乱高下するなど、国際金融市場が不安定となる中、世界景気にも先行き不安が広がっており、株と並んでリスク資産である原油にも売り圧力がかかった。

さらに、ロシアのノバク・エネルギー相は27日、同国が産油量の凍結もしくは削減を行う理由はないと言及。ロシアが引き続き産油量を高水準で維持する意向を示したことも相場を下押ししたもようだ。

ただ、米国による対イラン制裁の再発動を11月4日に控えて、供給混乱に対する警戒感も広がっているため、原油の下値は限られた。

ドル/円 NY終値 112.36/112.39 JPY21H=

始値 112.22 JPY=

高値 112.55

安値 112.19

ユーロ/ドル NY終値 1.1371/1.1375 EUR21H=

始値 1.1394 EUR=

高値 1.1416

安値 1.1368

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 93*23.00 3.3340% US30YT=RR

前営業日終値 94*02.00 3.3150%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*06.50 3.0887% US10YT=RR

前営業日終値 98*10.00 3.0760%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.00 2.9223% US5YT=RR

前営業日終値 99*27.25 2.9070%

2年債(指標銘柄) 17時01分 100*03.25 2.8224% US2YT=RR

前営業日終値 100*04.00 2.8100%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 24442.92 -245.39 -0.99 .DJI

前営業日終値 24688.31

ナスダック総合 7050.29 -116.92 -1.63 .IXIC

前営業日終値 7167.21

S&P総合500種 2641.25 -17.44 -0.66 .SPX

前営業日終値 2658.69

COMEX金 12月限 1227.6 ‐8.2 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1235.8

COMEX銀 12月限 1444.2 ‐25.8 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1470.0

北海ブレント 12月限 77.34 ‐0.28 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 77.62

米WTI先物 12月限 67.04 ‐0.55 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 67.59

CRB商品指数 193.4213 ‐2.0847 .TRCCRB

前営業日終値 195.5060

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