February 8, 2019 / 11:07 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(8日)

[8日 ロイター] - <為替> 世界的景気減速懸念から安全通貨としてのドルに買いが入り、主要通貨に対するドル指数が上昇した。1週間としての上昇は6カ月ぶりの大きさとなる。

この日の取引でユーロはドルに対し約2週間ぶりの安値で推移。今週は欧州経済の減速が拡大していることを示す指標が発表されたことを受け、ユーロの対ドルでの下落は週間としては約4カ月ぶりの大きさとなった。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズ(ワシントン)のシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米経済が引き続き底堅い成長を見せる中、他の国は失速している。こうした中、 昨年見られたドルの上昇相場が復活している」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.13%上昇の96.634。週初からは1.1%上昇し、週間としての上昇は2018年4月10日の週以来の大きさとなった。

ユーロ/ドルは0.13%安の1.13230ドル。週初からは1.1%下落し、週間としての下落は昨年9月下旬以来の大きさとなった。

中国市場が旧正月を祝う春節の連休で休場となっていることで、市場のボラティリティーは抑制されている。ただ世界経済に対する懸念が出ていたところに、トランプ米大統領が前日、中国との通商協議の期限である3月1日までに習近平国家主席と会談する計画はないことを表明。円やスイスフランなども含む安全通貨に資金が流れた。

ドル/円JPY=EBSは109.785円、 ドル/スイスフランは1.00015フラン。ともに対ドルで底堅く推移している。

英ポンドGBP=D3は小幅安の1.2938ドル。週間としての下落は昨年10月以来の大きさとなった。欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明性が高くなっていることから、ポンドのボラティリティーが高い状態は続くとみられている。

<債券> 国債利回りが4日連続で低下した。米中通商交渉を巡る悲観的な見方から株価が世界的に値下がりする一方、米国債は買われ、30年債利回りは1カ月ぶりの低水準となった。

レイモンド・ジェームズ(テネシー州)の債券ストラテジスト、エリス・ファイファー氏は、全般的にリスクオフの流れだったとした上で「米中通商協議はまだ成果が見えてこない」と述べた。

トランプ大統領は7日、中国との通商協議の期限である3月1日までに習近平国家主席と会談する計画はないことを確認した。関係筋によると、トランプ氏の側近は、争点である知的財産権の問題で両国の間に依然隔たりがある現段階で会談に応じれば、早期の合意に対する根拠のない期待が高まる恐れがあることに懸念を示したという。

10年債US10YT=RR利回りは2.632%と前日の2.654%から低下。30年債US30YT=RR利回りは一時2.971%と1カ月ぶりの低水準を付け、その後は2.973%。前日は3.006%。2年債US2YT=RR利回りは2.463%。前日は2.479%だった。

BMOキャピタルマーケッツは「相次ぐ国債入札にかかわらず強気地合いが根強く、幅広い銘柄で利回り低下の勢いが増した」と指摘。10年債利回りは2.618%の水準が当面の節目になるとし、今月25日まで新たな入札がないことから一段のロング(買い持ち)バイアスも期待されるとした。

ドイツ10年債DE10YT=RR利回りが約2年ぶりに0.1%を割り込んだことも米国債市場の下支えとなった。

<株式> ナスダック総合とS&P総合500が3日ぶりに小反発。米中が通商協議の期限である3月1日までに合意できるか懸念がくすぶり投資家のセンチメントを圧迫しているものの、企業の好決算を追い風に終盤にかけ上げに転じた。

予想を上回る決算を手掛かりに、香水・化粧品のコティ(COTY.N)、玩具のマテル(MAT.O)、通信機器モトローラ・ソリューションズ(MSI.N)が急伸。ゲーム大手エレクトロニック・アーツ(EA)(EA.O)も大幅高。同社初のマルチプレー可能な無料ゲーム「エーペックスレジェンズ」が3日間で1000万人のプレーヤーを集めたことを好感した。

米ホワイトハウスはこの日、来週北京で行われる米中通商協議の日程について、11日から次官級協議が開かれ、その後14─15日にムニューシン財務長官やライトハイザー米通商代表部(USTR)代表らを交え閣僚級協議が行われると発表した。

オッペンハイマー・アセット・マネジメントの首席投資ストラテジスト、ジョン・ストロツファス氏はこの日の株価動向について「追加関税が発動されるリスクはあるものの、何らかの合意によってリスクは打ち消されるとの見方が台頭しているようだ」と述べた。

週足ではダウ工業株30種.DJIが0.17%高、S&P総合500種.SPXが0.05%高、ナスダック総合.IXICが0.47%高。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。ナスダックでも1.04対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は68億3000万株。直近20営業日の平均は74億6000万株。

<金先物> 安値拾いの買いなどが入り、6営業日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値は前日比4.30ドル(0.33%)高の1オンス=1318.50ドル。金相場は前日まで小幅ながらも5日続落していた反動から、この日は安値拾いの買いが先行。また、米中間の貿易協議に対する先行き不透明感や世界的な景気減速懸念などを背景にリスク回避ムードが継続し、米株相場が続落する半面、安全資産として金を買う動きも見られた。

ただ、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことから、上値は限定的だった。

金塊現物相場は午後1時35分現在、2.675ドル高の1314.020ドル。

<米原油先物> 新規材料難となる中、もみ合いに終始した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比0.08ドル(0.15%)高の1バレル=52.72ドルだった。4月物は0.09ドル高の53.09ドルとなった。

この日は売り買いのきっかけとなる材料に欠け、相場は終日にわたって方向感なく推移した。前日の2%超安の反動から安値拾いの買いや持ち高調整目的の買いは入ったものの、世界的な景気減速懸念や米中通商協議の先行き不透明感などが原油の上値を抑えた。

米下院司法委員会は7日、石油輸出国機構(OPEC)を反トラスト法違反で提訴するのを可能にする「石油生産輸出カルテル禁止(NOPEC)」法案を可決した。しかし、本会議にかけられるかは不透明で、相場への影響は今のところ限られているもよう。

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが8日公表した統計によると、同日までの石油掘削リグ稼働数は前週比7基増の854基となったが、あまり材料視されなかった。

ドル/円 NY終値 109.72/109.75 JPY22H=

始値 109.81 JPY=

高値 109.87

安値 109.67

ユーロ/ドル NY終値 1.1328/1.1333 EUR22H=

始値 1.1338 EUR=

高値 1.1352

安値 1.132

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*15.00 2.9763% US30YT=RR

前営業日終値 99*28.25 3.0060%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.50 2.6339% US10YT=RR

前営業日終値 99*24.00 2.6540%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*08.25 2.4445% US5YT=RR

前営業日終値 100*06.25 2.4580%

2年債(指標銘柄) 17時02分 100*02.00 2.4671% US2YT=RR

前営業日終値 100*01.25 2.4790%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25106.33 -63.20 -0.25 .DJI

前営業日終値 25169.53

ナスダック総合 7298.20 +9.85 +0.14 .IXIC

前営業日終値 7288.35

S&P総合500種 2707.88 +1.83 +0.07 .SPX

前営業日終値 2706.05

COMEX金 4月限 1318.5 +4.3 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1314.2

COMEX銀 3月限 1580.9 +9.6 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1571.3

北海ブレント 4月限 62.10 +0.47 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 61.63

米WTI先物 3月限 52.72 +0.08 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 52.64

CRB商品指数 178.0395 ‐0.0628 .TRCCRB

前営業日終値 178.1023

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