February 11, 2019 / 10:26 PM / 2 months ago

NY市場サマリー(11日)

[11日 ロイター] - <為替> ドルが年初来高値を付け、8営業日続伸となる勢いだ。対中貿易合意のほか、欧州の景気減速を巡る懸念が広がり、安全資産とされるドルに買いが入った。

主要6通貨バスケットに対するドル指数.DXYは0.43%高の97.057。

ユーロが対ドルEUR=で1.1263ドルと昨年11月14日以来の安値を記録、ドルは円JPY=に対して110.46円に上昇した。

中国外務省は11日、今週再開された米国との通商協議での進展に期待を示す一方、南シナ海での米海軍艦船の航行を非難した。

投資家らは、米中合意の可能性に懐疑的な見方を示し、3月1日の期限延長を予想する声も聞かれる。

バークレイズのストラテジストは「知的財産や技術移転問題で何ら進展が見られず、今週期待できるかは分からない」と話した。

先週の軟調な欧州指標も、ドルの対ユーロ相場押し上げにつながった。欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は7日、四半期の経済予測で、ユーロ圏の今年と来年の成長率見通しを引き下げた。世界的な貿易摩擦や公的債務の拡大により、域内の主要経済国で景気減速が見込まれるとした。

英ポンドは、EU離脱を巡る不透明感も背景に対ドルで値下がりした。

<債券> 国債利回りがやや上昇した。13日公表予定の1月消費者物価指数(CPI)統計や米中通商協議に注目が集まっている。

10年債US10YT=RRは価格が8/32安。利回りは2.661%と、前週末の2.632%から上昇した。

前週末、テクニカルな支持線とされる2.62%付近を試したことを受け、利益確定売りが出たことも利回り上昇の背景にある。

ジェフェリーズのエコノミストは「週内のCPI統計公表まで、おおむねある種の待機状態にある」と指摘。市場の見方を変えるにはインフレ指標が単月でなく数カ月間にわたって上向く必要があると話した。

政府機関の再閉鎖回避に向けた米議会での協議も市場の材料となる可能性がある。国境警備を巡る超党派議員による週末の協議は、移民の拘束を巡る政策で対立し行き詰まった。

<株式> S&P総合500種とナスダックがわずかに上昇する一方、ダウ工業株30種は小幅安で取引を終えた。米中通商協議や米国境警備予算を巡る与野党協議の行方に加え、2019年の企業業績見通しに注目が集まる中、おおむね寄り付きの水準付近でプラス圏とマイナス圏を行き来した。

この日は一部の業種に売りが集中し、S&Pの主要11セクターのうちマイナスとなったのは通信サービス.SPLRCLと公益事業.SPLRCU、ヘルスケア.SPXHCのみとなった。

ユニオン・パシフィック(UNP.N)やゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)、フェデックス(FDX.N)など貿易問題に敏感な銘柄には買いが入った。

ヘルスケアは下げが目立ち、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N)やファイザー(PFE.N)、メルク(MRK.N)がいずれも1%超下落した。

テスラ(TSLA.O)は2.3%高。カナコード・ジェニュイティが投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、最近の値下げが「モデル3」を手頃な価格に引き下げる目標の達成に寄与すると指摘した。

アップル(AAPL.O)は0.6%安。調査会社IDCのリポートによると、第4・四半期の中国でのiPhone販売が前年同期比約20%減となった。

<金先物> 対ユーロでのドル高進行を背景に売りが先行し、反落した。中心限月4月物の清算値は前週末比6.60ドル(0.50%)安の1オンス=1311.90ドル。外国為替市場ではユーロに対してドル高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたため、売り圧力がかかった。

ただ、金相場は1300ドルの節目を割り込んだ後は、買い支えが入り下げ渋った。米中通商協議の行方が依然予断を許さない上、米連邦準備理事会(FRB)による金融政策運営が近い将来の利上げ打ち止めなど微妙な段階に入っていることから、安全資産と して金を買い戻す動きも若干見られた。

<米原油先物> 米中貿易協議をめぐる先行き不透明感などが重しとなり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は、前週末比0.31ドル(0.59%)安の1バレル=52.41ドル。4月物は0.31ドル安の52.78ドルだった。

米中両政府はこの日、北京で次官級の貿易協議を開始。3月1日に交渉期限が迫る中、対立が続く中国の構造改革などの難題解決に向けた詰めの議論を本格化させた。しかし、14、15両日に予定する閣僚級会合で事態打開を図れるかどうかは依然不透明で、エネルギー需要の先細り懸念がくすぶっていたため、原油相場には下押し圧力がかかった。

また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが8日午後に公表した統計で、同日までの1週間の石油掘削リグ稼働数が前年同期を大幅に上回る水準だったことが明らかになったほか、イリノイ州ウッドリバー製油所(日量処理能力33万バレル)の火災で約12万バレルの原油精製作業が停止したとの報を受け、国内の原油在庫が一層だぶつくとの懸念も増大。さらに、朝方以降の外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが加速し、ドル建て商品の割高感が強まったこともあり、午前中には一時51.23ドルまで下げ幅を拡大した。ただ、午後にかけては買い戻しの動きも見られた。

ドル/円 NY終値 110.36/110.39 JPY22H=

始値 110.11 JPY=

高値 110.46

安値 110.11

ユーロ/ドル NY終値 1.1275/1.1277 EUR22H=

始値 1.1312 EUR=

高値 1.1315

安値 1.1267

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*06.00 2.9905% US30YT=RR

前営業日終値 100*15.50 2.9750%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.00 2.6536% US10YT=RR

前営業日終値 99*30.00 2.6320%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*04.50 2.4696% US5YT=RR

前営業日終値 100*08.75 2.4410%

2年債(指標銘柄) 16時59分 100*00.75 2.4875% US2YT=RR

前営業日終値 100*02.25 2.4630%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25053.11 -53.22 -0.21 .DJI

前営業日終値 25106.33

ナスダック総合 7307.91 +9.71 +0.13 .IXIC

前営業日終値 7298.20

S&P総合500種 2709.80 +1.92 +0.07 .SPX

前営業日終値 2707.88

COMEX金 4月限 1311.9 ‐6.6 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1318.5

COMEX銀 3月限 1569.0 ‐11.9 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1580.9

北海ブレント 4月限 61.51 ‐0.59 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 62.10

米WTI先物 3月限 52.41 ‐0.31 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 52.72

CRB商品指数 177.1146 ‐0.9249 .TRCCRB

前営業日終値 178.0395

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