February 27, 2019 / 10:41 PM / 3 months ago

NY市場サマリー(27日)

[27日 ロイター] - <為替> ドルが当初付けていた3週間ぶりの安値から値を戻した。米中貿易協議を巡るライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の発言を受け市場に警戒感が広がり、安全資産とみられるドルに買いが入った。

ライトハイザー代表は下院歳入委員会の公聴会で、米中の通商問題は非常に深刻で、中国が米国製品の購入を増やすだけでは不十分とした上で、両国が通商合意に至るには依然、相当な努力が必要になるとの認識を示した。[nL3N20M5M9]

ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がこの日まで2日間の日程で行った議会証言で、利上げに「忍耐強く」当たる姿勢を強調する中、ドルの先高感は引き続き後退している。金利先物が織り込む年内の利上げ確率はゼロとなる一方、来年初頭までの利下げ確率は80%まで高まっており、「FRBにドルの上げ材料は期待できない」(前出のイサ氏)という。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%高の96.166。一時3週間ぶり安値を付ける場面も見られた。ユーロ/ドルEUR=は0.2%安の1.1366ドル。ドル/円JPY=は0.2%高の110.825円。

パキスタン軍は27日、パキスタン領空でインド機2機を撃墜したと発表。これを受け円やスイスフランCHF=が一時的に買われた。[nL3N20M2RS]

ポンド/ドルGBP=は一時5カ月ぶりに1.33ドルを突破。0.4%高の1.3302ドルで推移した。メイ英首相は26日、欧州連合(EU)と合意した離脱案の修正が議会で否決された場合、「合意なき離脱」と「離脱延期」の双方について2週間以内に議会で採決を行うことを提案した。[nL3N20M014]

<債券> 昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)統計発表を翌日に控える中、国債利回りが上昇。朝方発表された昨年12月の貿易統計では貿易赤字が大きく増加し、経済成長の鈍化を示唆。市場関係者は国債利回りの上昇にはテクニカルな要因もあったとの見方を示している。

米10年債US10YT=RR利回りの動きは米経済の健全性に対する市場の見方を反映すると見なされているため、12月の貿易統計を受け同利回りが5.7ベーシスポイント(bp)上昇したことは市場では意外だったもよう。キャンター・フィッツジェラルドの国債アナリスト、ジャスティン・レデラー氏は「利回りの動きに誰もがやや驚いた」とし、利回り上昇の背景にはテクニカル要因もあったようだと述べた。

シーポート・グローバル・ホールディングス(ニューヨーク)のマネジング・ディレクター、トム・ディ・ガロマ氏は、米国債利回り上昇は独連邦債やイタリア国債など欧州国債利回りの上昇に影響を受けた可能性があるとの見方を示した。ユーロ圏金融・債券市場では独10年債DE10YT=RR利回りが0.168%と、3週間ぶりの高水準を付けた。[nL3N20M5M7]

この日の取引では2年債US2YT=RR利回りの上昇が10年債利回りより緩慢だったため、利回り曲線はスティープ化した。

パウエルFRB議長はこの日に下院金融委員会で行った証言で、FRBは年内にバランスシートの縮小を停止すると表明。2年債利回りは通常は金融政策の見通しを反映して動くが、この日は連動性はあまり高くなかったとみられている。

<株式> S&P総合500種.SPXが小幅続落して取引を終えた。ライトハイザーUSTR代表やパウエルFRB議長らの議会証言に大きなサプライズがなかったことを受け、日中安値から大きく切り返す展開となった。

S&P総合500種は午前10時半ごろに日中安値を付けた後、徐々に下げ幅を縮小し、午後の取引ではプラス圏とマイナス圏を行き来する展開となった。

S&Pの主要11セクターでは7セクターが下落。ヘルスケア指数.SPXHCは0.5%安と下げを主導した。薬価高騰問題に関して行われた議会上院の公聴会後に、医療保険会社や薬剤給付管理会社(PBM)の株式が売られた。

後発医薬品(ジェネリック)大手マイラン(MYL.O)は15%の大幅安となった。2018年第4・四半期の1株利益が予想を下回ったほか、2019年の利益についてさえない見通しを示したことが嫌気された。[nL3N20M54L]

<金先物> 対ユーロでのドル上昇に伴う割高感などが重しとなり、3営業日続落。中心限月4月物の清算値は前日比7.30ドル(0.55%)安の1オンス=1321.20ドル。パウエルFRB議長は前日の議会証言で、利上げ判断を急がない姿勢を改めて強調。これが金利を生まない資産である金塊の相場を支え、この日未明ごろまではプラス圏を浮動していた。

しかし、朝方以降は外国為替市場でのドル買い・ユーロ売りの流れを受け、ドル建てで取引される商品に割高感が生じたことから、金相場はじりじりと下落。対中通商問題に関するライトハイザーUSTR代表の発言を受け、貿易戦争終結に向けた交渉が前進しているとの期待が萎んだことがドル買いを促した。

ただこの日は、インド、パキスタン両国の空軍機による交戦が伝えられたほか、2回目の米朝首脳会談がベトナムで行われるなど、地政学的リスクを意識させるイベントが重なり、金塊に対する売り圧力も限定的だった。

<米原油先物> 世界的な需給均衡への期待が高まる中、続伸。米国産標準油種WTI中心限月4月物の清算値は前日比1.44ドル(2.59%)高の1バレル=56.94ドル。5月物は1.40ドル高の57.37ドルとなった。

石油輸出国機構(OPEC)の盟主であるサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はこの日、トランプ米大統領が25日「石油価格は高くなり過ぎている。OPECは落ち着いてくれ」とツイッターに投稿したことに対し、「(OPECとその連携国は)落ち着いている」と発言。トランプ氏がけん制してもOPEC主導の協調減産は継続されるとの見方が強まったことから、石油相場は未明から堅調に推移していた。

また、米エネルギー情報局(EIA)がこの日午前に発表した最新週の原油在庫は前週比860万バレル減と、市場予想の280万バレル増に反して大幅な取り崩しとなった。米国の純石油輸入量が前週比日量140万バレル減の260万バレルと記録的な低水準に落ち込んだことが背景にある。これを受けて、米国内の供給過剰懸念が和らいだことから、相場はその後上げ幅を拡大した。

ドル/円 NY終値 110.98/111.01 JPY22H=

始値 110.47 JPY=

高値 111.07

安値 110.48

ユーロ/ドル NY終値 1.1369/1.1370 EUR22H=

始値 1.1396 EUR=

高値 1.1399

安値 1.1363

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 98*23.00 3.0656% US30YT=RR

前営業日終値 99*27.50 3.0070%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*15.00 2.6861% US10YT=RR

前営業日終値 99*29.00 2.6360%

5年債(指標銘柄) 16時59分 99*16.00 2.4820% US5YT=RR

前営業日終値 99*21.50 2.4450%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.00 2.5000% US2YT=RR

前営業日終値 100*01.00 2.4840%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25985.16 -72.82 -0.28 .DJI

前営業日終値 26057.98

ナスダック総合 7554.51 +5.21 +0.07 .IXIC

前営業日終値 7549.30

S&P総合500種 2792.38 -1.52 -0.05 .SPX

前営業日終値 2793.90

COMEX金 4月限 1321.2 ‐7.3 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1328.5

COMEX銀 3月限 1567.2 ‐16.0 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1583.2

北海ブレント 4月限 66.39 +1.18 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 65.21

米WTI先物 4月限 56.94 +1.44 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 55.50

CRB商品指数 183.2262 +1.8238 .TRCCRB

前営業日終値 181.4024

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