April 16, 2019 / 12:05 AM / 2 months ago

NY市場サマリー(15日)

[15日 ロイター] - <為替> ユーロ圏経済の改善を見極めようと18日に発表される製造業関連指標に注目が集まる中、ドルは対ユーロでほぼ横ばいで推移。

TD証券(ニューヨーク)のシニア外為ストラテジストは「ユーロ圏経済の減速は緩和しつつあり、最悪期を脱したことを示す具体的な指標が待ち望まれている」と述べた。

欧州の経済指標が改善すれば、リスク選好度が押し上げられ、株価が上昇する可能性がある。市場では利回りを追求する動きが出ていることから、こうしたことはドル相場にはマイナスの影響を及ぼす可能性があるとの見方も出ている。

前週12日に発表された中国の経済指標では、3月の貿易統計でドル建て輸出が前年同月比14.2%増と市場予想を上回ったほか、3月の新規人民元建て融資が1兆6900億元(2515億9000万ドル)と前月から急増し、予想を大幅に上回った。[nL3N21U27G][nL3N21U1PB]これらもリスク選好度の上昇につながっている。

市場は米中通商協議の行方にも注目。合意が得られれば世界的な経済成長に対する向かい風が弱まるとの観測の中、ムニューシン米財務長官は13日、米中合意が中国市場の開放を目指した過去の取り組みを「はるかに超える」ものになるとし、協議が「最終ラウンドに近い」と期待していると発言。[nL3N21W03P]この日は米中通商協議は大きく進展しているとの認識を示した。[nL3N21X3FJ]

<債券> 不安定な取引の中、国債利回りが低下。米経済が近い将来にリセッション(景気後退)に陥る恐れがあるのか手掛かりを得るために、週内に発表される小売統計や鉱工業生産指数などの経済指標に注目が集まっている。

今週は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日のため19日は休場。市場関係者は商いが細るとの見方を示している。

米10年債と30年債利回りは3月下旬に約1年2カ月ぶりの低水準を付けた後は上向き、10年債利回りは約17ベーシスポイント(bp)、30年債利回りは約16bp、それぞれ上昇した。

DRWトレーディング(シカゴ)の市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「米国が景気後退に近づいているとは考えていない」としながらも、「景気後退は時に思いがけなく現れることもある」と指摘。米国の失業率は低水準にとどまっているが、過去3回の景気後退時も失業率は低かったとし、「この意味では失業率は遅行指数であると言える」と述べた。

また、過去3回の景気後退入りに先立ち米連邦準備理事会(FRB)が利下げを実施していたことも興味深いと指摘。FRBは政策スタンスを引き締めバイアスから中立バイアスに変更したが、こうしたことは経済指標が悪化すればFRBが利下げに転じる可能性があることを示している。ただブライエン氏は「現時点で近く利下げが実施される可能性があることを示すデータはない」と述べた。

午後の取引で10年債US10YT=RR利回りは2.552%と、前週12日終盤の2.56%から低下、30年債US30YT=RR利回りは2.964%と、2.971%から低下した。2年債US2YT=RR利回りは2.393%と、2.396%から低下した。

<株式> 反落して取引を終えた。ゴールドマン・サックス(GS.N)やシティグループ(C.N)のさえない決算が投資意欲を抑え、金融株が下げをけん引した。

ただ下げは小幅で、S&P500指数は、史上最高値まで1%の水準にとどまった。

ゴールドマンは3.8%安。この日発表の第1・四半期決算は、ほぼすべての主要業務で減収となった。[nL3N21X3IK]

シティグループは0.1%安。減収となったが、経費削減や投資銀行部門の好調、純金利マージンの拡大などで利益は予想を上回った。[nL3N21X3F5]

今週発表の注目決算は、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N)、モルガン・スタンレー(MS.N)、ネットフリックス(NFLX.O)、ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ.N)、テクストロン(TXT.N)など。

CFRAリサーチの投資ストラテジスト、サム・ストバール氏は、決算のほかに「米中貿易協議など地政学的イベントもなお注意する必要がある」と指摘した。

S&P500指数を構成する11の業種のうち、6つが下落。

金融株.SPNYは4営業日ぶり反落。0.6%安で下落率は最大だった。

航空機最大手ボーイング(BA.N)は1.1%下落。墜落事故が相次いだ旅客機「737MAX」について、トランプ米大統領が改修した上でブランド名を変えるべきだとツイートしたことを受けた。[nL3N21X3U6]

配車サービス大手のリフト(LYFT.O)は6.3%続落。先月上場した同社は公開価格の72ドルを約22%下回った。

<金先物> 米中貿易協議の進展を背景に売りが先行し、反落。中心限月6月物の清算値は前週末比3.90ドル(0.30%)安の1オンス=1291.30ドル。 ムニューシン米財務長官は15日、中国との貿易協議は「大きく前進した」と表明。これを受けて、米中貿易協議が妥結に向けて前進しているとの思惑が広がったことなどから、安全資産とされる金には売り圧力がかかった。また、金相場は先週、心理的な節目である1300ドルの水準を下回っていたため、テクニカル要因から下向きに傾いたとの見方もあった。

ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで弱含みに推移。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことから買い支えも入り、金の下げ幅は限定的だった。

<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)による増産観測が圧迫材料となり反落。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は、前週末比0.49ドル(0.77%)安の1バレル=63.40ドル。6月物の清算値は0.46ドル安の63.56ドルだった。

タス通信によると、ロシアのシルアノフ財務相は13日、米国とのシェア競争でロシアとOPECが増産を決定する可能性があるとの見解を表明。仮に増産すれば、相場は最長1年間40ドルないしそれを下回る水準まで下落するかもしれないとの見方を示した。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国は6月の25─26日に会合を開き、協調減産を延長するかどうか決定する予定だが、ここにきて増産に方針転換する可能性も取り沙汰され、市場では需給緩和懸念が再燃。この日は早朝から一段と売りが活発になり、相場は午前中に一時63.03ドルまで下落した。

OPEC関係筋も先週、米国の経済制裁を受けているベネズエラとイランの原油供給が一段と減少し、価格の上昇が続くようであれば、7月から増産に踏み切る可能性があると言及。OPEC側のこうした発言も引き続き相場を下押しした。

ドル/円 NY終値 112.03/112.04 JPY21H=

始値 111.93 JPY=

高値 112.07

安値 111.94

ユーロ/ドル NY終値 1.1307/1.1312 EUR21H=

始値 1.1309 EUR=

高値 1.1318

安値 1.1298

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*19.50 2.9689% US30YT=RR

前営業日終値 100*18.00 2.9710%

10年債(指標銘柄) 16時57分 100*19.00 2.5561% US10YT=RR

前営業日終値 100*18.00 2.5600%

5年債(指標銘柄) 17時05分 98*27.25 2.3719% US5YT=RR

前営業日終値 98*26.75 2.3750%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*23.25 2.3936% US2YT=RR

前営業日終値 99*23.13 2.3960%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26384.77 -27.53 -0.10 .DJI

前営業日終値 26412.30

ナスダック総合 7976.01 -8.15 -0.10 .IXIC

前営業日終値 7984.16

S&P総合500種 2905.58 -1.83 -0.06 .SPX

前営業日終値 2907.41

COMEX金 6月限 1291.3 ‐3.9 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1295.2

COMEX銀 5月限 1497.5 +1.2 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1496.3

北海ブレント 6月限 71.18 ‐0.37 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 71.55

米WTI先物 5月限 63.40 ‐0.49 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 63.89

CRB商品指数 187.4146 ‐0.9490 .TRCCRB

前営業日終値 188.3636

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