June 25, 2019 / 10:07 PM / 25 days ago

NY市場サマリー(25日)

[25日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対しおおむね軟調に推移、対ユーロで一時3カ月ぶりの安値を付けた。複数回の米利下げ観測が広がり、ドル売りが進んだ。

イランと米国の緊張激化で円に逃避買いが入り、円は対ドルで1月初め以来の高値水準を記録する場面もあった。

終盤の取引で、ユーロは対ドルで0.22%安の1.1373ドル。早い時間帯に一時、1.1412ドルと3月21日以来の高値を付けた。

ドルは対円JPY=EBSで0.14%安の107.145円。アジアの取引時間に106.78円と1月3日以来の安値に沈む場面もあった。米国がイラン最高指導者、ハメネイ師らを対象に追加制裁を科し、円需要を下支えした。

ドルは英ポンドGBP=D3に対し0.32%安、対カナダドルCAD=D4、ニュージーランドドルNZD=D4でもやや軟調となった。

<債券> 米金融・債券市場では、10年債利回りが2%近辺で推移した。市場では米連邦準備理事会(FRB)が予想ほどハト派的でない可能性があるとの見方と、米中貿易戦争の行方を巡る懸念がせめぎ合っている。

セントルイス地区連銀のブラード総裁はこの日、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げは必要ないとの考えを表明。「現状を踏まえると、50bpの利下げは行き過ぎと感じる」とし、「50bpの利下げが必要な状況にあるとは考えていない。しかし、25bpの利下げには前向きになるだろう」と語った。

その後、パウエルFRB議長講演で、米経済が堅調に推移すると見込まれる一方、通商問題などを巡る不確実性が利下げの根拠になり得るかどうかを見極めようとしているとし、「不確実性が引き続き見通しを圧迫し、追加緩和の必要性につながるのかといった疑問にわれわれは取り組んでいる」と述べた。

DAダビッドソン(シアトル)の債券トレーディング担当バイスプレジデント、メアリー・アン・ハーレー氏は「ブラード総裁は最もハト派的なFRB当局者であることを踏まえると、今回の発言は多くのことを語っている」と述べた。

CMEグループのフェドウオッチによると、短期金利先物は7月のFOMCで50bpの利下げが決定される確率は33%であることを示す水準にある。少なくとも25bpの利下げが決定される確率はほぼ100%であることが示されている。

<株式> 米国株式市場は、ハイテク株の売りが下げを主導する中、下落して取引を終えた。貿易を巡る懸念がくすぶり、一連の経済指標が失望を誘う中、様子見気分が強かった。

また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の講演で、FRBは「短期的な政治圧力から隔絶」していると表明し、トランプ大統領の利下げ要求をけん制した。

金融政策については、米経済が堅調に推移すると見込まれる一方、通商問題などを巡る不確実性が利下げの根拠になり得るかどうかを見極めようとしていると説明。パウエル議長の講演後、主要3株価指数はマイナス圏で取引を終えた。

一方、セントルイス地区連銀のブラード総裁は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げが必要だとは考えていないと述べた。ブラード氏は先週、今月のFOMCで反対票を投じたことについて、低インフレと経済成長見通しを巡る不透明感により利下げが正当化されると感じたと述べていた。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「パウエル、ブラード両氏の発言は、7月に利下げがない可能性も示唆した」と指摘。「同様に、先週は20カ国・地域(G20)首脳会談(サミット)で何か前向きな内容が出るとの期待が高まったが、会議が近づくにつれ楽観論は少し後退している」と述べた。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米イランの対立激化を背景とした買いが入る一方、利益確定の売りも出やすく、ほぼ横ばいとなった。

トランプ米大統領は24日、イランの最高指導者ハメネイ師を標的に、米国の金融システムを通じた取引禁止などの制裁を科す大統領令に署名。これを受けて、米国とイランの対立激化は必至との見方が広がり、安全資産としての金は買いが優勢となった。ただ、高値警戒感も根強く、利益確定の売りも出やすかった。米中首脳会談に先立ち、協議の進展を見極めたいとの姿勢も強く、積極的な商いを手控える動きも目立った。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米イラン間の対立と米中貿易協議の行方に注目が集まる中、前日清算値を挟んでもみ合いとなった。

トランプ米大統領は24日、イランの最高指導者ハメネイ師を制裁対象に指定。この日には改めて、船舶など米国の利益に危害が加えられた場合、武力で反撃すると警告した。イランはこうした姿勢に強い反発を示しており、両国間の軍事的緊張の高まりが終日にわたって相場を下支えした。

一方、長期化する中国との貿易摩擦問題をめぐっては、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて、29日に首脳会談が行われる見通しとなった。しかし、交渉の妥結は容易でないとの見方は根強く、エネルギー需要の先細り懸念が投資家心理を圧迫した。

ドル/円 NY終値 107.17/107.20 JPY21H=

始値 106.97 JPY=

高値 107.39

安値 106.84

ユーロ/ドル NY終値 1.1365/1.1369 EUR21H=

始値 1.1384 EUR=

高値 1.1398

安値 1.1345

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 107*11.50 2.5228% US30YT=RR

前営業日終値 106*25.00 2.5490%

10年債(指標銘柄) 17時05分 103*14.50 1.9884% US10YT=RR

前営業日終値 103*05.50 2.0190%

5年債(指標銘柄) 17時05分 101*08.75 1.7293% US5YT=RR

前営業日終値 101*05.50 1.7510%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*23.50 1.7359% US2YT=RR

前営業日終値 100*23.50 1.7360%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26548.22 -179.32 -0.67 .DJI

前営業日終値 26727.54

ナスダック総合 7884.72 -120.98 -1.51 .IXIC

前営業日終値 8005.70

S&P総合500種 2917.38 -27.97 -0.95 .SPX

前営業日終値 2945.35

COMEX金 8月限 1418.7 +0.5 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1418.2

COMEX銀 7月限 1530.0 ‐7.7 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1537.7

北海ブレント 8月限 65.05 +0.19 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 64.86

米WTI先物 8月限 57.83 ‐0.07 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 57.90

CRB商品指数 180.8778 +0.8853 .TRCCRB

前営業日終値 179.9925

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