June 28, 2019 / 9:57 PM / 4 months ago

NY市場サマリー(28日)

[28日 ロイター] - <為替> 米個人消費支出統計を受け来月に利下げが実施されるとの観測が裏付けられたことでドルに若干の圧力がかかったものの、米中首脳会談を翌日に控え、ドルはほぼ横ばいで推移した。

商務省発表の5月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.4%増と緩やかに伸び、市場予想と一致した。個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇と、小幅な伸びにとどまった。これを受け、米連邦準備理事会(FRB)が来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げに踏み切るとの観測が強まった。

ソシエテ・ジェネラルの企業調査部門責任者、ケネス・ブロー氏は「今回の統計は7月の利下げ観測を変えるものではなかった」と指摘。ドル相場に対する影響は限定的で、終盤の取引でユーロは対ドルEUR=で0.04%高の1.1372ドルとなっている。

月間ではユーロの対ドルでの上昇は2018年2月以来の大きさとなる見通し。ただ1─6月では0.9%の低下となる。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、大阪市で開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせ29日に会談を行う。両国が貿易戦争の休戦で合意できるかは不明で、野村のG10外為ストラテジスト、ジョーダン・ロチェスター氏は「個人的には悲観的にみている」と述べた。ただ、両国の首脳が顔を合わせることで通商問題で何らかの進展が得られるのではないかとの期待も出ている。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは96.15、週初からほとんど変わらない水準にある。

ドル/円JPY=は107.76円と、ほぼ横ばい。週初からは0.4%の上昇となる見通し。

<債券> 米中首脳会談を翌日に控え米国債はほぼ横ばいで推移した。世界経済の足かせになっている米中通商摩擦が解消に向かうか注目されている。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、大阪市で開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせ29日に会談を行う。トランプ氏はこの日、記者団に対し、米中首脳会談は「生産的なものになると思う」とし、「何とも言えないが、生産的なものになると思う。最低でも生産的なものになるだろう。何が起きるか、どのような結果になるか見てみよう」と述べた。

ジェフリーズ(ニューヨーク)の短期金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「G20を巡る先行き不透明性が強いため、週末を控えどちらの方向にもポジションを傾けたくないと考える市場参加者は多い」としている。

米中貿易戦争で世界経済の成長が減速する中、各国の中央銀行に対する緩和圧力は高まっており、米連邦準備理事会(FRB)は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切るとの観測が大勢となっている。

FRBは18─19日に開いたFOMCで金利据え置きを決定すると同時に、不確実性の増大などに対応するため年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があると示唆。これを受け、米10年債利回りは前週、1.974%と、約3年ぶりの水準に低下していた。その後は2%前後で推移している。

この日は四半期末を控えポジション調整のための国債需要がみられた。

この日発表の米経済指標では、5月の個人消費支出(季節調整済み)が前月比0.4%増と緩やかに伸び、市場予想と一致した。個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇と、小幅な伸びだった。

<株式> 活況な取引の中、上昇して取引を終えた。大阪で開催されている20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて予定される米中首脳会談への期待が高まっている。

主要株価3指数は週間、月間、四半期、上期ベースすべてでプラス圏で引けた。とりわけ6月としては、S&P500が1955年以来の好成績、ダウ平均も1938年以来の高い伸びを記録した。

ニューイングランド・インベストメント&リタイアメント・グループのジョン・ハム氏は「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が政策運営姿勢を前回の利上げから180度展転換したことが、上期の株価動向の追い風になった」と指摘した。

トランプ米大統領はこの日、29日に行われる習近平・中国国家主席との会談について、生産的なものになるとの見通しを示した。

ハム氏は「米中会談に注目が集中しており、多くが『停戦』を期待している」とし、「どの程度の停戦となるかが焦点だろう」と述べた。

S&P500を構成する11セクターすべてが上昇。とりわけ、金融.SPSY、エネルギー.SPNY、関税に敏感な工業.SPLRCIの上げが目立った。

銀行株.SPXBKは2.4%高でこの日の上昇を主導。米銀大手が、FRBの実施したストレステスト(健全性審査)第2弾を通過したことが材料視された。

個別銘柄では、アルコール飲料大手コンステレーション・ブランズ(STZ.N)が4.6%高。第4・四半期決算は、売上高・利益ともに市場予想を上回った。

この日ナスダック市場に上場した高級ブランドの中古品をサイトで取り扱うリアルリアル(REAL.O)は44.5%高で取引を終了。時価総額は約24億ドルに達した。新規株式公開(IPO)価格の20ドルに対し、初値は28ドル。株価は一時50%急騰した。

一方、アップル(AAPL.O)は0.9%安。最高デザイン責任者のジョニー・アイブ氏が年内に退任するという報道が圧迫材料となった。

朝方発表された5月の個人消費支出は前月比0.4%増で、市場予想と一致。個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇と、小幅な伸びにとどまり、FRBが7月に利下げする材料となる可能性がある。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.84対1の比率で上回った。ナスダックでも2.66対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は102億6000万株。直近20営業日の平均は71億1000万株。

<金先物> 米中貿易協議の行方に関心が集まる中、ほぼ横ばいとなった。中心限月8月物の清算値は前日比1.70ドル(0.12%)高の1オンス=1413.70ドル。20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて29日に予定される米中首脳会談の内容を見極めたいとの見方が広がる中、積極的な商いは手控えられた。朝方発表された5月の個人消費支出(PCE)物価指数は市場予想とほぼ一致したとみなされ、相場の反応は限定的だった。

<米原油先物> 米中首脳会談や石油輸出国機構(OPEC)会合を前に神経質な商いとなり、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値は、前日比0.96ドル(1.6%)安の1バレル=58.47ドル。9月物は0.97ドル安の58.52ドルだった。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談を29日に控え、投資家はこの日も様子見姿勢を継続。両国閣僚は電話協議などで事前調整を行っているが、米メディアによると、依然として貿易交渉の合意内容をめぐる対立は解けていないという。首脳会談が不調に終われば、エネルギー需要に影響が及ぶとの警戒感がくすぶっている。一方、市場はOPECが主導する協調減産の行方にも注目。OPECは週明け1─2日に非加盟の産油国とともに、年初から実施している協調減産の延長について協議する見通し。延長決定についてはほぼ合意が形成されているもようで、この日の相場の下支え材料となったが、減産量や期間については情報が錯綜(さくそう)している。こうした不透明感を背景に、28日夕方以降は59ドル台でのもみ合いが続いていたが、清算値確定前にまとまった売りが出て、相場は一時1ドル近く値を消した。

ドル/円 NY終値 0.00/0.00 JPY21H=

始値 107.66 JPY=

高値 107.9

安値 107.65

ユーロ/ドル NY終値 0.0000/0.0000 EUR21H=

始値 1.1381 EUR=

高値 1.1392

安値 1.1352

米東部時間

30年債(指標銘柄) 16時37分 107*05.00 2.5320% US30YT=RR

前営業日終値 107*11.00 2.5230%

10年債(指標銘柄) 16時34分 103*09.00 2.0068% US10YT=RR

前営業日終値 103*09.50 2.0050%

5年債(指標銘柄) 16時30分 99*29.25 1.7680% US5YT=RR

前営業日終値 99*30.00 1.7630%

2年債(指標銘柄) 16時37分 99*23.75 1.7569% US2YT=RR

前営業日終値 99*24.75 1.7410%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26599.96 +73.38 +0.28 .DJI

前営業日終値 26526.58

ナスダック総合 8006.24 +38.49 +0.48 .IXIC

前営業日終値 7967.76

S&P総合500種 2941.76 +16.84 +0.58 .SPX

前営業日終値 2924.92

COMEX金 8月限 1413.7 +1.7 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1412.0

COMEX銀 7月限 1525.3 +4.8 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1520.5

北海ブレント 8月限 66.55 ‐0.00 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 66.55

米WTI先物 8月限 58.47 ‐0.96 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 59.43

CRB商品指数 181.0378 ‐1.4391 .TRCCRB

前営業日終値 182.4769

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