July 9, 2019 / 10:20 PM / 3 months ago

NY市場サマリー(9日)

[9日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が3週間ぶりの高値に浮上。投資家は10日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨待ちとなっている。

前週末の好調な6月米雇用統計の影響が続き、ドルは大半の主要通貨に対して上昇した。非農業部門雇用者数が22万4000人増と大幅に回復したことを受け、7月の50ベーシスポイント(bp)利下げの可能性は低下したが、投資家は依然として25bp利下げを視野に入れている。

CMEグループのフェドウオッチによると、金利先物市場が織り込む7月FOMCでの50bp利下げ確率は約3%と1週間前の25%から低下した。

スコシアバンクの首席外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「(パウエル議長から)利下げに反対する発言がなければ、25bpの利下げが実施される可能性はかなり高い」と述べた。

米国時間終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.09%高の97.471。一時97.588と6月19日以来の高値を付けた。

ユーロ/ドルは横ばいの1.1209ドルで推移。一時約3週間ぶりの安値となる1.1194ドルを付けた。

ドル/円JPY=は0.08%高の108.82円

ポンド/ドルGBP=D3は1.2439ポンドに下落し、6カ月ぶり安値を更新。英欧州連合(EU)離脱を巡る懸念や英利下げ期待の広がりがポンドの重しとなっている。1月の「フラッシュクラッシュ」を除けば、ポンドは2017年4月以来の安値に接近している。

<債券> 国債利回りが小幅上昇。10日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されるのを控え、落ち着いた取引になった。

この日も利回りは短期債の動きが長期債を上回り、ここ数日の流れが続いた。10日にはFOMC議事要旨公表のほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が半期に一度の議会証言を行い、ともに今月の利下げの有無に関して手掛かりが示される可能性がある。

終盤の取引で、米2年債利回りUS2YT=RRは3.1ベーシスポイント(bp)上昇の1.911%と、6月中旬以来の高水準。10年債利回りUS10YT=RRは2.7bp上げ、2.061%となった。

先週発表された底堅い6月の米雇用統計を受け、今月のFOMCで50ベーシスポイント(bp)の利下げが実施されるという期待は後退。CMEグループのフェドウォッチによると、金融市場に織り込まれた25bpの利下げ確率は96.2%、50bpの利下げが3.8%。1週間前には、それぞれ75%と25%だった。

レイモンド・ジェームズの債券資本市場責任者ケビン・ギディス氏は「今日と今週残りはFRBが何を言うかが重視されることになる」と述べた。

2年債と10年債の金利差US2US10=TWEBは序盤に14.2bpに低下し、5月31日以来の大きさに縮まった。終盤は14.9bp。

<株式> S&P500が小反発し、ナスダック総合も上昇。ダウ平均は続落した。米中貿易摩擦による企業業績への影響を巡る懸念が再燃したものの、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、フェイスブック(FB.O)、アップル(AAPL.O)などのハイテク株が買われ、S&Pとナスダックの上昇に寄与した。

ネットフリックス(NFLX.O)も1%高で終了。このほど公開されたドラマ「ストレンジャー・シングス」新シリーズの人気が業績のプラスになるとコーウェンが予想した。

10日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が半期に一度の議会証言を行う。

先週発表された底堅い6月の米雇用統計を受け、今月のFOMCで50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げが実施されるという期待は後退。米株の主要指数も最高値から押し戻されている。

BB&Tウェルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は「パウエル議長の議会証言を受け、今後数日で先行きが幾分晴れてくるかもしれない」との見方を示した。

また、第2・四半期の企業決算が来週から本格化し、貿易摩擦や米企業に与える影響に注目が集まるとみられる。

RBCキャピタル・マーケッツはこの日、複合企業スリーエム(3M)(MMM.N)の投資判断を「セクターパフォーム」に引き下げ。中国関連や自動車セクターなどからの圧力が背景。3M株は2.1%安。S&P工業株.SPLRCIは0.2%下落した。

米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官は同日、通商問題の解決に向け中国の劉鶴副首相や鐘山商務相と電話で協議を行った。[nL4N24A39R]

また、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、農産品を巡る欧米通商協議が進展していると述べた。[nL4N24A30K]

<金先物> 翌日から2日間の日程で行われるパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に注目が集まる中、ほぼ横ばいとなった。中心限月8月物の清算値は前日比0.50ドル(0.04%)高の1オンス=1400.50ドル。

前週末に発表された堅調な米雇用統計を受け、市場ではFRBが早期に大幅利下げに踏み切るとの期待が後退。外国為替市場でドルがユーロなどに対し強含みに転じたため、ドル建てで取引される商品に割高感が浮上し、金相場は9日未明に一時1387.50ドルまで下落した。

ただ、朝方になると、安値を拾う動きが台頭。相場はじりじりと下げ幅を縮小し、午前中ごろには1400ドルの節目を回復した。その後は、パウエルFRB議長が10、11の両日に行う議会証言から金融政策の運営方針に関する手掛かりを得たいとの思惑が広がり、様子見ムードが拡大。10日午後に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月18─19日開催分)への関心も高く、1400ドル付近で小動きとなった。

<米原油先物> イランをめぐる地政学的リスクの高まりなどを背景に買われ、4営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値は前日比0.17ドル(0.29%)高の1バレル=57.83ドル。9月物の清算値は0.18ドル高の57.94ドル。

イランは8日、ウラン濃度が核合意で定められた上限の3.67%を上回ったと表明。国際原子力機関(IAEA)査察団も確認した。これに対して、ペンス米副大統領は同日、「米軍は中東で国益や兵士、国民を守る用意ができている」と、軍事行動も辞さない姿勢を示唆した。ポンペオ国務長官も7日、ツイッターで追加制裁の可能性を警告。中東の地政学的リスクや米イラン間の軍事衝突に対する警戒感が台頭している。

9日夕と10日午前に公表される民間と政府の週報で、米原油在庫が4週連続で取り崩しになると予想されていることも買いを後押し。相場は朝方、58ドル台前半で堅調に推移した。

ただ、買い一巡後は利益確定の売りも出やすく、上げ幅を縮小。先月29日の20カ国・地域(G20大阪サミット)に合わせて開かれた米中首脳会談では貿易協議再開で合意したものの、今後の交渉で両国が溝を埋められるかどうか見通せない中、エネルギー需要の減退懸念も根強い。

ドル/円 NY終値 108.84/108.87 JPY21H=

始値 108.79 JPY=

高値 108.92

安値 108.74

ユーロ/ドル NY終値 1.1206/1.1210 EUR21H=

始値 1.1202 EUR=

高値 1.1214

安値 1.1196

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 106*27.50 2.5455% US30YT=RR

前営業日終値 107*13.00 2.5200%

10年債(指標銘柄) 17時05分 102*22.00 2.0718% US10YT=RR

前営業日終値 103*01.00 2.0340%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*11.00 1.8888% US5YT=RR

前営業日終値 99*17.75 1.8440%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.88 1.9188% US2YT=RR

前営業日終値 99*16.25 1.8800%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26783.49 -22.65 -0.08 .DJI

前営業日終値 26806.14

ナスダック総合 8141.73 +43.35 +0.54 .IXIC

前営業日終値 8098.38

S&P総合500種 2979.63 +3.68 +0.12 .SPX

前営業日終値 2975.95

COMEX金 8月限 1400.5 +0.5 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1400.0

COMEX銀 9月限 1514.7 +9.7 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1505.0

北海ブレント 9月限 64.16 +0.05 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 64.11

米WTI先物 8月限 57.83 +0.17 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 57.66

CRB商品指数 180.7076 +0.0230 .TRCCRB

前営業日終値 180.6846

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