July 26, 2019 / 9:44 PM / 5 months ago

NY市場サマリー(26日)

[26日 ロイター] - <為替> ドルが2カ月ぶり高値を更新。第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が予想ほど減速しなかったことが好感された。しかし、米連邦準備理事会(FRB)が月末に利下げに踏み切るとの市場予想に変更はない。

米独国債の利回り格差が2カ月ぶりの水準に拡大したことや、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長がCNBCとのインタビューで、トランプ政権は為替介入によるドル安誘導は行わないと明言したこともドルへの追い風となった。

米商務省が発表した第2・四半期の米GDP速報値は年率換算で前期比2.1%増と、前四半期の3.1%増から減速したものの、市場予想の1.8%増ほどは悪化しなかった。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「米経済は他の主要7カ国(G7)よりも順調に拡大し、ドルの強さと一致しているという見方に変わりはない」とし、「来週のFRBの動きに対する見通しに大きな変化はない。われわれは引き続き25ベーシスポイント(bp)の利下げを予想している」と述べた。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%高の98.009。一時、5月終盤以来の高水準となる98.088をつける場面もあった。週間では0.9%上昇した。

CMEのフェドウォッチによると、市場ではFRBが81%の確率で、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25bpの利下げを実施するとの見方を織り込んでいる。

ステート・ストリートのグローバルマクロストラテジスト、マービン・ロー氏は「米経済には十分な好材料が存在することから、50bp利下げの可能性はなくなった」と述べた。

ユーロ/ドルEUR=は0.17%安の1.11275ドル。週足では0.8%安。

ポンド/ドルGBP=は0.53%安の1.2386ドル。ユンケル欧州委員長が英国のジョンソン新首相に対し、メイ前英首相が欧州連合(EU)と合意したEU離脱協定案が最善かつ唯一の提案と述べたことを受け、ポンドは27カ月ぶりの安値に沈んだ。

<債券> 朝方発表された第2・四半期の米国内総生産(GDP)統計を受け国債利回りが一時上昇したが、その後は前日終盤からほぼ横ばいの水準で推移した。

商務省発表の第2・四半期の実質国内総生産(GDP)の速報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増と、予想ほど減速しなかった。

ジェフリーズ(ニューヨーク)の短期金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「こうした力強さには勇気づけられる」とし、「第2・四半期終盤から第3・四半期初旬にかけて、経済が加速していることが確認された」と述べた。

米経済が改善する中でも、連邦準備理事会(FRB)は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決定するとの見方が大勢となっている。ただ、景気改善を踏まえると、FRBは利下げ幅を50ベーシスポイント(bp)ではなく、25bpにとどめるとみられている。

CMEのフェドウオッチによると、金利先物市場が織り込む50bpでの利下げの確率は19%。ジェフリーズのシモンズ氏は「来週のFOMCで50bpの利下げが決定されるとの予想は、現時点で捨て去った方が良い」と述べた。

10年債US10YT=RR利回りはGDP統計を受け、一時2.100%まで上昇。終盤の取引では2.077%となっている。前日終盤は2.074%だった。

<株式> 反発し、S&P総合500種指数とナスダック総合指数が終値で過去最高値を記録した。グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O)やコーヒーチェーン大手のスターバックス(スタバ)(SBUX.O)の好決算、第2・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値が予想ほど減速しなかったことを好感した。

アルファベットは9.6%急伸した。第2・四半期決算は売上高と利益が予想を上回った。広告事業が好調だったほか、クラウド事業の売上高も2017年末時点から2倍に増えた。

スタバは8.9%上昇して過去最高値を付けた。第3・四半期(6月30日まで)決算は、全体の既存店売上高が3年ぶりの高い伸びとなった。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR.N)は8.9%高。第2・四半期決算は売上高が市場予想を上回った。ツイッター上で広告を見た1日当たりのユーザー数の指標が増加し、広告収入が好調だった。

これらの決算を受け、S&P通信サービス指数.SPLRCLは3.25%高となり、セクター別で上げが最も大きかった。

ファストフード大手マクドナルド(MCD.N)は一時2.1%上昇、過去最高値を付ける場面があった。第2・四半期決算は、国内既存店売上高が市場予想を上回った。

商務省が発表した第2・四半期の実質GDPの速報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増えた。同統計を受け、連邦準備理事会(FRB)が来週、利下げに踏み切るとの見方が強まった。

ナショナル証券の首席市場ストラテジストは「市場が必要としていた内容だった。景気の著しい減速を示すものではなかったと同時に、FRBが路線変更を迫られるほど力強いものでもなかった。景気は減速はしているものの、警戒すべき程度まで減速しているわけではない」と語った。

このほか、ネット通販大手アマゾン・ドットコム(AMZN.O)が1.6%安。第2・四半期決算は利益が予想を下回った。第3・四半期は営業利益が前年同期から減少する見通しを示した。

半導体大手インテル(INTC.O)は1.1%安。第3・四半期の業績見通しが市場予想を上回った。今年全体の売上高見通しを小幅上方修正したものの下落した。

来週に上海で再開する米中通商協議を巡り、結果が地合いに影響を及ぼす可能性がある。

GlobAlt Investmentsのシニアポートフォリオマネジャーは「この先、通商交渉が決裂しないことが非常に重要だ。企業決算もこれまで同様、予想をやや上回り続ける必要がある」と話した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.04対1の比率で上回った。ナスダックは2.34対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は59億株。直近20営業日の平均は63億株。

<金先物> 持ち高調整の買い戻しがやや優勢となり、小反発した。中心限月8月物の清算値は前日比4.60ドル(0.33%)高の1オンス=1419.30ドル。週間では0.52%安。

米商務省が朝方発表した2019年4〜6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比2.1%増加。米中貿易摩擦の影響により、成長率は前期(3.1%増)から大きく鈍化したものの、市場の想定内だった。

同統計の発表直後、相場はいったん下落したものの、すぐに反転上昇。持ち高調整の動きが活発となる中、売り買い一巡後は小幅プラス圏でもみ合った。来週は30、31日に連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているほか、米中貿易協議も再開される見通しとなっており、これらの行方を見極めたいとして様子見ムードが強かった。

金塊現物相場は午後1時半現在、4.000ドル高の1419.100ドル。

<米原油先物> イランをめぐる地政学的リスクが引き続き支援材料となり、小幅に続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比0.18ドル(0.32%)高の1バレル=56.20ドル。10月物は0.17ドル高の56.33ドルとなった。米メディアは25日、イランが中距離弾道ミサイル「シャハブ3」の発射実験を行い成功したと報道。イランと欧米諸国の対立が強まる中、原油相場はおおむね堅調に推移した。

ただ、米商務省が朝方に発表した2019年4─6月期の実質GDP(国内総生産)速報値が想定ほど弱くなかったとの見方などから、外国為替市場ではじりじりとドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される原油は割高感から売られやすくなり、マイナス圏に沈む場面もあった。

市場の注目は30、31両日に上海で開催される米中閣僚級貿易協議に集まっている。両国による交渉が貿易戦争妥結に向けて進展すれば、世界的なエネルギー需要の先細り観測が後退し、原油相場にはプラスとなる見通し。

ドル/円 NY終値 108.66/108.69 JPY21H=

始値 108.68 JPY=

高値 108.82

安値 108.61

ユーロ/ドル NY終値 1.1125/1.1129 EUR21H=

始値 1.113 EUR=

高値 1.1144

安値 1.1113

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 105*24.50 2.5958% US30YT=RR

前営業日終値 105*19.50 2.6030%

10年債(指標銘柄) 17時03分 102*21.00 2.0738% US10YT=RR

前営業日終値 102*21.00 2.0740%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*16.25 1.8535% US5YT=RR

前営業日終値 99*16.25 1.8540%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.13 1.8599% US2YT=RR

前営業日終値 99*25.38 1.8560%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 27192.45 +51.47 +0.19 .DJI

前営業日終値 27140.98

ナスダック総合 8330.21 +91.67 +1.11 .IXIC

前営業日終値 8238.54

S&P総合500種 3025.86 +22.19 +0.74 .SPX

前営業日終値 3003.67

COMEX金 8月限 1419.3 +4.6 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1414.7

COMEX銀 9月限 1639.7 ‐1.4 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1641.1

北海ブレント 9月限 63.46 +0.07 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 63.39

米WTI先物 9月限 56.20 +0.18 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 56.02

CRB商品指数 177.1583 ‐0.7253 .TRCCRB

前営業日終値 177.8836

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