July 29, 2019 / 10:19 PM / 24 days ago

NY市場サマリー(29日)

[29日 ロイター] - <為替> ドルが2カ月ぶり高値近辺を維持。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融危機後で初めての利下げが実施されることが予想されている。

ポンドは2年4カ月ぶり安値を更新。英国が合意がないまま欧州連合(EU)から離脱するリスクが高まっている。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.02%高の98.027と、前週末の予想を上回る第2・四半期米国内総生産(GDP)速報値を受けた上げを維持した。一時2カ月ぶり高値を更新する場面もあったものの、FOMCを控えた警戒感が上値を抑えた。

市場では、米連邦準備理事会(FRB)が30─31日のFOMCで、25ベーシスポイント(bp)の利下げに踏み切るとの見方が大勢。

BNPパリバの北米為替戦略主任、ダニエル・キャッジブ氏は「FRBの決定待ちで、静かな展開になった。ドルはおおむねしっかりで推移したことから、市場はFRBが予想ほどハト派には出ないことを見込んでいるようだ」と述べた。

また、アクション・エコノミクスのアナリストは、欧州中央銀行(ECB)が9月の利下げに向けた下地を整えていることが、ドルを下支えている可能性があると指摘した。

ユーロ/ドルEUR=は小幅上昇し、1.115ドル。

ポンド/ドルGBP=は1%強下落し、2年4カ月ぶりの安値に沈んだ。合意なきEU離脱やジョンソン英新首相が総選挙を実施する可能性を巡るリスクが高まっていることを反映した。

<債券> 今週のFOMCに注目が集まる中、国債利回りが低下した。世界経済を巡る不確実性の高まりを反映し、国債利回りは世界的に低下傾向にある。ジェフリーズのストラテジストは「31日のFOMC声明発表まで、市場はほぼ横ばいで推移する」との見方を示した。

この日はユーロ圏の国債利回りもECBの緩和観測を反映し低下。EU離脱で揺れる英国の10年債利回りも約3年ぶりの水準に低下した。

米国債利回りはこうした動きに追随し、終盤の取引で10年債US10YT=RR利回りは

2.058%と、前週26日終盤の2.081%から低下した。10年債利回りは年初から63bp低下しており、5年ぶりの大幅な低下となる可能性がある。

30年債US30YT=RR利回りは2.584%。前週末は2.601%だった。2年債US2YT=RR利回りは1.851%。前週末は1.87%だった。

今週はFOMCのほか、8月2日発表の7月の雇用統計など、米経済指標の発表も目白押し。アナリストの間では米経済の足取りは他よりは堅調とみられるが、全般的な景気心理に陰りが出ているとの見方を示している。

<株式> 買い一服。ダウ平均株価.DJIは小幅高。一方、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)やフェイスブック(FB.O)が売られ、ナスダック総合指数.IXICとS&P総合500.SPXは下落して取引を終えた。FOMCや米中通商交渉の結果待ちとなった。

ダウ構成銘柄では3M(MMM.N)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N)、アップル(AAPL.O)が上昇を主導した。

後発医薬品(ジェネリック)大手のマイラン(MYL.O)は12.6%急伸。製薬大手ファイザー(PFE.N)の特許切れ医薬品事業と統合すると発表。統合後の新企業は、性的不能治療薬「バイアグラ」やコレステロール薬「リピトール」、マイランの急性アレルギー反応緩和薬「エピペン」などを手掛けることになる。[nL4N24U3UT] 一方、同ニュースが重しとなり、ファイザーは3.8%下落。通年の利益・売上高見通し下方修正も嫌気された。

配車サービス大手リフト(LYFT.O)は2.3%安。ジョン・マクニール最高執行責任者(COO)が辞任するというCNBCの報道が圧迫した。[nL4N24U3V2]

同業ウーバー・テクノロジーズ(UBER.N)も1.4%安で終了。世界のセールス・マーケティング部門で社員の約20%を削減するとの報道が売りを誘った。

前週末に過去最高値を更新していたスターバックス(SBUX.O)は反落し、1.1%安。JPモルガンが、バリュエーションが「過度にストレッチしている」とし、投資判断を引き下げたことが悪材料となった。

<金先物> FOMCを週央に控えて様子見ムードが広がる中、小幅続伸した。中心限月8月物の清算値は前週末比1.10ドル(0.08%)高の1オンス=1420.40ドル。

30─31日のFOMCでは、FRBが25bpの利下げを決めるとの見方が支配的。会合後の記者会見で、パウエルFRB議長がその先の政策運営に関してどのような見解を示すかに市場の関心が向かう中、この日は持ち高調整の商いが中心となった。また、米中両国が今週、中国・上海で再開する閣僚級通商協議の行方も注目材料。これらのイベントを前に積極的な売り買いを仕掛ける向きは少なく、相場は朝方に一時値を大きく下げたものの、すぐに買い戻され、前週末清算値付近でのもみ合いが続いた。

<米原油先物> イランをめぐる地政学的リスクへの懸念やドル下落に伴う割安感などを背景に3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前週末比0.67ドル(1.19%)高の1バレル=56.87ドル。10月物の清算値は0.63ドル高の56.96ドルとなった。

英国防省は29日までに、イラン沖ホルムズ海峡を通過する英船舶の護衛を目的に派遣した駆逐艦「ダンカン」が近海に到着したと発表した。同海峡で19日に英国タンカーがイランの精鋭部隊「革命防衛隊」に拿捕(だほ)されたのを受けた措置。イランを巡り緊迫した情勢が続く中、朝方は買いが先行。FOMCや米中閣僚級通商協議の開催を控えて、いったん利益を確定しようとする売りに押される場面もあったが、安値を拾う動きも見られ、値を戻した。

外国為替市場で、ドルが対ユーロで軟化し、ドル建てで取引される原油などの商品の割高感が後退したことも相場の支援要因。清算値確定にかけて一時56.97ドルまで上昇した。

ドル/円 NY終値 108.77/108.80 JPY21H=

始値 108.62 JPY=

高値 108.89

安値 108.60

ユーロ/ドル NY終値 1.1144/1.1145 EUR21H=

始値 1.1124 EUR=

高値 1.1150

安値 1.1114

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 105*27.50 2.5914% US30YT=RR

前営業日終値 105*21.00 2.6010%

10年債(指標銘柄) 17時05分 102*24.00 2.0633% US10YT=RR

前営業日終値 102*19.00 2.0810%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*17.75 1.8436% US5YT=RR

前営業日終値 99*15.00 1.8620%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.38 1.8559% US2YT=RR

前営業日終値 99*24.50 1.8700%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 27221.35 +28.90 +0.11 .DJI

前営業日終値 27192.45

ナスダック総合 8293.33 -36.88 -0.44 .IXIC

前営業日終値 8330.21

S&P総合500種 3020.97 -4.89 -0.16 .SPX

前営業日終値 3025.86

COMEX金 8月限 1420.4 +1.1 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1419.3

COMEX銀 9月限 1644.0 +4.3 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1639.7

北海ブレント 9月限 63.71 +0.25 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 63.46

米WTI先物 9月限 56.87 +0.67 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 56.20

CRB商品指数 177.7993 +0.6410 .TRCCRB

前営業日終値 177.1583

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