August 1, 2019 / 10:25 PM / 4 months ago

NY市場サマリー(1日)

[1日 ロイター] - <為替> ドルが対円で下落。トランプ米大統領がこの日、3000億ドル相当の中国製品に対し10%の追加関税を9月1日から課すと発表したことを受けた。

トランプ大統領は一連のツイートで、中国が米農産品を購入するという約束を果たしていないと不満を表明したほか、合成オピオイド「フェンタニル」の取り締まりで習近平・中国国家主席が十分な取り組みを行っていないと批判した。[nL4N24X4VH]

米中は今週、上海で閣僚級協議を開催。双方ともに協議は建設的だったと評したが、進展はほとんどなかったとみられ、交渉は長期化する見通しとなった。次回の会合は9月に米国で開く。[nL4N24W3CT]

終盤の取引でドルは対円JPY=で107.31円に下落。オーバーナイトでは2カ月ぶりの高値を付けていた。安全資産とみられる円は、リスク回避が強まり上昇した。ドル指数.DXYはトランプ氏投稿後に下落に転じ、0.20%安の98.325。

前日のドルは、米連邦準備理事会(FRB)が予想通り10年ぶりの利下げに踏み切ったものの、パウエル議長が政策決定後の会見で利下げサイクルの始まりではないと強調し、約2年ぶりの高値を更新した。[nL4N24W51E]

TDセキュリティーズのシニアFXストラテジストは「金利市場でかなり大きな動きがあり、外為もその影響を受けた。ただ、ドル/円以外は比較的変動は控えめだ」と述べた。

ドル安を受け、前日に2年2カ月ぶり安値を付けたユーロEUR=は反発。終盤の取引では0.13%高の1.1088ドル。

英ポンドGBP=は一時2年半ぶりの安値を付け、その後は0.06%安の1.2150ドル。

<債券> 国債利回りが低下。指標10年債利回りは2016年11月以来の低水準を付けた。トランプ大統領が対中関税を発動すると表明したことを受け、安全資産としての国債買いが膨らんだ。

オックスフォード・エコノミクスの首席アナリスト、ジョン・キャナバン氏は「トランプ大統領の追加関税の脅しは引き続き世界経済に対するマイナス要因となり、米債市場を支援する」と述べた。

前日は、FRBが10年ぶりの利下げに踏み切ったが、利下げは「サイクルの半ばにおける調整」的な性格を持つとし、利下げサイクルの開始は示唆しなかった。

CMEグループのフェドウォッチによると、市場では73%の確率で9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが実施されるとの見方が織り込まれた。前日終盤は51%となっていた。

アナリストによると、ユーロ圏の中核国債利回りが軒並み過去最低を更新していることも、米債利回りへの押し下げ圧力となっている。

終盤の取引で、10年債利回りUS10YT=RRは12.60ベーシスポイント(bp)低下し、1.895%。1日の下げとしては昨年5月29日以来の大きさとなる。トランプ大統領の対中関税方針の発表後、利回りは16年11月9日以来の低水準となる1.876%に沈んだ。

30年債価格US30YT=RRは2ポイント急上昇し、利回りは8.8bp低下の2.438%。一時、16年10月以来の低水準となる2.422%を記録した。

2日に発表される7月の米雇用統計が注目される。

<株式> 連日の大幅安となり、ダウ工業株30種.DJIは280ドル値下がりした。当初は上げていたものの、その後トランプ米大統領が対中関税の「第4弾」を9月に発動すると表明したことをきっかけに売りが一気に膨らんだ。[nL4N24X4VH]

大統領の表明を受け、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は6月4日以来の水準に上昇した。

前日はFRBが10年半ぶりの利下げを決めたが、パウエル議長の発言を受けて追加利下げ期待が後退。米株市場は大幅安となった。

ジョーンズトレーディングの主任市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「トランプ米大統領が貿易戦争を進めるためパウエル議長をいじめているように見える。市場は好感しないだろう」と述べた。

序盤の米株市場は、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)、食品大手ケロッグ(K.N)、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ.N)などの決算を好感し、上昇していた。

<金先物> 米追加利下げ観測の後退を受けたドル高・ユーロ安基調が重しとなり、続落した。中心限 月12月物の清算値は前日比5.40ドル(0.38%)安の1オンス=1432.40ドル。

FRBは前日、政策金利の25ベーシスポイント(bp)引き下げと保有資産の圧縮終了を決めた。しかし、会合後の記者会見で、パウエル議長が「長期利下げ局面の始まりではない」と発言したことを受け、50bpの大幅利下げや年内の一段の金利緩和を見込んでいた向きがドルの買い戻しに動き、ドル建てで取引される金塊の割高感につながった。

31日朝にかけてもユーロなどに対してドル高基調が継続し、金塊相場は一時1412.10ドルまで下落。ただ、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した7月の製造業景況指数がほぼ3年ぶりの低水準に悪化したことをきっかけにドルが小緩み、金塊はこれを手掛かりに下げ幅を縮小した。

<米原油先物>  トランプ政権による対中関税の拡大方針を受けてエネルギー需要の減退懸念が再燃する中、急反落した。マイナスは6営業日ぶり。米国産標準油種WTI9月物の清算値は前日比4.63ドル(7.90%)安の1バレル=53.95ドルと、中心限月の清算値ベースとしては約1カ月半ぶりの安値となった。10月物の清算値は4.62ドル安の54. 01ドル。

この日は朝方からドル高・ユーロ安に伴う割高感を受けた売りが先行。米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した週報で米国内原油生産の増加が示され、供給過剰をめぐる懸念が原油売りを後押しした。

さらに午後にはトランプ大統領による対中関税拡大方針の表明をきっかけに売りが殺到し下げ幅を拡大。米中の通商協議が長期化すれば、世界的なエネルギー需要の減退を招くとの不安が投資家心理を圧迫し、相場は一時53.59ドルまで下落した。

ドル/円 NY終値 107.33/107.36 JPY21H=

始値 108.98 JPY=

高値 109.01

安値 107.27

ユーロ/ドル NY終値 1.1083/1.1087 EUR21H=

始値 1.1033 EUR=

高値 1.1095

安値 1.1028

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 108*31.00 2.4490% US30YT=RR

前営業日終値 107*09.00 2.5260%

10年債(指標銘柄) 17時05分 104*06.50 1.9021% US10YT=RR

前営業日終値 103*04.00 2.0210%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*08.75 1.6927% US5YT=RR

前営業日終値 99*17.50 1.8450%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.00 1.7500% US2YT=RR

前営業日終値 99*23.38 1.8880%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26583.42 -280.85 -1.05 .DJI

前営業日終値 26864.27

ナスダック総合 8111.12 -64.30 -0.79 .IXIC

前営業日終値 8175.42

S&P総合500種 2953.56 -26.82 -0.90 .SPX

前営業日終値 2980.38

COMEX金 12月限 1432.4 ‐5.4 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1437.8

COMEX銀 9月限 1618.0 ‐22.5 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1640.5

北海ブレント 10月限 60.50 ‐4.55 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 65.05

米WTI先物 9月限 53.95 ‐4.63 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 58.58

CRB商品指数 172.8039 ‐5.7218 .TRCCRB

前営業日終値 178.5257

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